『イタル グレイズ』ザイモールとフェラーリが協力して作られた天然ワックス

イタルグレイズ

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今回はザイモールの天然ワックス『イタルグレイズ』のレビュー記事です。

 

こんにちは天然ワックスマニアのテールウォーカー@tailwalker020です。

 

ザイモールのワックスって色々種類があって濃色車専用ワックスとかドイツ車用とか日本車用とかSUV車用(チタニウムグレイズ)など色々あります。

正直、そんなに〇〇車用というのは気にしなくて問題ありません。

 

ただそんな中でも気になる〇〇車用ワックスがあります。

 

それはフェラーリの協力を得て作られたという天然ワックス『イタル グレイズ

 

イタルグレイズ

 

イタルグレイズは繊細な塗装であるイタリア車に合わせて作られたということで、デリケートな塗装にも高い効果を発揮してくれそうな予感がありますね。

テールウォーカー
ロゴもかっこよく所有欲を高めてくれるデザイン^^

 

今回はそんな『イタルグレイズ』を紹介します。

コーティングレビューの注意点を記載した記事もありますので、見てからこちらの記事を読んで頂けるとTW(テールウォーカー)のコーティングに関する価値観を理解して頂けると思います。

 

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テールウォーカー

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ザイモールとは

ザイモール

天然成分100パーセントの天然ワックスメーカー

アメリカの会社で、世界的にいえば『KING OF WAX』と呼ばれているメーカーですね。ワックスを天然成分100%で作っています。

他メーカーのカルナバワックスでは、全容量に対し3~10%のカルナバ蝋(品質がよくない)程度に対し、 ZYMOLはブラジル産高級カルナバ蝋を30~70%含有しています。
石油系溶剤を一切含まないので、あらゆる塗装に対しトラブルを発生させません。

塗装に悪影響を与えないと言われている無溶剤のコーティング剤でも悪影響を与える塗装に対しては最高のクオリティを加えられるワックスメーカー。

テールウォーカー
なのでザイモール含む天然ワックスはどの塗装に対してもマッチングするユーティリティーなコート剤です

 

天然ワックスの重要な要素 カルナバ蝋とは

ブラジルロウヤシの葉の表面を覆う蝋。大理石のような光沢を呈するが、非常に堅く天然のワックス・エステルを主成分とする 蝋では最も融点が高い部類に属する。この性質を緩和する場合は、蜜蝋など他の蝋を混ぜて使われる。 錠剤のコート剤やカーワックスの主原料として知られる。主産地はブラジル。

出典 Wikipedia 蝋のページより

カルナバが多ければ多いほど、一般的には艶が上がると言われています。

ブラジルロウヤシからの葉からカルナバを採取するのですが、ヤシということもありヤシの実からカルナバ蝋を取っていると勘違いしている人も意外と多いですね^^

テールウォーカー
カルナバ蝋あるあるです 笑

 

イタルグレイズは深い艶が魅力

イタル開封前

 

イタルグレイズの開封前はこんな感じ

黄色の袋に入っていますね。

各種類で色が異なるようでチタニウムグレイズは黒色、コンコースグレイズは赤色でした。

 

袋から開封

テールウォーカー
保証書が入っておりザイモールの自信を感じれます♪

 

イタルグレイズの特徴

メーカー ザイモール
商品名 イタルスグレイズ
コーティング種類 天然ワックス(ザイモールの中でもスペシャリティワックス)
撥水の質 強撥水(初期)
カルナバ含有量 含有量47%ブラジル産No.1ホワイトカルナバおよびイエローカルナバを使用(イエロー90%、ホワイト10%)
材料 カルナバ、モンタンオイル、バナナオイル、プロポリス(ミツバチより採取)、グレセリルステレート、セチルエステル、 セチルココアマイド
内容量 226g(自分のクルマだけだったら数年もつ)

 

ザイモールの他のワックスと比べると

チタニウムグレイズ⇨カルナバ含有量51%(イエロー80%、ホワイト20%)

コンコースグレイズ⇨カルナバ含有量47%(ホワイト90、イエロー10%)

イタルグレイズ含有量47%(イエロー90%、ホワイト10%

 

