今回は水洗い洗車でクオリティーを上げるための『流水洗車』に関する記事です。
こんにちは洗車マニアのテールウォーカー@tailwalker020です。
洗車をするときってシャンプー洗車で行うのが普通と思っていませんか?
洗車マニアの中では、シャンプーは必須道具だと思います。
理由としては
- 泡があることで摩擦が減るので、キズを減らす
- シャンプー自体洗浄力があるのでクルマがキレイになる
というのが有名ですよね。
個人的にもシャンプー洗車をするに越したことはないと思っていますが、一般の洗車環境ではポイントを踏まえて使わないと『シャンプー洗車自体のデメリット』が大きくなってしまうと感じています。
シャンプー洗車を使っていると、シャンプージミやシャンプーの成分がボディに残留してしまいスッキリしないこともありますね…
特に野外で洗車をしている一般ユーザーは間違った洗車をしてしまう人もいるかと思います。
そんな人にとっては、水洗い洗車の方が楽ですしキレイになると思います。
なので今回は水洗いのメリット・デメリット
水洗い洗車って実際どうなの?ってところをTW(テールウォーカー)が改めて考えてみました♪
水洗い洗車が推奨されない理由
水洗い洗車が進められない理由というか背景としてあるのが
- クルマをキレイにするための方法が一般的に確立されていない為、汚れを落とすのにとりあえずシャンプーを使う
- 基本的に業界人ほとんどの人がシャンプーをキズを入れないためにシャンプーを使うことを推奨している
上記の理由が多いと思います。
もちろんシャンプーを使うことでキズ軽減になるのはかなり重要。
シャンプーで落とせる汚れを落とすことも大事だと思います。でも意外とシャンプーで落ちる汚れと水洗い洗車で落ちる汚れって大差ない気もしているんですね^^;
シャンプーによって汚れが浮きやすくなるのも理解できますし、軽度の汚れであれば除去できるのも分かります。
ただ毎回キレイな塗装状態のときにわざわざシャンプー洗車をする必要はないと最近は思っていて、それよりもわざわざキレイな塗装状態にシャンプーを使うこと自体が良くないかなって考えてます(あくまでもマニア視点の話)
洗車は少しでも楽な方がいい
洗車道具が少ない
洗車道具が少ない状態で済むのは大きなメリットですね。
基本的に使う道具は
- ホースリール一式
- ムートンorマイクロファイバークロス
これだけで洗車できるので場所も取らずスッキリ
道具が減ることで洗車の準備が少なく、スムーズに洗車を始めれて片付けも楽なのはメリットしかありません^^
使う道具が増えることで洗車するのは億劫になりますし、何より使う道具が多ければ多いほど片付けが大変です…
とはいっても洗車クオリティを上げるとなると道具は増えていく傾向になりますので、『普段の洗車』と『がっつりキレイにする洗車』で使いわけがおすすめ。
毎回洗車に労力を割いて洗車が嫌になる方がよくないですね。
洗車を楽にして洗車頻度をあげることはメリットだらけ
洗車の頻度を上げるのは『キレイの維持』はもちろん、汚れの蓄積を減らすことで洗車時に汚れを引きずる可能性が大きく下がります。
以前『マイクロファイバークロス』『スポンジ』『ムートン』で洗車傷の実験をしたさいに、洗車傷はあまり変わりませんでした。
その結果から、洗車道具でのキズの入り方に大きな差はなく『使い方』『汚れを引きずらないこと』が大事であるという結果から洗車頻度を上げて汚れを蓄積させないことが大事だと思ってます。
シャンプーを使わなくても洗車の頻度を上げてあげることで
- 汚れを引きずるほど汚れが蓄積しない(引きずったとしてもキズのリスクは軽減)
- 適当な洗車でも汚れはあまりないので、簡単にキレイになる
手洗い洗車と洗車傷の比較をした記事もありますのでもしよければご覧ください
シャンプー洗車と水洗車は使い分ける
個人的に水洗い洗車は普段のメンテナンスで取り入れたい洗車方法の一つと思っているTWですが、もちろんシャンプー洗車も必要。
TWが思うシャンプー洗車を使う時は
- 大量の汚れが蓄積しているとき
- 明らかな油汚れとして認識できるものが乗っているとき(花粉など)
とはいえシャンプー洗車で落とすのはホコリ系の汚れのみです。
濃度を上げたアルカリ性のシャンプーとかを使えば汚れが落ちる可能性はありますがリスキーになりますので、シャンプー洗車後に汚れに合わせたケミカルを使用して除去するのが基本。
シャンプー洗車でなんでもかんでも落ちるわけではないのでゴシゴシするのはやめて下さいね^^;
TWがシャンプー洗車をする時は、全体をモコモコにすることも(汚れに応じて)
今まではただのパフォーマンスだなと思っていましたが使い方次第では、割と効果あるな〜と最近は思ってます^^
アワアワ洗車にするのに使っている道具はこちら
もっとも車の汚れで気になるのはスケール汚れ
TWのブログでは毎回言っていますが、普段クルマに付着する汚れで一番ガンコで厄介なのが『スケール汚れ(雨ジミ・ウロコ)』です。
美観的にも塗装を曇らせ、塗装本来の発色を阻害するものなので除去をしていくことが大事ですが、シャンプー洗車でゴシゴシしても落ちない可能性は高い。
スケールはシャンプー洗車では除去できません。なので酸性ケミカルにて除去します(酸性シャンプーでも落ちる可能性あり)
水洗い洗車をするなら流水洗車
流水洗車は大量の水をかけながら洗車をしていく
流水洗車は上記の動画にもありますが基本的に、水をかけながら洗車していくイメージです。
