今回は洗車の基本情報を詰め込んだ記事になっています。
こんにちは洗車マニアのテールウォーカー@tailwalker020です。
洗車の方法って色々なメーカーが違うことを言っており全然分からなくないですか?
TW(テールウォーカー)も洗車を覚えよう!って思ってたときは色々な情報に踊らされました。
- 極論な言い方
- 抽象的な言い方
- 訳の分からない理屈
- そもそも汚れの除去方法を分かっていない除去方法
- ロクに検証していない洗車方法の是非
多分、大手メディアが推奨している洗車方法をしてもイマイチ、キレイにならないことも…
そんな中で色々と『経験』を積んだことで色々と見えることも増えてきました。
というか、ネットで調べて内容が薄い情報、改善できない作業方法ばっかりなのも考えものですよね 笑
なのでこの記事を読めば基本的な汚れであれば問題なく作業できるように解説していきますね。
洗車の基本的な道具について
基本的な洗車道具として必要なものは
- スポンジorムートン(好みに応じて)
- ホイール、下回り用のスポンジ(劣化したのでも十分)
- マイクロファイバークロス(洗車スポンジがわりor拭き取り用)
- シャンプー(使い方による。なくても可)
- バケツ(汚れてるよう・キレイなようで分けれるとより良い)
もちろんキレイを求めていくとツールは増える傾向にあるけど、基本的な洗車であればコレだけツールがあれば十分かな?
洗車時のスポンジについて
洗車時にボディに使う王道といえば『スポンジタイプ』ですよね。
手に入れやすく、コストも安い、そしてどこでも購入しやすいということではないでしょうか?
特徴としては
- スポンジなので泡を作るのが容易
- 泡を上手く使うことで洗車傷を軽減する
- 滑りが少ないとグリップする傾向
- 砂がスポンジに噛んでも簡単に濯げる
- 保管が楽
- シャンプーを使わない水洗いでは、逆に使いにくいかも
TWはこのように泡を沢山出すことで少しでも滑りやすくしてキズを軽減させることが目的。
なのでクリーミーな泡を作っておいて、常に大量の水とシャンプーを含ませることで、常に滑り具合をアジャストすることでキズが入りにくい洗車方法を可能にしてくれます。
洗車時のマイクロファイバークロスについて
恐らく、摩擦という意味では『マイクロファイバークロス』が一番滑りやすいと思いますし、実際一番キズが入りにくい傾向があると感じています(あくまで傾向)
『GANBASS』さんにより一気にマイクロファイバークロスでの洗車を流行らせて、今でもマイクロファイバークロスの洗車がメインにしている人も多い。
特徴としては
- 滑りやすさ◎
- 元々の素材の柔らかさ◎
- シャンプーと組み合わせることで、滑りはかなり良くなる
- クロス状なので狭いところにも入れやすい
- 握り手がないので落としやすい
- 繊維にゴミが絡まってしまい除去しにくいことも
- 細かいところはも入りやすい為、洗車しやすい
洗車用のマイクロファイバークロスはそこそこ価格もする為、人によってはコストパフォーマンスの高い『コストコのマイクロファイバークロス』で洗車をする人もいますね^^
一枚あたりアマゾンで買っても80円以下で使用できてクオリティも高い為、本当にオススメの製品(と言うかコスパ最強のクロス)
洗車時のムートンについて
ムートンを使っている人は塗装を理解していないという製品ですが個人的には、一番好きなツール。
- 触った感じだと一番ゴワゴワ(TWの主観)
- 汚れの除去能力は一番高い(汚れを絡めとってくれる)
- 大きいので広い範囲を洗車できる
- スポンジやクロスは地面に落としてしまうことがあるが、ムートンはミットタイプだったり持ち手があるので落としにくい
- ムートンの繊維に汚れが絡んでキズを入れる可能性がある
TWは基本的にムートンをメインで使っていますが、キズが異常に入るなどど感じたことはありません。
自分は検証などを含めてしょっちゅう洗車をしています。
多い時は週3回ぐらいかな
それでボンネットの傷の状態はこんな感じ
黒ですがキズはそんなに見当たりません。
使い方次第では全然問題ないレベルでの洗車を可能にしてくれています。
適切な使い方をすることで、素早くキレイに洗車できるのが『ムートン』
TW的には非常にオススメしたいツールですね^^
洗車傷に関してはツールよりも使い方が大事
上記で軽く説明したように、基本的にツールのチョイスは好みで良いです。
それよりも、洗車の方法が一番大事
特に難しいことはありません。
- 洗車ツールに合わせた傷の入りにくい道具の使い方
- 汚れを引きずらないようにこまめに濯ぐ
上記の2点をするだけで洗車傷はかなり軽減できます。
以前、洗車傷の実験でツールの違いでキズがどれぐらい入るかを試したのですが
汚れがほとんど付着していない状況ではキズは殆ど変わらない結果に
TW自身、洗車をしていて洗車ツールをひたすら濯ぐようになってから洗車傷を気にしなくても極端にキズが増えると感じることはほぼ無くなりました^^
洗車機と手洗い洗車は洗車傷の量は違う?
