トップワックスを使うことで天然ワックスのブースト、延命を行い天然ワックスの良さを長く活かせます。
フィールドグレイズを上手く使うことで、クルマのクリーニングを同時にできて『キレイの維持』を簡単にしてくれる製品なので、天然ワックスに興味を持っている方におすすめの記事になっています。
こんにちは天然ワックスマニアのテールウォーカー@tailwalker020です。
今回はザイモールのワックスをメンテナンスするのに、必要な『フィールドグレイズ』について紹介します。
ザイモール含む天然ワックスは、ガラスコーティングに『負けない耐久性』『高い防汚性』『ワックスならではの艶』を表現してくれていますが、正直メンテってどうして良いか分かりませんよね?
ガラスコーティングでは基本的にスケール汚れ等を除去してトップコートを施工する事で、艶感と撥水を復活させます。

天然ワックスだとスケール除去後にワックスを再施工するのはめんどくさいし手間がかかりすぎます。
だからと言って、天然ワックスの上にガラスコーティングで使うようなトップコートを施工してしまうと、防汚性はトップコートの防汚性になってしまう為、天然ワックスを使っているメリットが減ってしまいますし、矛盾してしまいますよね。
そこで便利なのが、ザイモールのトップワックス『フィールドグレイズ』
これを使う事で、天然ワックスの性能を延命したり、性能的にも多少ですがブーストをかけることが可能で塗装面のクリーニングまで使える優れもの。
とは言え、この商品はポイントを抑えて使用しないと上手く効果が出ないこともあるので注意が必要。
そこらへんのポイントと一緒に紹介していきますね。
天然ワックスの基本的な記事に関しては
車にガラスコーティングはもう古い!?ザイモールのようなワックスこそ理想のコーティング
ザイモール チタニウム 車には天然ワックスこそがオススメのコーティング
上記の2つの記事を見ると理解が深まると思います。
ザイモール フィールドグレイズの概要
フィールドグレイズの基本情報
メーカー | ザイモール |
---|---|
商品名 | フィールドグレイズ |
コーティングのタイプ | トップワックス(単体施工でも施工可能) |
撥水のタイプ | 弱撥水 |
特徴 | 天然ワックスの保護、延命、ブーストに使用 |
成分 | カルナバ、3段階製精水、アボガドオイルココナッツオイル、、セチルエステル、セチルココアマイド、プロポリス |
- カルナバを約20%含むクイックワックス
- ザイモールワックス処理後の車に定期的に使う事によって、ザイモールワックスの輝きを長持ちさせます
- 軽度のウォータースポットや汚れを除去でき、ザイモール本来のみずみずしい艶と光沢が増します



フィールドグレイズは天然成分100%
フィールドグレイズに限らずザイモールは天然成分100%で作られている製品なのでこだわりは強いですね。
特に変な成分で入っているわけではないの、でボディに影響を与えることがないのはGOOD!
塗装面に悪影響を与えない=失敗しにくいという要素でもありますので気軽に使えますね♪



フィールドグレイズの使い方
使用前にすること
- シャンプー洗車 or 流水洗車にてしっかりと汚れを落とす
- ボディの水分をある程度拭き取ること(液剤の節約、効率よく施工するため)
- あまりに汚れが多い場合はREBOOTなどでスケール除去(雨ジミ・ウロコ)を行う
施工方法
施工方法としては非常にシンプル。
- 塗装に直接、吹き付ける
- 固く絞ったマイクロファイバークロスにて伸ばす
- 最後に乾拭きをする
ちなみにTW(テールウォーカー)は1パネルあたり3〜5回ほどクロスに吹き付けて、1周塗り込んだ後に、乾拭きするスタイルでやっています。
コート剤によっては拭き取りがエライことになることもあるけど、天然成分100%のおかげか拭き取りにくいと思ったことはないですね。
使ってみた感じ
施工性の良さと艶感
液体自体が伸びやすいので非常に施工性がいいです。
先ほども言ったように天然成分100%のおかげか、基本的に塗装に対して悪影響を与えません。
天然ワックスを施工してある上から施工した方が効果を感じやすいですが、単体施工でも『艶』『ツルツル感』はしっかり感じられます。
ただ単体施工だと、正直恩恵はあまり感じません 笑



単体施工、施工直後は撥水しない
単体施工するとほとんど撥水しません 笑
ちなみに上記の写真は研磨直後にフィールドグレイズを施工してある状態です^^;
ちなみにこのテストパネルは塗装の劣化がかなり進んでいるため、普通のトップコートでも、性能通りに撥水をしません。
色々なコーティングをしていてもスケール除去をすると撥水しなくなるという貴重なテストパネルです 笑
ちなみに普通のボディでも、ほとんど撥水しないのは確認はしています。
天然ワックスの上に施工すると効果適面
施工直後に水を流さないこと
フィールドグレイズは乾いてくると弱撥水ぐらいには撥水するので、施工直後とかは出来るだけ水などをかけない方が良いです(どのコート剤にも言えることですが)
性質が分かってくると手放せない製品になるのですが、初めて使った時は『使う意味なくね?』って思いながら使ってましたよ 笑



