キレイの維持 ケミカル洗車をやらなければ、塗装は汚れていくだけ

ボンネット研磨

今回はシャンプー洗車後のケミカルにて固着した汚れを除去してスッキリさせる方法の紹介です。

クルマはコーティングをすればずっとキレイに保てると思いますか?今までコーティングしたクルマがずっとキレイだったことはありますか?

答えはNOです。

コーティングをしても必ず汚れは付着します。

それはシャンプー洗車のみではキレイにできることはありません。

正しい知識でケミカルを使いこなし、汚れを除去することで塗装は輝き、コーティングの効果を維持できます。

クルマのキレイを維持するには洗車、メンテナンスが大事。

いわゆるプロが言うメンテナンスとはコーティングのメンテナンスではなく塗装に付着した汚れを除去して再度オーバーコーティングを行うことです。

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オーバーコーティングとは簡単に言うと簡易系のコーティングと思ってもらって大丈夫です!

ここで大事なことはコーティングではなく塗装のメンテナンスです塗装ですからね!

ーティングは塗装をより活かすためのチューニングです^^

コーティングのメンテナンスするというなら、髪の毛で例えると整髪料のメンテナンスをするという意味の分からない状態になります 笑

あくまで髪の毛を洗う、カットするということで髪の毛をキレイにしますよね。そこからの整髪料がコーティングの役割なのでそこは勘違いしないでください。

コーティングをメンテナンスするという考えをしている人が多く、キレイにするためには塗装のメンテナンスですので注意してください。

以前シャンプー洗車の流れを説明させていただきました⇨プロの洗車と遜色なし!?TW流の洗車術

ケミカル洗車はシャンプー洗車の流れの後になります。

ケミカルを使いこなすことでクルマの本当のキレイを知ることができ、洗車の面白さは格段に上がります。

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洗車の価値観が変わりますよ。

ケミカルを正しく使いこなすには、汚れの質を知らないといけません。

〇〇な汚れには〇〇を使うことでスピーディーな洗車を可能にしてくれます。

そこで今回はクルマの汚れはどういうものがあって、どういう風に除去するかをざっくりとですが紹介しますね。

ぜひケミカルを使った洗車を理解して、愛車に最高の輝きを作り出してください。

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ケミカル洗車とは?

シャンプーで落ちる汚れは軽度の汚れ、固着していない汚れです。

クルマに付着している汚れは、酸性やアルカリ性の汚れがあります。シャンプーでは取れない固着汚れを酸性、アルカリ性のケミカルを使い中和することで、ボディ上の汚れを除去して塗装本来の発色に戻してあげるのが目的です。

酸性の汚れ⇨油汚れ(排ガス、水垢)

アルカリ性の汚れ⇨無機な汚れ(スケール、雨ジミ、イオンデポジット)

塗装の汚れイメージです。

塗装汚れイメージ図

上記の図にある通りにシャンプーをして、ケミカル除去、それでも取れない場合は研磨を行う。基本的にはこの流れとなります。

もちろん順番通り層になっているわけではありませんので、下記の図が実際の状況に近いです。

塗装汚れイメージ図

セオリーとしては酸性ケミカル⇨クリーナー系ケミカルの順なのですが、表面に油汚れが多い場合はクリーナー系ケミカル⇨酸性ケミカルの方が効率よく除去できることがあります。

ウロコになっているのをいきなり研磨するのはやめること、ケミカルで除去する前に磨いてしまうと簡単には取れなくなってしまうことがあるので気をつける。

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塗装を研磨しないといけないのに、汚れを研磨してもね…

実際にケミカルを使ってみよう

スケールだらけの塗装状態

上の写真は水拭きした状態。

汚れの中で撥水の阻害、塗装を曇らせる大きな要因スケールの除去をしてみます。水をかけてもベタ〜としてて、水拭きしても全然拭き取れない状態はほとんどスケールが付着しています。

スケール除去剤をクロスに染み込ませる

濡れたクロスに少量をつけます。それでケミカルを塗り込み。

白くなっているところがスケール除去剤に反応している箇所

真っ白に反応しています。これが科学反応ってやつですね 笑

除去後

かなりスッキリして塗装もかなりキレイになりました♪除去後、水をかけると

手前側は水が残っていないが、奥側はスケールが付着しているため水の排水性が悪い

手前側スケール除去してあります。

撥水の仕方も除去した方はボディに水が残ってないけど、除去してない方はボディに水が残っています。

と言うことはボディの排水性が落ちコーティングがしてあってもスケールが付着すると撥水性能が落ちることがわかります。

そうは言ってもあくまでコーティングの撥水は初期の事柄でしかないので、撥水の長さには期待していません。撥水はメンテナンス後のオーバーコート施工である程度求めた方が良いかと…