『洗車機』と『手洗い』洗車傷の量は違うのか?とよく聞かれたりしますが、基本的に『キレイな状態』と『汚い状態』では結果が変わります。
キレイな状態から洗車機に入れた場合は、ほぼ洗車機に入れても洗車傷は分からないことが、ほとんど(塗装状態で結果は大きく変わります)
実際に洗車機に入れる前の状態から洗車機に入れた状態
洗車機に入れているとバチバチ音が鳴って、絶対にキズが入ってるだろうなと感じるんですけどね^^;
これは自分自身も意外な結果でした。
先ほども触れたのですが
洗車傷の大きな原因は汚れの引きずり。
手洗い洗車であればこまめにに濯ぐことで、汚れの引きずりを極力防ぐことは可能
ただ洗車機だと基本的に一回動き始めると、ノンストップで動くため汚れを引きずりながら洗車されてしまいます。
しかも洗車機だとブラシが上手く当たらず、汚れが大量に残っていることも^^;
さらにガソリンスタンドで用意してくれているクロスはガサガサの状態であることが多く、拭き取り時も残った汚れを引きずりながら、タオルでもキズが入るというダブルパンチ…
洗車機を上手く使うなら洗車機に入れる前の予洗い洗車が大事になってきますが、汚れの付着が多い時は普通に手洗い洗車に切り替えてしまった方が時間的にも結果的にも良くなる傾向^^
洗車機でもキズが入らないではなく、汚れの状態を見極めた上での使い方が大事になってきます。
洗車機と手洗い洗車の比較記事もありますので詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
洗車の基本的な流れ
ホイール、下回り | ちぎったスポンジで作業すると良い・・・時間目安 10分 |
---|---|
ボディ・ガラス | 基本的には上部から洗車をしていく・・・時間目安 15分 |
拭き取り | 大判のクロスで一気に拭き取り ・・・時間目安 5分 |
エアーブロー | ブロワーにて細かいところをエアブロー・時間目安 5分 |
コーティング | 好みのコーティングを施工 ・・・時間目安 物による |
洗車方法 ホイール
作業的には特段難しくもなく
- 水で濯ぐ
- シャンプーor鉄粉除去を吹き付ける
- ちぎったスポンジでホイールをキレイにする
- 水で濯ぐ
ホイールは泥などの付着量が多く、最初に大きな汚れを除去することで後々の洗車に影響を与えないことを目的としています(ボディをキレイにしたのにホイールを洗っているときに泥はねしてしまいボディに付着など)
まあ正直、後でも良いかな?と思ったりもしますが、ボディをキレイにした後にホイールをキレイにするために使ったケミカルなどの付着する可能性を考えると最初にキレイにした方が無難
ちなみにタイヤ自体の汚れを落としたい時はアルカリ系洗浄剤を使ってブラシで擦ってあげるとキレイになりますよ。
ホイールを洗う時の注意点でブレーキローターに水をかけると錆びるから水をかけないでと言っている人もいますが、ローターが錆びたとしてもブレーキパッドで錆びが削られるので基本的に問題ありません。
おすすめのホイールクリーナーはマグアイアーズのホイールクリーナー
こちらはアルカリ系のホイールクリーナーでタイヤと一緒に洗浄もやりやすい。
タイヤハウス内にも有効なのでホイールと一緒に洗浄するのもアリ^^
タイヤ部分は硬めのブラシで擦ってあげると汚れを除去しやすくなりますよ♪
それと一緒におすすめしたいのがSONAX(ソナックス)のホイールクリーナー
SONAXのホイールクリーナーは鉄粉除去剤ベースのホイールクリーナーと思ってもらって良いです。
先ほど紹介したマグアイアーズのホイールクリーナーとは汚れにアタックする方向性が違うので、併用することでより高い効果を発揮します。
TW的には先にマグアイアーズのホイールクリーナーを使った後に使うのを推奨
ケミカルを使う時の注意点ですが
基本的に乾かさない