コンコースグレイズのみホワイトカルナバを多く使ってますね。

ちなみにホワイトカルナバの方が希少らしいですが、それが最高の結果が出るか?と言われたら難しいところ

テールウォーカー
含有量にこだわるよりも実際に施工してみて気に入ったワックスをチョイスした方が賢いと思われます

 

軽く見た目の違いでいうと

チタニウムはネットリした感じのワックス

 

チタニウムはネットリした感じ

 

イタルグレイズは固めでカッチリした感じ

 

イタルグレイズ

テールウォーカー
コンコースグレイズとかと同じ感じ、見た感じは固そうに見えますね

 

TWの主観ですがカルナバの量が入っていれば入っているほど、艶が出るというわけではないかな。

どこを目指すかでワックス内の配合も変わってくると思います。

ただ艶の感じ方は人それぞれ違うので判断は難しいところですがTW的には、ある程度カルナバが配合されていれば気にしてません。

 

天然ワックス施工前の下地処理

磨いて半年ぐらい経ったけど洗車傷はほぼ見えず

通常の洗車を行う シャンプーでも水洗いでもOK

基本的なところで、通常の洗車を行います。基本的な砂汚れなどを大まかに除去していくのがポイントになります^^

洗車傷を入れない洗車をするには大量の『シャンプー』『水』を使い洗車しながら、スポンジ面などを細かく濯いであげてクリーンな面で撫でであげるのが大事なポイント♪

 

ケミカル洗車にて汚れを除去

キレイな場合は、省いても良い工程になります。

酸性ケミカルREBOOTにて、スケール除去(最重要!スケールがないことでコーティングをダイレクトに施工することが可能になります)

 

水道水放置したテストパネルスケール除去

 

スケール除去後、天然ワックスを施工する場合は『HDクレンズ』を施工することで、ワックスが乗りやすい下地を作るのでより効果を実感できる傾向にあります。

 

HDクレンズ施工

 

詳しくはザイモール HDクレンズ 天然ワックスの下地処理におすすめ!使い方のポイントありに記載してあります。

 

シリコンオフは基本的に厳禁です!塗装によっては溶かすこともあるので注意が必要。

下地処理に関してまとめた記事もありますので詳しくは初心者でも出来るコーティング・車磨き前の下地処理をご覧ください。

 

天然ワックスの施工方法

ザイモール イタルグレイズ

手塗りよりアプリケーターを使おう

ザイモールなどの天然ワックスの基本的な施工方法として、『手塗り』を使った施工方法があります。

名前の通り適量を素手に取って、体温で溶かしそのまま手で塗りつけるという行為ですが、いかんせん効率が悪い…しかもキズが入りやすい。手が乾燥している場合だと、キズが入る可能性が上がると思います^^;

ちなみにこんな感じで作業します(このワックス画像はチタニウムになりますが基本一緒です)

 

ワックスを手で溶かす ワックスを手で溶かした後 手で塗り込み中

 

結構、塗りこむの大変です^^;

 

手で塗っている姿を想像したら見た目も怪しくないですか?

テールウォーカー
クルマをずっとナデナデしてる姿は怪しすぎます 笑

 

手塗りだとキズが入るうえにワックスを大量に消費するのでいいことなしです^^;

 

それならばアプリケーター(塗り込みスポンジ)を使って塗り込む方が、確実に塗れてワックスの消費量も少ないのでおすすめ!

 

アプリケーター

アプリケーターを使って塗り込んでいる

 

上記の写真がザイモールのアプリケーター(塗り込みスポンジになります)

これがあるかないかでは塗り込みの難易度が大きく変わります

正直、TWとしてはアプリケーターなしではワックス施工するのは、作業クオリティの低下につながると思っていますので、必ず使って欲しい道具になります。

 

塗り込み方法

ワックスを塗りこんだ後

 

塗り込み方は上記のような感じでアプリケーターを使って塗り込み。薄く塗ってくださいと良く言われるのですが、TW的のはある程度は多めに塗って伸ばしていくようなイメージでいいと思う。スジ張っているような感じだと多すぎかな?

ちなみに私はワックスを塗り込む時、クルクルと円運動で塗り込んで行きます。

円運動で塗り込んでいくとキズが多くなるからダメだとか、拭き取り時に円運動を使ってはダメだという人もいますが、基本的にそういう事を言う人は、どのタイミングでキズが入るか理解していません。(以前はTWもそうでした^^;セミプロにありがち?)

