こんにちはワックスマニアのテールウォーカー@tailwalker020です。
天然ワックスといえば天然成分ほぼ100%で作られているワックスで従来のワックスとは別物になります(天然ワックスの概要記事はこちら)
天然ワックスを試している人は分かると思いますが、非常に高い防汚性、独特な艶を表現してくれており一回使うと手放せなくなるほどの魅力を持ち合わせている素敵な製品。
その天然ワックスならでは性能を少しでも長く維持したいですよね?
ワックスのメンテナンスってイマイチ分からないって人も多いです。
- ワックスのメンテナンスって意味あるの?
- ワックスだったら数ヶ月に一回施工すればいいんじゃないの?
- ワックスのメンテナンスはケミカルでしっかりキレイにした方が良い?
実は天然ワックスのメンテナンスってめちゃくちゃ簡単なので、実践していただくと【キレイの維持】が非常に簡単になります。
正直、普段からメンテナンスしているクルマは酸性ケミカルなどを使ったスケール除去(雨ジミ・ウロコ除去)をしばらくしておりません。
ケミカルを使った洗車って大事だけど、1工程増えるだけで結構大変ですよね…
洗車を定期的に行うのは意外と難しいのが事実です。
それを【全て解決】とはいきませんが、少しでも楽な洗車ライフを過ごしてもらえばと思いましたので【天然ワックスのメンテナンス】を紹介していきますね。
天然ワックスのメンテナンス時の注意点
撥水はしていないから天然ワックスが効いていないは違う
これはワックスに限らず他のコーティングにも言えることなのですが、一般的には【撥水しない=効いていない】って考える人が非常に多いです。
撥水していなくても防汚性の効果を感じるものはありますし、艶感などはキープし続けていたりします。
問題なのは普通に洗車している立場からすれば、判断つかないのが難しいところなんですよね…
そうなってくると
- 施工直後⇨撥水してる・艶ある=汚れづらい=効果を体感出来る
- しばらく経過してる⇨撥水していない=汚れている=艶ない=効果を体感できない
じゃあまたコーティングをしないと…!という悪循環が起きます。
ただそうなってくるとメンテナンスが大変じゃありませんか?
TW(テールウォーカー)的には撥水はしなくても、効果があるなら別に良いかな?っていう認識でもあります。
TWの主観ですが天然ワックスは撥水に関しては、一時的なものでもあると思っているので撥水してないから問題あるとは思っていません。(もちろん効果の基準の一つとしては見ます)
ただこの辺の判断は難しいので色々な道具を使って経験していくのが一番です。
キレイの維持 ケミカル洗車をやらなければ、塗装は汚れていくだけなどは参考になると思いますので興味のある方はぜひご覧ください。
ちなみに上手にメンテナンスができている人は2ヶ月経過していてもこれぐらい撥水している人もザラにいます。
アルカリ性のシャンプー、濃度の濃いシャンプーは使わない
TW的にはこれは守ってもらいたいですね。
濃いシャンプー、アルカリ性のシャンプーは基本的に悪影響を与える可能性が高いです。
基本的に濃度の濃いシャンプー・アルカリ性のシャンプーは汚れ自体を落とせるかもしれませんが、そもそも塗装に対してあまりよくありません。(キズが入りやすくなったり、濯ぎきれず塗装面に残留し悪影響を及ぼすことも)
使うシャンプーの種類で結果は変わることはありますが、塗装に対して悪影響を与えるものでコーティングに影響を与えないとは言いきれない。
アルカリ性のシャンプーを使うのは検証の過程などでは必要なことだと思いますが、わざわざ自分からコーティングもとい塗装をいじめる必要はないのかな?って素直に思いますね 笑
天然ワックスの普段のお手入れ方法
基本的な流れと概要
- シャンプー洗車 or 流水洗車でキレイにする。
- 洗車後拭き取る(シルクドライヤーなどがオススメ)
- 硬く絞ったクロスにトップワックスを吹き付け塗り込み後拭き取る
とは言っても結局作業するしかないじゃんって思いますか?