ケミカル使用後はしっかりシャワーで濯ぐ(残留成分が怖いかたは中性シャンプーでもう一回洗うのもあり)
ケミカルを使う対象物に使う時は注意が必要。場合によってはシミになってしまうことも…
純正などのクリアが吹かれているホイールは基本的に問題ありませんが、アルマイトのホイールなどは注意が必要
不安な時は目立たないところでテスト的に使って問題ないことを確認してから使った方が安全
ケミカルを使う時は手が荒れるので手袋を使用して使おう
ホイールを洗う時はホイールブラシがあると便利♪
更に効率UPにつながりますし、ホイールの奥側もキレイにしたいなら必須
ホイールクリーナーと組み合わせることで、より良い結果になります^^
洗車方法 ボディ、ウィンドウガラス
洗車の方法は色々語られていますがシンプルに考えて問題ありません。
よく言われるのは
- クルマの上部から基本的に洗う
- 上からだと乾いてしまうから、下から洗う
- シャンプーは使った方が良い
他にも色々ありますが、大まかにはこのような感じのことを言われていますよね。
ただTWの見解としては
理由としてはどれも正解なんですけど、場合によっては良くないことも普通にあります。
セオリーは大事なんですけど、洗車方法に関してセオリーに縛られすぎじゃありませんか?
セオリーに縛られしぎて、マイナスになりかねない洗車をしてしまうのはもったいない
本当に洗車を難しく考える人は多い…
大事にするのはたった4点!
- 力を入れない(基本的になでる程度ぐらいの力)
- 汚れを引きずらない(汚れたらすぐに濯ぐ)
- 乾燥させない(天候状態)
- ピラー、ルーフに強く体重を乗せない
力を入れないのは当然ですが、点で力をかけないのが重要(指で擦るような行為)
基本的に面で捉えるのが大事
汚れを引きずらないのは洗車ツールの選択で書いたことと一緒で、洗車傷の大きな要因は汚れの引きずりなので、汚れが蓄積してきたらただ濯げば良いだけ
乾燥させないというのは基本的な事で天候と洗車タイミングさえ考えれば、難しい話ではありません。
TW的には上記さえ気を付けていれば、プレスラインをまたいで洗車しようが円運動で洗車しようが問題ないと思ってます。
スポンジの動かし方がどうだとか興味ありません。
汚れを引きずっているかいないかが一番大事なので、汚れを引きずっていれば正しい動きをしてようがキズは普通に入ります(大事なことなので何回も繰り返し記載しています)
ここで大事なのが、ピラーとルーフに体重をかけないこと
これは本当に大事でピラーとルーフは簡単に凹みます洗車動画を見ているとたまにピラーに体重を乗せて作業している人がいるので注意が必要
これを防ぐには脚立の使用などが必須ですね
自分の洗車風景を簡単に撮ってみました。
特に特殊な作業があるわけではなく、汚れたら濯いで洗車してるだけの動画です 笑
ユーチューブに流れているプロの洗車を見ても分かる通り、特に特別なことはしていません。
プロの洗車だからこそ、すごいということはなくポイントを抑えればキズが入らない洗車は誰でもできますよ^^
シャンプーを使う場合は
- 中性のシャンプー(アルカリ・酸性は使わない)
- 撥水シャンプーはNG(コーティング効果が撥水シャンプーの性能になってしまうため)
- コンパウンド入りはNG
通常の洗車で落ちない汚れはケミカルを使うことで、簡単にキレイにすることが可能
というかキレイの維持をするにはケミカル知識は必須。
というかケミカルの良さを正しく理解できると『感動するレベル』でキレイになります 笑
洗車時の細部の洗浄
洗車の大事な要素である細部洗浄
細部がキレイであるかないかは非常に大事な要素
細部がキレイだとクルマの美観もギュっと引き締まるのでより美しく見える傾向に^^
ここで便利なのが上記の写真にあるような『ディテイリングブラシ』
これとシャンプーを組み合わせることで細部の洗浄もやりやすくなりますね
洗車の時はシャンプー洗車or水洗い?