ちなみにドライ状態で見えるスケールは塗装より硬いと言われているので、それを除去せずに磨くのは疑問です。

塗装を磨くの?スケールを磨くの?もちろん塗装ですよね。

作業としては基本的にケミカルをクロスにつけケミカルを塗り込み、拭き上げるだけなので簡単♪

エンブレム周りのシミなども酸性のケミカルにて除去できることが多いです。ブラシにケミカルをつけてコチョコチョとやるだけで細かい汚れが取れるだけで美しさがUPしますね。

Before

スケール除去前

after

スケール除去後

細部が輝くと一段とキレイに見えます♪(エンブレム下のステッカーは剥がしました)

ワイパーなどもいい感じです。

基本的に磨けないところも、ケミカルにてクリーニングできますよ!

ケミカルを使うことで、クルマを簡単にキレイにすることができる。汚れを落とそうとして、無理に擦る必要がなくなりキズの軽減にもなります。

ちなみに今回使った酸性ケミカルはこちら

ケミカルのメリット

ケミカルを使ってボディが簡単にキレイになるイメージはつきましたかね?今後もっと詳しくご紹介させて頂く予定です♪

ケミカルですが、使い方さえ気をつければ心強い味方になります。

研磨で取れないものがケミカルで簡単にスピーディーに除去することが可能です。

擦る必要がないのでキズの軽減にも。

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ケミカルを使う対象物、汚れを理解することでよりケミカルリスクを減らし、ケミカルの性能を活かすことができる。

スケールや油汚れは汚れの付着の原因予想がつきますが、正直作業を行なっていて分からない汚れが付着してる時があるんですよね。

その時に使ったケミカルの種類から、その汚れが何か?原因は何か?を考えて作業をします。普段つかない汚れなら、それを防ぐ方法を考えて再付着を防いだ方がいいですよね。

ちなみに汚れがなんなのか?分からない時がありますよね。なので例を書いてみます。

汚れや原因の予測1

雨ジミに似ている汚れが付着している⇨雨ジミ(スケール)は基本的に汚れの種類としてアルカリ性なので酸性ケミカルを使う⇨雨ジミみたいな汚れが少しなくなったが完全に除去できていない⇨酸性では落ちなかったのでアルカリ性のケミカルを使ってみる⇨キレイに除去出来た。アルカリ性のケミカルで落ちたことから今回の汚れは酸性の汚れ(油汚れ)ということが推測出来る⇨ユーザーにヒアリングした所、よく簡易の撥水剤を使っている事が分かった⇨今回の汚れは撥水剤と雨ジミが混ざった汚れが固着したと予測される(今回の汚れは撥水剤の要因が大きい)

原因 質が良くない撥水剤を使ったことにより、雨ジミと撥水剤の油分が混じり強い汚れになり固着した。

対策 塗装状態が悪くても撥水するような撥水剤は使わない 定期的にメンテナンス(ケミカル洗車)をして塗装に悪影響を与えるようなコーティング剤等は使わない。

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石油系溶剤やアルコールが入ってたりするもので、どんな塗装状態でも撥水する液剤は成分が強いことが多いです。その成分が塗装に留まると言うことはそれだけ塗装にダメージを与える可能性も高いということ!

汚れや原因の予測2

スケール雨ジミが付着している⇨酸性ケミカルを使用する⇨ほとんどのスケールが取れているが、輪ジミ状態が残っている⇨アルカリ性ケミカルを使ったが変わらず⇨雨ジミが塗装自体にシミになっており陥没クレーター状になっている⇨研磨にて消せる範囲で除去

原因 スケール、雨ジミ汚れを放置しすぎた。

対策 塗装の雨ジミによる陥没ジミを完全に防ぐにはガレージ保管等でない限り、防ぐことが難しいので、汚れが蓄積しないようにメンテナンス(ケミカル洗車)を細かいスパンで行う

ケミカルで除去できなかった陥没クレーターは研磨しても取りきれないことがあります。

研磨するにしても塗装内部どこまで陥没・変形しているか分からないため、完全に除去するのではなく、ほどほどのところで止めるのが1番です(完全に除去しようとすると下地が出る場合も…)

陥没ジミを取ろうとして深いのを取れたとしてもそれだけ塗装を研磨して、塗装を薄くする=塗装の耐久性低下、密度劣化、強度低下

簡単にいうとキズも入りやすくなり、シミもつきやすくなる、塗装剥離のリスクが上がり、塗装ダメージを受けやすくなる。

再度キズを抜きたい時の研磨の回数が減ることに繋がってしまいます…

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個人的にはルーフなどの陥没クレーターが目立たないのであれば、研磨はほどほどに抑えた方が無難だと思います。

