こんにちは洗車マニアのテールウォーカー@tailwalker020です。
シリコン洗車と言えばvwfixlifeさんと言う方がYouTubeでシリコンオイルを使った洗車方法でシリコン洗車のブームを巻き起こし洗車界に革命を起こした洗車の一つ。
艶感抜群でDIYの洗車方法としては最高峰のスタイルの一つとして認知されていますね。
正直、私は全く興味がなかったのですがシリコン洗車をする一部の人達があまりにもシリコン洗車以外はダメと煽るから実際にやってみようと思ったのと、シリコン洗車vwfixlifeさんの動画をみて『言ってることが面白い』と思ったので試して見ることに。
まあ結論から言うと、コスパ最高の洗車スタイルだなとガチで思いました。
正直ダメダメなのを期待してたんですが、予想を強く裏切られました 笑
というのもTW(テールウォーカー)の主観ではありますが基本的に油分が多いコーティング剤で良かったと思うことがなかったからです。
施工したら思った以上に施工は楽だし、艶感の種類こそ違うものの間違いなくトップクラスであると思いました。
そんな洗車界に一代ブームを起こしたシリコン洗車をレビューしていきます♪
艶感抜群のシリコン洗車に使うシリコンは信越シリコーンの『KF-96−50cs』
メーカー | 信越化学工業 |
---|---|
コーティングのタイプ | シリコン洗車 |
用途 | 簡易コーティング |
撥水のタイプ | 弱撥水 |
特徴 | 簡単施工で艶々 タイヤや樹脂部品にも使える |
耐久性 | 定着感は少ないので、劣化は早いように感じるかも |
シリコン洗車施工前の下地処理
通常の洗車を行う シャンプーでも水洗いでもOK
基本的なところで、通常の洗車を行います。基本的な砂汚れなどを大まかに除去していくのがポイントになります。
洗車傷を入れない洗車をするには大量の『シャンプー』『水』を使い洗車しながら、スポンジ面などを細かく濯いであげてクリーンな面で撫でであげるのが大事なポイント♪
後でも説明しますがシリコン洗車後はシャンプーはあまり使わない方が良いですね
ケミカル洗車にて汚れを除去
キレイな場合は、省いても良い工程になります。
酸性ケミカルREBOOTにて、スケール除去(最重要!ですがシリコン洗車はスケールがあった方が定着するかも)
スケール除去しても、キレイになっていないと感じた場合は『PM-LIGHT』や『HDクレンズ』を使ってクリーニングすると塗装面がよりキレイになりコーティングも施工しやすくなります^^
これを塗ってキレイに拭き取るだけです^^
シリコンオフは基本的に厳禁です!塗装によっては溶かすこともあるので注意が必要。
下地処理に関してまとめた記事もありますので詳しくは初心者でも出来るコーティング・車磨き前の下地処理をご覧ください。
シリコン洗車なら上記の過程を省くのもあり
シリコン洗車のメリットは『KF-96』だけで対応できるズボラ洗車だと思っているので、普通に流水洗車をして塗装面の汚れを落とせばそれで十分な感じもしますね。
更に言えば塗装面に対してよりスケール面に対しての方が定着する傾向があるので、耐久性を持たせたいなら下地処理しない方が良いかもしれません。
下地処理はあくまでもやった方が良い結果になる傾向ではありますが、分からない人はとりあえずシリコン洗車をやってみて効果を味わうのもあり。
シリコン洗車のレビュー
シリコン洗車の施工方法にはざっくり2種類あるのかな?