TWが洗車の時はシャンプー使うか使わないかはケースバイケースですが、自分自身のクルマを洗車する時は水洗いで済ますことも多い
シャンプーを使うとしても、ムートンを濯ぐ為だけに使うぐらい
その代わりに流水洗車をすることで、洗車傷の軽減を目的にして洗車をしています。
シャンプー洗車は野外で洗車しているとシャンプー染みになってしまうこともあり、使わない方がスッキリ仕上がると思う人もいるのではないでしょうか?
泡を作るためにシャンプー濃度を濃くしすぎることもあり、濯ぐのが大変になってしまうので泡泡にするのが決して正しいわけではないと思っています。
先ほどの洗車動画でも簡単に流水洗車をしていましたが
こんな感じ
シャンプー洗車か水洗いかは好みや環境で使い分けるのが大事
普段行う洗車というのは汚れを全て落としきる洗車ではなく、あくまで簡単に落ちる汚れを除去するための行為というのを理解した方が良いです。
洗車時の拭き取り
洗車時の拭き取りは色々な方法が推奨されています。
- 拭き取らずにブロワーで水分を飛ばす(時間がかかりすぎる。乾いてしまうリスク)
- 新しいマイクロファイバー2枚使って素早く拭き上げていく(絞らないといけない)
ただTWはどちらも作業的にめんどくさいので、粗拭きとして『シルクドライヤー』のような大判クロスを使います。
最初はこのようなクロスを使うとキズが入るイメージがあったのですが、実際に使ってみると作業性の良さから、もう手放せないレベルで良い製品です。
シルクドライヤーは使い方次第ではキズが入らないのですが、素材的には綿タオルのような感じの素材なのでキズを入れそうで怖いというかたはマイクロファイバーがベースになっている『ソフトドライヤー』という製品もあるのでそちらで試してみるのもありです。
レビュー記事も書いています^^
上記のようなクロスで全体を粗拭きしたあとにブロワーを併用することで、細部の水も吹き飛ばしてクオリティを高めることができます。
ブロワーはクロスが入らない場所で重宝するので『グリル』『ドアの内側』『ミラー内部』などの所をブローすることで洗車の効率・クオリティアップに繋がりますのであると便利ですよ^^
ブロワーがどんなものか、どういう製品があるかはこちらの記事をどうぞ
拭き取りの最後は窓ガラスですが固く絞った水拭きクロスと乾いたクロスで拭き上げれば問題なくキレイになると思いますよ♪
通常の洗車で落ちない汚れの除去方法
基本的な洗車方法を紹介しましたが、次に紹介するのが通常の洗車で落ちない汚れの除去方法の紹介です。
洗車時の汚れの種類はこんな感じ
砂汚れ | 通常の洗車で除去可能 |
---|---|
スケール(雨ジミ・ウロコ) | 無機系の汚れ 酸性のケミカルを使うことで除去可能 |
油汚れ(ミラー下の黒ジミ) | クリーナー系で除去可能 |
鉄粉 | 鉄粉除去剤・トラップ粘土で除去可能 |
虫汚れ | 虫汚れはふやかすことで除去可能 |
花粉 | 熱処理にて除去可能 |
鳥フン | 気づいた段階での早期除去をおすすめ |
ピッチ・タール | シリコンオフでの除去が可能 |
スケール(雨ジミ・ウロコ)の除去方法
『スケール』とは雨ジミ・ウロコ・イオンデポジットの総称のことを言います。
イメージ的には下記のような感じ
このような汚れってスムーズに除去できないんですよね?