私はムートンで作業していますがポイントとしては
- 常に洗車する道具がビショビショに水を含んでいる状態
- ムートンなどに汚れが蓄積したらすぐに水で濯いで、汚れを蓄積させない
- あくまでも優しくボディに触る
たったこれだけです。
個人的には水を大量に含んでいる状態が洗車時に摩擦抵抗が少ない状態だと思っていますし『常に大量の水を含んでいること』『汚れを蓄積させない』ことでムートンなどに入った汚れを素早く濯げて、汚れを引きずるリスクが減ると思います。
シャンプー洗車時も『大量の泡』または『泡と大量の水分』を含んでいる時が滑りが良い。
流水洗車は泡の潤滑こそありませんが、大量の水分を使うことで『潤滑』『汚れの引きずり軽減』『常にクリーンな状態』で洗車できるのが流水洗車をするメリット。
更に言えば、水洗い洗車でもポイントさえ押さえればシャンプー洗車とキズの付き方は大きく変わらないと思っています。
シャンプー洗車と流水洗車を組み合わせるとより効果的
TWは基本ムートンで洗車しているのですが、流水洗車をしていると気になるのが『ムートンの汚れ』
これに関しては水で濯いでもあまりキレイにならないんですよね。
そうなってくるとムートンの毛がゴワゴワしてくるのでキズを入れるリスクも上がります。
そこでTWがやっているのがこれ
バケツにシャンプーを溜めておき、ある程度シャンプーを含んだムートンで流水洗車したら再度バケツでムートンをシャンプーでキレイにしてムートンにシャンプーを含ませて『潤滑力UP』
そうすることで、ムートンをずっとクリーンな状態で使えますし、洗車傷の軽減にもなり、流水をすることで濯ぎもささっとでOKという良いことづくめ♪
シャンプーで濯ぐ時は汚れた時かシャンプーのヌルヌルを補充したいときでOK
基本的に洗車は上からが基本だが…
洗車の基本は上からなのですが、洗車環境に応じて変わるので横からやってもいいと思いますし、そんなに気にする必要はないと思います。
それよりも直射日光が当たらないとか、洗車方法の方が大事です。
ただ最近の車のピラーに手をつかないことは意識してください。体重をかけると簡単に凹むので注意が必要…
流水洗車時に気をつけること
ホースを引っ張りながら洗車をするので、ホースが車に接触してしまうことがあるので注意が必要。
最短距離で洗車するのではなく、ホースの余裕を持った状態で洗車するのがポイントです^^
めんどくさいかもしれませんが、しっかりとホースの取り回しを意識するのが大事ですね♪
水洗い洗車におすすめの道具・向いてない道具
水洗い洗車のおすすめ道具
まあ洗車道具に関しては先ほども記載しましたが
- マイクロファイバークロス
- ムートン
- ホースリール
上記の3点かな〜
コストパフォーマンスが優れていますし、一般ユーザーからするとクロスの洗車とかってめんどくさいと思うんですよね。
洗車環境が悪い時のTWは洗車したらそのまま絞って保管的な感じでしたが、似たようなユーザーも多いはず 笑
保管状態が悪かったので劣化がめちゃくちゃ早かったです^^;
なので使い捨てできる価格レベルかつ、品質もそこそこのコストコクロスはおすすめですよ〜
ムートンに関しては説明はそんなにいらないかな〜とは勝手に思ってますがGYEONのムートンはかなり良さげな感じです。
TW的には流水洗車をするなら、ムートンで洗車します。
ホースリールはなんだかんだタカギかな。
ノズルも他のメーカーと比べてシンプルかつ使いやすいと思います。
まあ好きなの使ってください 笑
向いていない道具
残念ながら、洗車スポンジは水洗い洗車には向きませんね。
泡を上手く使った洗車に関してはスポンジが一番良さげですが、水洗い洗車だとグリップしがちな傾向があるのでTW的には好みではない。
水洗い洗車のメリット・デメリット
- 洗車道具が少ない
- 準備片付けが楽
- コストパフォーマンスGOOD!
- シャンプー特有のシミなどを作ることがない
- 汚れが少ないなら水洗い洗車で十分
- 汚れが少ない状態ならシャンプー洗車とキズの入り方は大差ない
- 流水洗車をすることで、水洗い洗車のクオリティーアップ
- シャンプー洗車よりはキズが入りやすい可能性あり
- 汚れが落ちにくい場合もあり
- 流水洗車時のホースを車体に当ててしまう時がある
水洗い洗車 まとめ
- シャンプー洗車と水洗い洗車は使い分けることが大事
- 野外での洗車時はシャンプーを使うリスクが大きい
- 水洗い洗車するなら流水洗車がおすすめ
- 大量の水とこまめな濯ぎがキズを入れないためのポイント
- 水洗い洗車の道具おすすめは『ムートン』or『マイクロクロスファイバー』
- あくまでも『シャンプー洗車』『水洗い洗車』で除去する汚れは塗装表面に乗っている汚れのみ
- 『シャンプー』と流水洗車を組み合わせる事で更に効率UP
- 固着している汚れは洗車後ケミカルにて除去
TWの主観にはなりますが、水洗い洗車は一般ユーザーにとってキレイを維持する有効な手段だと思います。
コスト的にもかからないので、節約にもなりますし、その浮いた金額で新しい物を試すこともできます。
絶対に水洗い洗車の方が良いと言っている訳ではないので、誤解しないようにしてください。
シャンプーは必要なケミカルの一つではありますが、間違った洗車をすると逆にシミを作ってしまうので注意が必要です(どんなに塗装に優しいものでも)
ぜひ参考にしてみてください^^
以上、テールウォーカー@tailwalker020でした。