確かに作業は必須になりますが、従来の洗車方法より非常に楽だしキレイになるんですよ。
セオリーでいえば洗車後にスケール除去して、トップワックスが主流だと思いますが天然ワックス施工は防汚性が非常に高いのでそもそもスケール自体あまり付着しません。
軽度のスケールが付着したときに、わざわざ『REBOOT』のような酸性ケミカルを出すよりもトップワックスで仕上げていった方が汚れ自体も落ちますし、仕上げも非常に楽になります。
油分汚れが多い場合などは酸性ケミカルを使う方が効率も悪くなります。
トップワックスは基本的にグロスアップと軽度の汚れ落としも兼ねているので天然ワックスのメンテナンスにはピッタリです(当たり前ですが 笑)
使うのはトップワックスのみ
先ほども触れましたが基本的に使うのは『トップワックス』になります。
トップワックスの例として
ザイモールの『フィールドグレイズ』とオートブライトダイレクトの『プロジェクト64』になります。
上記の2点はどちらも仕上げ剤やメンテナンス時に使うと効果を感じやすいです。
単体施工するよりも下地に天然ワックスがあることでより効果を感じる傾向があるかな。
トップワックスで簡単にキレイにするポイント
特別なことをするわけではなく、基本的には通常施工をすれば問題ありません。
ただポイントとして抑えておきたいところは
- 通常のシャンプー洗車 or 流水洗車でキレイにする
- 大まかな水分は拭き取る(ビチャビチャからの洗車だと流石に効率が悪い&拭き取ることで水が乾くことの防止)
- 硬く絞ったクロスにトップワックスを1パネルあたり3〜5回吹き付ける(塗装面には直接かけない)
- 塗装面に塗り込む、汚れが落ちているのを確認しながらしっかり施工されているのを確認する。
- 仕上げにトップワックスを拭き上げてツルツルしているのを確認できればOK。
中には水分を使わない乾式施工が良いという人もいます。
乾式施工というのは塗装面に水分がない状態で施工時に水拭きなどをしないことで、塗装面にコーティング剤を定着させやすくする施工方法です。
詳しくは湿式 乾式 コーティング施工方法の違い 目的・用途次第で施工方法を変えるのがおすすめ!をご覧ください。
乾式施工の方が確かに良い結果は出やすい傾向にありますが、トップワックスは強力に定着するようなタイプではないのでしっかりと定着させるよりも『軽度の汚れ落とし』『艶出し』『天然ワックスの延命・保護』をイメージするような感じで施工しています。
あくまでもTWの好みと主観でしかありませんが、トップワックスに関しては湿式施工の方がムラになりにくく、効果を感じやすい結果になると思いますよ(ただ施工する前に大まかな水分は拭き取った方が無難だし液剤の節約、作業効率UPに繋がります)
軽度の汚れを落とすような感じで塗り込むとだいたい良い感じ施工できます♪
通常のガラス系のトップコートだと、乾式施工の方が良い結果になることは多いですけどね。
硬く絞ったクロスでトップワックスを使った方が伸びやすく、汚れも除去しやすいのでこの辺を意識すると良い結果になりやすいです♪
ちなみに今回の施工例では『フィールドグレイズ』を使用します。
フィールドグレイズのレビュー記事もあるので興味のある方はどうぞ♪
トップワックス施工のフロー
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[ti label=”STEP1″ title=”通常の洗車を行う”]シャンプー洗車 or 流水洗車にて洗車を行う
[ti label=”STEP2″ title=”大まかに水分拭き取り”]流石にビチャビチャの状態から洗車を始めると効率が悪いので大まかでいいので水分を拭き取ります。
シルクドライヤーやデラックスフラッフィーを使うと素早く拭き取れます。
[ti label=”STEP3″ title=”トップワックス塗りこみ”]硬く絞ったクロスに3〜5回トップワックスを吹き付け塗り込む。
この時にたっぷり塗り込むような感じで施工する。
塗っていて滑りが足らないと思った時はトップワックスを吹き付けて再度施工する。
1パネル毎仕上げても良いし、一周施工してからでも拭き取りでもOK。
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[ti label=”STEP4″ title=”乾拭きで仕上げる”]乾拭きでツルツルしているのを確認しながら拭き取る。
ツルツルしていなければ再施工すること。
施工はうまくできていればムラなく施工できることもありますが、拭き上げることで確実にムラの除去と光沢がUPします。
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[ti label=”STEP5″ title=”補足”]ムラになっても基本的には水拭き乾拭きすれば解消できます。
水拭きクロスにトップワックスを吹き付けて施工するのが一番無難です。
ガラスやモールに付着しても問題ないので気をつけることはないですね。
軽度の汚れならトップワックスで除去できるのでオススメ。
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トップワックス施工でどれぐらい汚れが落ちる?