シャンプーやってもキレイにならないし
間違った洗車をしてしまうとこのような感じになってしまうのはあるあるですよね?
クリーナー系のケミカルを使うことで軽度のスケールは除去できることはありますが
重度の状態になるとキレイにできないことも…
そこで『酸性ケミカル』を使うと簡単にキレイに除去できます。
さっきの状態から30秒くらいで除去。
軽度のスケールなら秒殺です♪
今回使ったのは酸性ケミカルである『REBOOT』
スケールはクルマの美観を損なう大きな要素。
固く絞った水拭きに『REBOOT』をつけて拭き上げるだけ。
このような感じで蓄積されたスケールが酸性ケミカルによって反応して白くなっているのが分かると思います。
これを反応しなくなるまで拭き取りしてあげます。
ざっくり言うならラップが1枚包まれているようなイメージ。
当然それを除去したら非常にキレイに。
これを実践するといかにキレイにするってこう言うことかと実感できるので実際に使ってみることをオススメします^^
以前はスケールがつくと研磨しないとダメとかいう謎理論を言っている人がいましたが、酸性ケミカルを使えば除去できるのが分かりますね(今でも研磨しないとダメと言っている人もいますが…)
重度のスケールによりシミが陥没してしまうと、塗装自体が変形してしまい研磨しないと除去できない可能性も出てきます。
基本的に酸性ケミカルで除去できないものは『陥没ジミ』『違う汚れ』の可能性が基本的に高いので『違うケミカル』を試して落ちなければ『研磨』と言う感じになるかな…
ちなみにスケールは塗装より硬いと言われているので、研磨する方が逆に時間がかかることも…
メンテナンスだけではなく、研磨前の下地処理にも必須なケミカルです
ガラスに使用するとガラスが白ボケしたり、陥没してしまうこともあるのでガラスの使用はNG
外車の金属モールなどもリスクが高く、変色してしまう可能性があるので使用は控えましょう
油汚れ(水垢)の除去方法
非常に見にくいのですが、塗装面における『油汚れ』はミラー下から垂れる黒いシミではないでしょうか?
ちょうどよい写真がゲットできなくて、諦めました 笑
これも固着する前だと簡単にキレイにできるので、問題ありませんが固着すると除去できなかったりしますよね。
その時に便利なのが『PM-LIGHT』や『HDクレンズ』です。
これらの製品は非常に使い簡単は簡単で
TW(テールウォーカー )は1パネルに対して、このぐらいの量をとって施工しています。
基本的には濡らしたクロスで塗り込みます。ドライの状態で塗りこむと粘度が高い為、上手く塗り込めなかったり、キズが入る要素が増えてしまいます。
もしくは甘絞り状態のクロスで施工しても問題ないと思います。
しっかり塗装面にHDクレンズが付いていればOK^^
もしくはザイモールのアプリケーター(塗り込みスポンジ)を濡らして施工するのもあり
部分的にキズ消しをしたいときはアプリケーターの方が使いやすいかも
詳しくは天然ワックス施工時に便利!ザイモールのアプリケーター 施工時の裏技ありをご覧ください
こんな感じで塗り込んだら、『水拭き』『乾拭き』で仕上げるだけです。
水拭きの時に甘絞りの水拭き⇨固く絞ったクロスにて水拭き⇨乾拭きが確実^^
拭き取りは早めに施工すると良い感じで施工できます。
拭き取りが大変という声があったのでイメージが湧きやすいように施工方法を動画にしました(雑ですが 笑)
基本的にはこのような流れで作業すればOKです。
そうすれば基本的にミラー下から垂れている黒いシミは除去できると思います。
場合によってはここで再度『酸性ケミカル』を使うことで良い結果になることもあるので覚えておいてください^^