感覚的にはカルナバワックスの補充として考えた方が良い
先ほど『使う意味なくね?』って思っていたと言っていた私ですが、施工後久しぶりに洗車したら『なんか撥水復活してる!?』となりました。
シンプルに理由を考えれば、フィールドグレイズしか撥水復活する要素がなかったので自分なりに色々考えてみました。
- 単体施工では撥水がイマイチ
- 施工直後は撥水しなかったがある一定期間放置したら撥水してた。
- ベースコートにザイモールのチタニウムグレイズが施工してある。
乾いてから撥水する(他のコーティングでもそのようなコーティング剤はある)
天然ワックスと同じ成分なので、天然ワックスの上から施工すると通常より撥水しやすくなる。
ここから、考えられるのは天然ワックス自体に良い影響を与えているということ
ガラスコーティングでも、ベースコートをより強固にするために似たような成分を事前に施工することで、より強固なコーティングにする施工方法もあります。
その状況から考えて、天然ワックスにカルナバ成分を補充することで、天然ワックスの延命やブースト効果があると考えていいと思います。



同じような製品でも違いはあるが、結果は近い
フィールドグレイズと同じような製品もありますけど、どれも施工直後はあまり撥水はしません。
- ベースコートに天然ワックスがあるとより効果が出る
- しっかり乾燥させてからの方が効果が高い
なので、通常の撥水を確認するような作業とかをすると良い結果が出ない可能性がありますね。



クリーニング効果が高い
正直、最初使っていて効果微妙だなと思っていたのは事実です。
ただトップワックスの特徴を知っていくと洗車が非常に簡単になっていくのが分かりました。
トップワックスの特徴としてクリーニング効果が多少あること(クリーニング成分は含まれていません)



天然ワックスの特徴で高い防汚性により、汚れの固着が少ないのでフィールドグレイズに含まれている油分などで軽度の汚れが落ちることもあります♪
詳しくは【素敵なWAXライフを】天然ワックスの楽々メンテナンス方法と再施工する時のポイント!をご覧ください。
フィールドグレイズの気になるところ
- 天然ワックスがベースコートじゃないと効果は感じにくい。
- 一般からの人からすれば使いにくい・分かりにくい。
私自身がそうだったのですが、天然ワックスとガラスコーティングは別物で考えないといけないですね。
2020年現在、トップコートはガラス系コーティングが多いですが圧倒的に求めているところが全然違います。
全然別物なのに同じようなレビュー方法の仕方したら評価が低くなるに決まっているんですよね。
そういう観点から言うと、一般ユーザーからはイマイチと感じることも多いかも知れません。
ただフィールドグレイズの特性を理解していたら、洗車は楽になるし、艶も出る。
天然ワックスを使うなら必須のツールになりますし、キレイの維持をするには必要不可欠です!
フィールドグレイズは洗車を楽にしたい人におすすめ!
フィールドグレイズは有能なトップワックスでもあり有能なクリーナーでもあります。
天然ワックスとの組み合わせで本領を発揮しますが、洗車後に使うことで軽度のスケール、油汚れは同時に除去されます。
しかもキレイに仕上がっていると言うおまけ付きなので洗車が本当に楽になります。
逆にフィールドグレイズで落ちないスケールは酸性ケミカルを使わないと除去できないです。
微妙なスケールのときって、油汚れと混ざっていたりして酸性ケミカルじゃスピーディーに除去できないこともありますが【フィールドグレイズ】ならあっさり除去できます(ケミカルをわざわざ使うほどじゃないときに凄い便利)



天然ワックスユーザーにとっては必須ツールですが『酸性ケミカルを使うのが怖い・分からない』って言う人には本当におすすめできるツール。
天然ワックスさえ施工していれば、フィールドグレイズのみでのメンテナンスでも高い効果を発揮するので少しでも少ない道具で維持したい人にもおすすめですよ!
まとめ
- 天然ワックスを施工してあるクルマに対して、撥水や艶は良い結果が出る
- 汚れが多くない場合はそのまま施工することで汚れも一掃できる
- 塗装上に水分があまり残っていない状態で施工する
- フィールドグレイズが乾燥してから効果を発揮するので、施工後に水をかけたりしない
- 単体施工では艶出しとクリーニング効果(しっかりコーティングできないときの一時的な保護剤としてもGOOD!)
- クリーナーとしても効果があり、天然ワックスを使うことで少ない道具で維持管理ができる
『フィールドグレイズ』はザイモールワックスのメンテナンスに最適なトップコート剤ですね。
ただワックスを簡易的に味わいたいという人や単体施工で施工しようとしている人達にとっては少し物足りないかな?
単体施工でももう少し効果があれば申し分なかったんですけどね…
とは言え天然ワックスと併用することで最高のパフォーマンスをしてくれるので天然ワックスを使う人には是非試して欲しいですね♪
本当に洗車が楽になるのでおすすめですよ。
天然ワックスの疑問などは天然ワックスのよくある疑問、質問をまとめてみました。新車の時には?ワックスは悪?石油系溶剤ワックスと何が違うの?などにまとまっていますので興味のある方はご覧ください。
以上、テールウォーカー@tailwalker020でした。