上記は基本的にキレイな状態での施工でしたが実際どうなのか気になりますよね。
てことで写真は少ないですけどこんな感じでキレイになります。
天然ワックス自体の撥水の持続性などは大したことはありませんが、スケール付着が非常に少なく防汚性が非常に優れています。
なのでトップワックスのみでのメンテナンスでも満足する仕上がりになります。
一般ユーザーにとって特別な道具・ケミカルを使わないでキレイを維持できるっていうのは大事なポイントですよね。
TW自身冒頭で触れたように自分のクルマをしばらくスケール除去した記憶がありません。
洗車のスパンがある程度伸びてしまっても、トップワックスだけでキレイになるのは嬉しいですね♪
トップワックスでキレイにならない誤魔化しているだけなどの声もありますが、使って見ればそんな性質がないのは分かると思います。
ギトギトするわけではありませんし、従来のワックスのような油汚れを寄せ付けるような感じもありません。
こればっかりは使ってみないと実感できませんし、コート剤に何を求めるかで良さを体感できない可能性はあります。
天然ワックスの再施工タイミング
天然ワックスの再施工タイミングですがハッキリ言って好みです。
- 人によっては毎月違うワックスを施工する人
- だいたい3ヶ月に1回施工する人(これぐらいのスパンで施工する人が多いかな?)
- 半年に1回施行する人
施工するタイミングは通常洗車後に艶が物足りないと思ったタイミングが来たら施工しようかな?って感じになります。
うまくメンテナンスできる人はトップワックスだけでもキレイを普通に保ててしまうのでトップワックスのみでの維持も全然ありだと思いますよ。
参考程度にですがTWはだいたい長期連休あたりを目安に施工します。
- 1月…年始年末の大掃除にて
- 5月・6月…花粉が終わって来たら施工(花粉がひどい時期は何しても厳しい…)
- 8月…施工しなくても問題ないこともあるが、定期的なタイミングでの施工
- その他…強い汚れが降ったタイミングで再施工
なんだかんだ施工してみたいワックスが多いので、これ以上に施工することもしばしば 笑
施工方法は基本的に下処理後、HDクレンズなどを施工してから天然ワックスを施工すればOK
各天然ワックスの記事に施工方法を書いている通り施工していただければ問題ありません。
詳しくは『イタル グレイズ』ザイモールとフェラーリが協力して作られた天然ワックスをご覧ください。
天然ワックスのメンテナンスまとめ
天然ワックスの良いところは普通にネットで購入しやすいのも魅力の一つですね。
メンテナンスは天然ワックスが施工している状態でトップワックスを使うことで驚くほどメンテナンスが楽になるので是非お試しください。
他にも天然ワックスの疑問がある人は天然ワックスのよくある疑問、質問をまとめてみました。新車の時には?ワックスは悪?石油系溶剤ワックスと何が違うの?などをご覧ください。
以上、テールウォーカー@tailwalker020でした。