鉄粉の除去方法
よく鉄粉を『トラップ粘土』を使ってキレイにしようなんて声もありますが、TW的にはオススメできません。
理由としてはシンプルで普通にキズが入るからです。
基本的に塗装を理解している人にとっては、当然のことなんですが大手コーティングメーカーはコーティング前の下地処理に推奨しています。
DIYで鉄粉除去をする場合は鉄粉除去剤の使用で取れないのは諦めた方がいい。
鉄粉が刺さると言う表現をしますが正確には
固着レベルが上がる=鉄粉が塗装に強く食いつく=鉄粉が刺さる
と言う感じで文字通り刺さっているわけではなく、固着のレベルの表現だと思った方がいいですね。
なので鉄粉除去剤を使用することで、固着している鉄粉以外の除去が大切になってきます。
使い方としてはこれも非常に簡単で鉄粉除去剤を『吹き付ける』『シャンプーがわりにして洗車』するのどちらかがオススメ。
鉄粉除去剤の匂いは非常に強烈なのでスプレーだと肺に入ると普通にむせます^^;
なのでシャンプーがわりに洗車してみるのも良いです^^
ある程度は反応して紫色になっていますが、そんなに鉄粉の付着はありません。
紫の所が鉄粉付着だと思ってください。
DIYだと数回繰り返して、それで終わらして良いかな。
ここから鉄粉を完璧に除去したいなら『トラップ粘土』を使うのが良いですね^^(DIYで研磨できる人推奨)
粘土の使い方は慣れるまで少し難しいかもしれません。
まず最初に粘土をこねて、面で当たるように平らに形を整える。
平らになったらボディに水がついている状態を確認したら粘土を滑らせるように擦っていきます。
この時に水量が少ないとボディに粘土がこびりつくので注意。
ある程度かけるとボディに当てている面が付着物で汚れてきます。
あまり汚れていませんが鉄粉が多かったりすると粘土が茶色に 笑
ある程度、面に付着物が付着すると除去能力が低下しますので、汚れた面を内側に折りたたみます。
数回折りたたみ、粘土を平らに。
常にキレイな面をボディに当てること。鉄粉などの付着物を粘土を使って除去する場合はこの作業の繰り返し。
この時に再度『鉄粉除去剤』を吹き付けることで残っている鉄粉の発見ができますので除去が終わったかなと思ったら吹き付けて確認してみましょう^^
粘土を使ったことによる鉄粉除去のキズがどれぐらい入るか?
他のツールとの比較記事もありますので参考にしてみてください。
虫の除去方法
夏の厄介な汚れである『虫汚れ』
非常に厄介な汚れでキレイにしても夜に街灯がない通りを走ると、フロント一面が汚れだらけになることもある非常に厄介な汚れ
除去方法は非常にシンプルでケミカル・シャンプー・水で虫をふやかせて除去するだけ
まずシャンプー洗車を行います。
それで落ちる場合はそれでOKだし、早期に洗車すれば問題なく除去できると思います。
ある程度、放置(乾かさないように注意)
これで除去できる場合はこれで水で流してフィニッシュ
ですが、取れない場合もありますので吹き付けた後にクロスなどの面に『虫取りクリーナー』を吹き付けて、そのクロスを対象物のところに被せてまた吹き付けます。
この方法をやる理由として、乾燥させないようにしてケミカルを使える時間を増やすということです。
ケミカルが乾いてしまうと効果を発揮しませんし、最悪ケミカルで塗装にダメージを入れてしまうかも知れませんので注意が必要です。
これをやることで少しでも虫の死骸に対して、少しでも染みこまして除去するのが目的。
虫汚れの除去は、少しでも虫の死骸をふやかして除去するということがポイント
なので基本的には水でもシャンプーでも代用は可能ですが、虫取りクリーナーを使うことで効率を上げるということですね。
