今回は花粉汚れ・黄砂が降ると何故あんなに汚れるのか?を紹介する記事です。
花粉汚れって本当にうざいですよね?
洗車しても翌日には黄色い花粉が載っている状態
黄砂も似たような感じです。
実はブログに問い合わせで、花粉汚れ・黄砂に有効なコーティングはあるのでしょうか?と聞かれることが多いです。
正直、現段階では効果をしっかり感じれるコート剤はないと思ってます^^;
対策としても、こまめな洗車を心がけるしかぐらいしかできません。
そこで今回は花粉・黄砂は何故汚れとして強力なのかを説明していきます。
花粉の除去方法などは⇨花粉の時期は車にとって最悪の時期 花粉ジミができてしまった時の落とし方と対策をご覧ください
3月は汚れの降り注ぐ量が異常
3月は通常のホコリにプラスαで『花粉』『黄砂』もおまけで付いてきます…
汚れの量としても体感的に通常時の3倍ぐらいはありますよね?
ひどい時だと10倍以上も普通にある感じ^^;(おそらく相当の差があります)
シンプルに汚れの量がそれだけ降り注げば、汚れますよね…
花粉・黄砂自体の汚れは大きく重い
花粉自体の重さはスギ花粉で30μ(0.03mm)ぐらいと言われています。
塗装が100μに対しての30μなのでかなり大きいのが分かると思います。
30μもあればもちろん汚れの質としても重い傾向にあります。
黄砂は5μ程度なのですが十分大きいです。
そのサイズの汚れが混ざって一緒に降り注ぐと思うだけで毎年ガックリきますね…
花粉は粘着性がある
花粉は更に粘着性があるのでベタベタしています。
降り注いでいるだけなら洗車で簡単に取れるのですが、1回濡れるとボディに張り付くので非常に厄介…
イメージ的には小麦粉とかもそうですよねドライ状態では簡単にキレイになるのが一回濡れるとベタベタしてきて洗うのも一苦労になりませんか?
多少違いますが、イメージ的にはそんな感じです。
しかも春は結露するので、自然と水が付着してしまいベタベタになってしまう^^;
更に花粉の成分でるペクチンが抽出されてしまうことで花粉シミをできてしまうというトラップ 笑
花粉シミはこんな感じ
これは基本的にケミカルでの除去は出来ないので熱処理などで除去します。
花粉汚れは沢山降り注ぎ、大きく、重く、ベタベタする最悪の汚れです。
花粉の汚れ層ができてしまうことによって汚れがより付着する状況になってしまい、物凄いスピードで汚れていきます…
コーティングしていても、この上に花粉汚れが降り注いだらどうにもならない 笑
ちなみにシャンプーなどを使ってもベタベタな汚れが落ちないときは40〜50度ぐらいのお湯を使うとキレイに除去できます。
食器を洗うときもお湯で洗うか水で洗うかは、油汚れの落ち方が全然違いますよね?
天然ワックスを使うと遠目からは多少キレイに見えます
ちなみに上記の写真は洗車してから1週間です。
ルーフはかなり酷い感じになっています…
とは言っても、この汚れの量に対してのサイドパネルの汚れ量としては優秀^^
これだけ汚れているのに、離れて見てるぶんには艶は出てないけど十分キレイな感じ
天然ワックスならではの謎のキレイに見える状態 笑
まあ近づいて、見るとガックシしてしまいますけどね…
更に汚れが固着した時は、塗装に対してダメージを与える可能性があります。
その中でダメージを少しでも軽減できるのが天然ワックスだと思ってます(完全に主観)
まあこの時期は可能なら2、3日に一回洗車しないとキレイを保つには厳しいレベル^^;
花粉の時期にガラスコーティングはおすすめしません
性能がどうのこうのではなく、単純に再施工するのが大変だからです(コーティングのタイプにもよる)
天然ワックスはリセットも用意ですし、施工も慣れてしまえば楽。
しかし、短期間でのガラスコーティングは施工がムラが出てしまうなどのリスクがあります。
基本的には『簡易系』『天然ワックス』などで花粉の時期をしのいでから施工をおすすめします^^
花粉の汚れまとめ
- 花粉は『大きく』『重い』『粘着性あり』の非常に厄介な汚れ
- 汚れの量自体が普段の何十倍もある
- 花粉汚れがあることで様々な汚れを寄せ付ける
- 花粉はコーティング性能を簡単に劣化させる
- 1週間洗わないとルーフやボンネットの平面は汚れがひどい
- 天然ワックスは多少汚れていてもキレイに見える
- 花粉の時期にガラスコーティングを施工するのはおすすめしない
- ガラスコーティングを施工するなら花粉の時期が終わってから
- 花粉の時期は『簡易系』『天然ワックス』で凌ぐ
本当にこの時期はこまめな洗車を心がけるしかないのが現状です…
花粉に対して、どんなコーティングをしても効果を感じたことはありません^^;
コーティングに期待してメンテナンスを疎かにしていると、悪い結果しか出ませんので注意!
花粉に負けず一緒に頑張りましょう 笑