 

タイミングによっては円運動をしてはいけないタイミングもありますので、使い分けが大事ですね。

これを理解しているか、していないかでは『普段のメンテナンス』『作業クオリティ』も大きく変わります。

テールウォーカー
キズが入る要因は基本的には〇〇が付着している。〇〇が付着していない。っていうだけです 笑

 

ワックスの拭き取り

ワックスの拭き取り

 

HP上には1分ぐらいで拭き取りと書いていますが

イタルグレイズの拭き取りタイミングはTWは5分ぐらいで拭き取り。

正確には塗って様子見していると塗り込み跡が乾燥してきて白くなってくるので、そしたら拭き取ってます。

テールウォーカー
初めて施工する天然ワックスの場合はボンネットとかで拭き取りタイミングを把握してからの方が良いかも。場合によってはかなり早いタイミングで服拭く場合もありますし、遅く拭き取ることもあります

 

ワックスの拭き取りですが、基本的に2枚以上使用した方がGOOD♪

1枚目でほとんど、拭き取ってから2枚目で仕上げると拭き残しも少ない。

適度にクロスの面を変えてあげて拭き取れなくなってきたら、新しいクロスに変えてあげるのがポイント!

 

めんどくさいから、このままでいけると思いながら作業していると、大体拭き残します 笑

私が使っているのはコストコのオリジナルブランド『カークランドのマイクロファイバータオル』を使っています。

これは本当におすすめ!この価格帯でこのクオリティはヤバイです^^

 

コストコのオリジナルブランド『カークランド』のマイクロファイバータオルは、フワフワのフカフカで『拭き取り能力』『コストパフォーマンス』も申し分ない一品

プロ用のクロスに匹敵するクロスだと思います。

また天然ワックスの特徴として成分が揮発してくると塗装面がモヤモヤしてくることもあるので、施工後に再度、乾拭きで仕上げると艶々になりますよ〜

 

施工のポイント

  • アプリケーターを使う(必須
  • ワックスを多めにつけて伸ばしていくようなイメージで施工する
  • 拭き取りタイミングはワックスの乾き具合を確認してから
  • 拭き取りクロスは2枚以上使うこと
  • 施工後、数時間後に拭き取りすると余計な成分を拭き取ることができる

 

ザイモール イタル施工後の艶と撥水

イタル施工後の艶 イタル施工後の艶

イタル施工後の艶 イタル施工後の艶

テールウォーカー
中々素敵な艶感♪例えるのが難しいけど上品な感じの艶ですね

 

イタルグレイズ』は非常に施工性もよく、拭き取りもしやすいイメージを受けました。

やはりイタリア車という繊細な塗装の合わせて作ったという感じなのかな?

施工していて気持ちよかったし、艶感も申し分なし

 

テストパネルだとこんな感じ

 

テストパネルに施工 施工後 テストパネルでの艶

テールウォーカー
これだけ研磨傷を隠して、艶感が出ているのはさすがワックスっといったところですかね^^

 

正直このテストパネルに他の天然ワックスでやっても大体はこういう結果になります(しっかりとトーンが落ちている状態)

ただ離れてみると、全然違う艶感が出ます^^

それが本当に面白い♪

 

イタルの撥水(動画あり)

イタルの撥水 イタルの撥水 イタルの撥水

テールウォーカー
天然ワックスの中でも初期撥水はかなり優れているように感じますね

 

とは言っても初期撥水の話であって基本的に長持ちは期待しない方が良いです^^;

ワックスは洗車後の艶感や汚れ方を見て効果残ってると判断し方が賢いかと

以前も撥水と耐久性に関する記事を書きましたが、撥水しなくなった=コーティングが効いていないはまた別物の話なので、撥水だけに効果を求めると不毛な結果になることも…

 

イタルグレイズは上品な艶のハイクオリティワックス

ザイモールのスペシャリティワックスは全体的に満足できる製品が多いです。

その中でイタルグレイズは『艶』『施工性』が特徴的なワックスだと感じました。

もちろん『撥水』『耐久性』も素晴らしいですね^^

 

イタルグレイズも非常にオススメなワックス

上品な艶を味わってみたい人にぜひ使って欲しい

フェラーリが協力して作ったというワックスをぜひ使ってみませんか?

 

以上、テールウォーカー@tailwalker020でした。

 

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