虫除去に使うケミカルはコレ
花粉の除去方法
花粉は毎年春の時期に来る非常に厄介や汚れ
コーティングを施工しても翌日には花粉だらけになり、撥水の低下が見られたり、すでに花粉汚れが固着していたり本当に嫌になります…
黄色い花粉も非常に厄介なのですが、最も厄介なのはこの花粉の下に眠る花粉シミ
このシミは普通の洗車では落ちません。
花粉のペクチンと呼ばれる成分が塗装内に入り込んでしまいケミカルを使っても反応しません。
このまま研磨してしまうと除去できなくなってしまうこともあり『とりあえず磨いてしまえ!』は致命的な結果になることもあるので注意が必要。
これを除去するための大事なキーワードは『熱処理』
熱を加えてあげることで、塗装を動かし内部にあるペクチンを破壊してキレイになっていきます。
熱処理の中で最もメジャーな花粉除去をする方法はヒートガンを使った除去方法
ヒートガンはめちゃめちゃ熱いドライヤーだと思ってください。
これで炙ってあげて温度を上げるような感じで除去します。
写真でもBefore Afterでどうぞ
かなりスッキリしているのが分かると思います^^
ただヒートガンは非常にお手軽な分、デメリットもエゲツないです。最大600度の温風を送るので、樹脂部品などは簡単に溶けます^^;
非接触温度計などを使いながら塗装面の温度を確認しつつ、ヒートガンで炙るとリスクは減らせます。
花粉シミが除去できないからと言ってムリに追うと、だいたい悪いことが起きるので深追いは禁物!
あくまでプロ向けなので、慣れていない方にはオススメしません
熱湯で除去する
これが一番安全でおすすめの作業方法。
もうひたすら熱湯をかけるのみ 笑
ただ注意して欲しいのがマイクロファイバーなどを敷いて上にかけること。
本来長く熱湯を塗装に当てるためにクロスにお湯を含ませるのが目的です。
このやり方だと場合によっては花粉が再付着することを確認しています。
これはプロの方にも『ハッ?』て言われるかもしれませんが、熱湯をかけ続けていると花粉が浮いてきて流れるのが見えます。
そんな時にマイクロファイバークロスをずっと敷いたままにしておくと、マイクロファイバークロスに引っかかった状態で花粉がクロス内に残留します。
そのあと冷めた時にキレイに花粉が塗装内に戻ったことがあるのを経験したことがあります 笑
なので適度に流してあげたり、軽く浮いてきた花粉を塗装面に残留させない工夫はした方が良いです^^
一番理想なのは業務用高圧洗浄機についているボイラーって最高80度くらいでるので、それで流し続けるのが確実♪
これも信じてくれない人が多いのですが、その状態でお湯をかけ続けていると花粉シミになっているところがアメーバ状に浮いてきて気持ち悪いです 笑
本当に不思議^^;
TW的には熱湯が一番確実かつ安全です♪
花粉についての記事はこちら
鳥フンの除去方法
鳥フンの除去方法は簡単
ひたすら濯ぐだけこれにつきます。
鳥フンは鳥が食べている食事内容でシミになりやすさ
硬い異物など差があるので基本的には触らないで除去できるのが一番良い。
ただ除去ポイントが一つあって、気づいた段階でできるだけ早く除去できるかが大事
汚れの質としては塗装のヒビ割れを起こすほど強力な汚れなので、塗装面に少しでも長く滞留させないのが重要
ピッチ・タールの除去方法
ピッチ・タールはアスファルトの跳ね返りです。
なので舗装したばっかりで出来立てホヤホヤのアスファルト、夏の日差しで暑く焼けた道路等を走行するとよく付着します。
ピッチ・タールっていうか汚れ自体がカチカチなので感覚としては普通に『石』ですよね?