上記の参考にあったようにケミカルは正しく使えば、汚れの物差しになります。

ケミカルを複数使って落ちない場合で、異物の場合は粘土などで物理的に摩擦除去、異物ではなく塗装の荒れ等は研磨にて対応。

未だにプロの人達でもケミカルを理解せずに、洗車していきなり磨き始めるプロも多々おります。

ケミカルを理解、使用するだけで塗装のキレイを長く維持でき、ムダに磨く必要も無くなり、一部のプロよりもキレイにする事、維持する事が可能。

ちなみにある程度研磨やケミカルを理解するとある程度は簡単に仕上げられるようになります。

こんな感じです。

向かって左側研磨前、右側研磨後です。

素人のスタートの私でも独学でここまでできるようになりました。ここまで勉強するのは時間がかかりましたが、依頼をしてもらった人たちから、喜ばれると嬉しいですよね♪

洗車好きのあなたもケミカル洗車から始めてみませんか?

ケミカル使用時の注意、デメリット

味方にすれば心強いケミカルですが、使用方法を間違えると取り返しのつかないダメージを入れることもあるので気をつけましょう。

汚れの質が性質を見極めるのも大事ですが、そのケミカルを使う対象物の性質も見極めないといけません。

酸性の汚れは油汚れ、アルカリ性の汚れは無機汚れ(スケール)になります。

油汚れはアルカリ性のケミカルで スケール汚れは酸性ケミカルで除去します。

対象物の見極め方として基本的に有機物は酸性、無機物はアルカリ性として考えます。TW的には有機物は焦げる 無機物は焦げないっていう単純な思考。

その法則に乗っ取って塗装やゴムモールは焦げるから有機物、ガラス、金属部分は焦げないから無機物っていう風にザックリ考えてますよ 笑

分かりやすい例で言うとガラスですかね。

ガラスは基本的に酸性ケミカルNG!です。それはガラスは無機質で、ガラスに対して酸性ケミカルは攻撃性があるのでガラスを溶かしたり、白濁させてしまう可能性があるからです。

上記のように酸性ケミカルがついたクロスをこのようにガラスの上に置いておくとクロスの跡でガラスが溶けてしまうので注意が必要。この失敗例は非常に多いです。

ケミカルは高温状態で使用すると性能が上がる、ということは攻撃性も上がるので、間違っても汚れが落ちないから高温状態で使ってみようとは思わないでくださいね。

仮に汚れが落ちたとしても、塗装も一緒にやっつけてしまう可能性が高いのでご注意を。

ケミカルの残留成分をできるだけ残さないことで、リスクを減らす事が可能なので、水で流したり、しっかり拭き取る事が大事です。

ケミカル洗車を覚えて損しないようにしよう

以前、友人がボディ全体が雨ジミがついて取れないからとってほしいとお店に依頼をして、見積もりが軽研磨での6万円かかって雨ジミが取れてないみたいなことも…

その後、友人から相談を受けてケミカルにて除去しましたが、雨ジミも取れておらず、恐らく艶出し剤の艶が出てるだけでした 笑

友人の今回のレベルで雨ジミが取れてれば、6万円なのも理解できるのですが、取れてない状態で、6万円請求は疑問ですよね。

しかも内容としては軽研磨です。

軽研磨とはキズを抜かないで艶を出す磨きです。その研磨方法では普通に考えて雨ジミが取れるとは考えにくい。

もしその友人にケミカルで除去できるという事が分かっていたら、1万円ぐらいで済んだかもしれません

5万円も浮いたら、そのお金でカスタムする事ができます。そのお金で欲しい物買えるかもしれません。

この業界はプロ施工店でも真反対の事を主張してることもありますし、コーティングメーカーは新しい高級コーティングを売り出す事ばかり考えています。その結果キレイを維持するという行為をないがしろにしているのが、この業界の現状だと思います。

有名なコーティング屋さんが言っていますが、メーカーに間違った知識を植え付けられた素人集団にコーティングをされるよりも、自分で勉強してコーティングした方が、良い結果が待っている事が多いです。

最近のクルマは最初からデザインが完成されている事が多く、外見はメーカーオプションをつける事でカスタムも満足してしまう人がほとんどじゃないでしょうか?

そんな完成度の高いクルマだからこそ、クルマをキレイにして塗装本来の美しさを引き出す事が最高のカスタムだと考えます。

正直、これからコーティングの需要は減る(値段相応の性能、価値がないため)だけどクルマをキレイにする、キレイを維持する事自体は需要が増えると考えています。

その一歩が今回紹介させていただいたケミカル洗車(メンテナンス)になります。

今回はケミカルや汚れの基本的な状態を紹介させて頂きました。

コーティング前のケミカルによる下地処理なども紹介もあるのでぜひご覧ください

以上、テールウォーカー@tailwalker020でした。

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