ピッチ・タールは走行する場所や車の使用環境によって多少の違いはありますがほとんどのクルマに付着しています。
洗車を全くしない人のクルマには大量に付着していますし、ついてから時間も経っていることが多いのでただでさえカチカチの汚れがもっとカチカチに…^^;
簡単に取れる時もありますが、結構時間かかることもあります。
軽度の汚れであれば
上記のケミカルで除去できますがカチカチレベルだと、シリコンオフを使わないと除去するのは難しい傾向。
シリコンオフを使ってキレイに除去していきます。
シリコンオフをつけて、しつこく作業するとキレイに除去できますね^^
シリコンオフで反応しないときは違う汚れの可能性もあるのでクリーナー系を併用しながら作業するとスッキリ仕上がります。
洗車時に持っておきたい高圧洗浄機
やはり高圧洗浄機は洗車をする上で持っておきたいツールですね。
というのも個人的には塗装面で使うというよりは、細部の大まかな汚れを高圧洗浄機で除去したりタイヤハウス内で非常に重宝するのが高圧洗浄機。
オプションでオススメなのが『フレキシブル可変ノズル』
フレキシブルノズルの良い所は自由自在に動く所はもちろん上記のように直角曲がることで
普通には届かない位置もダイレクトに噴射できることです♪
最初の動画にあったような感じで自由自在です^^
フェンダーの裏側とか普通だと当てれないですからね。これがあることでノズルが入る隙間さえあれば、サスペンションなどもスッキリ泥汚れをキレイに除去できます。
そして下回りもコイツがあることでダイレクトに洗浄してくれるので、わざわざ潜りもんで泥汚れを落とさなくてもキレイに♪
これがあれば泥だらけの車も怖くないですね!
ちなみに動画だとこんな感じ
そしてもう一個オススメしたいのが『スノーフォーム』
これを使うことで泡泡洗車をすることも可能なので洗車が楽しくなりますね^^
高圧洗浄機があることで洗車効率UPと楽しみが増えるので、もし買えるなら買っといた方が洗車が楽しくなります。
洗車をした後はコーティングがオススメ
せっかくキレイにした後はコーティングを施工することで、ウットリした艶を引き出すことが出来ます^^
TWのオススメは『天然ワックス』ですが、そこは好みで『ガラスコーティング』『ポリマー』『シリコン洗車』を施工しましょう。
TWがオススメしたいのはザイモールの『チタニウムグレイズ』
非常にバランスが良い天然ワックスで初めての天然ワックスとしては非常に良い製品だと思います。
そこから色々な天然ワックスに触れていくと良いかな?
天然ワックスを施工していてメンテナンスで使うなら『フィールドグレイズ』が良いですね。
天然ワックスの必需品
撥水に優れているわけではありませんが、天然ワックスを使っているなら防汚性などは良い結果が出ると思いますよ^^
洗車の車内清掃 番外編
DIYでのルームクリーニングは少しハードルが高いです。
フロアマットなどは一回がっつり汚してしまうと『パルスエアーガン』『高圧洗浄機』などがないとキレイにするのは難しい
そうすると掃除機で吸うぐらいしかできませんよね?
そこで個人的にオススメしたいのが『BLACK&DECKERの掃除機』
これはホースが付いているタイプの掃除機でホースがあることで細かいところの掃除も良い感じにできます。
12Vのタイプでクルマのシガーソケットで充電できるタイプと18V or 14.4Vの家庭用電源充電タイプがあるので好みで選択しましょう。
洗車マニュアルのまとめ
- マイクロファイバー、スポンジ、ムートンどれを使うかは好み
- 洗車機は言うほどキズは入らないが汚れの状況次第ではキズだらけになる可能性あり
- 洗車の最初はホイールから後の順番はなんでも良い
- 洗車のセオリーに縛られすぎない方が良い
- 力を入れない、汚れを引きずらない、乾燥させない、ピラーに体重を乗せない
- 通常の洗車で落ちない汚れはケミカルを使う
- 普段と違う汚れで悩んだらこの記事をもう一回見直してみてください
色々洗車していく中で悩むことは色々あると思いますが、大まかなクルマの汚れに関しては今回紹介した汚れが多いと思いますので参考になれば嬉しいです。
場合によってはキレイにならないこともあるかと思いますが様子見することも大事なので、なんでも汚れを落とすと言うのが一概に良いと言えないこともあると思います。
洗車はハマればハマるほど奥深い世界^^
一緒に洗車沼にハマっていきましょう
以上、テールウォーカー@tailwalker020でした