一つめは含浸(ガンシン)と言って大量のシリコンを塗り込んで、数時間放置するパターン(人によっては塗りっぱなしで1週間ぐらい放置することもあるらしい)
一回だけ含浸中のクルマを見たことがありましたけど、なかなかの衝撃でした 笑
(含浸中の状態を見たときに虹色の汚いクルマがあるな〜と思ったのは内緒…)
もう一つは普通に塗り伸ばす様に薄くまんべんなく塗りこむイメージ。まあ通常の施工と思ってもらって良いです。
これは通常のコーティングを塗り込む様にやればOK。
シリコン洗車のやり方
- 洗車をして拭き取る(個人的には乾いている方が施工は楽)
- シリコンオイルを塗り込む(含浸したい場合は数時間放置)含浸は後で説明します。
- 全て塗り込んだら荒拭き用のクロスで余剰分が拭きとり、仕上げ用クロスで拭き上げる
塗り込む道具は『ペーパータオル』『マイクロファイバー』『アプリケーター』が使いやすい。
私的に使いやすいツールはアプリケーターなのでアプリケーターで施工。
塗りやすいようにアプリケーターシリコンオイルにタップリ染み込ませる。
オイルは多めの方が塗りやすいですが、塗りにくい場合は多少の加水をしてあげると施工しやすくなります。
基本的に放置時間は変えても効果はあまり変わらないと、拭きとりのしやすさは変わらないので全て施工してから拭きとりでOK。
2枚以上のクロスを用意して『荒拭き用のクロス』『仕上げ拭き用のクロス』に分ける。
『荒拭き用のクロス』で大まかに余剰成分を拭き取る。
余剰成分を拭き取ったら『仕上げ用のクロス』でキレイに拭き取る。
施工性は抜群!というかムラになっても除去は用意。
シリコン洗車の含浸施工方法について
シリコン洗車で気になることといえば【含浸】という施工方法ではないでしょうか?
含浸はシリコンオイルをタップリ塗って放置することで塗装面の汚れをふやかして塗装面をキレイにすることが目的のようですね(最初は塗装面に浸透させて定着させると言っていたと思います)
まあどっちでもいいですね 笑
楽しければOK!
【含浸】の施工方法の違いはシリコンオイルを塗った後に放置するかしないかだけの違いです。
ちなみに【含浸】も試してみました。
施工方法は非常に簡単ですね。
上記の写真の様にコッテリ塗って放置しただけです。
樹脂部分も簡単に施工できて、失敗知らず(耐久性はなくすぐに白ボケする傾向にあります)
これで半日〜1週間ぐらい好みで放置して拭き取るだけ(今回は1時間放置)
拭き取る時は水かけながらでもいいと思いますし、水拭きで大まかに拭き取りでもいいと思います。
人によっては洗車スポンジを使うことで、ごっそり掻き取る様にする人もいる。
マイクロファイバーで拭き取った方が楽かな。
逆に水を掛けた方が拭き取りが大変になります。
通常の施工と一緒で荒拭き用と仕上げ用のクロスで拭き上げるのが無難で間違いない。
この時に注意して欲しいのはシャンプー洗車をしないということ、シャンプーを使うとシリコンがごっそり落ちます 笑
でも簡単にリセットできるのは嬉しい要素♪
正直、含浸はスケール(雨ジミ・ウロコ)汚れを除去しておけば、やらなくて良いのでは?と思っています。
含浸をやったから効果がアップした感じはなく、塗装面に対してダイレクトに塗布できる状態を作りのが大事かな(基本的にはどんなコーティングも一緒)
追記 スケールがあった方がシリコンは定着するかも(検証不足のため分かりませんが、実際に劣化したスケールまみれの塗装に使ったら落ちないことがありました)
含浸でスケール(雨ジミ・ウロコ)は取れる?
含浸で汚れをとるのが目的と言いましたが実際に除去できるのか?ということで実験してみました。
上記の写真は水道水と夏の高熱によって、作り出されたスケールです(非常に厄介)
これを左右に分けて酸性ケミカルとシリコンによる含浸をして除去できるか試します。
ということで左側はいつも通りREBOOTを使ったスケール除去にて
30秒もかからずに除去。
特段問題なく除去できていますが、場合によっては実験的にスケールを作り出すと塗装が陥没するときもあり、研磨が必要になる場合もありますので実車ではあまり試さない方が良いですよ。
もう片側はシリコンを使って2日程、含浸。
含浸した後の状態、指の先にうっすらシミが残っているのが分かるでしょうか?
大まかには除去できているように見えます。
スケール付着状態をシリコンでふやかし除去する方法として『含浸』を進めているのが分かります。(シリコン内に同じガラス成分があるので、なじませて除去するイメージだそうです)
正直、これだけ時間かかって除去仕切れないのはめんどくさい…
この残ったシミはREBOOTにてスピーディーに除去。
含浸は理屈でいえばスケールのような無機汚れよりも油分汚れに対して有効的ですね。
スケール除去に関しては酸性ケミカルを使うのが無難だと思いますよ。
シリコン洗車はガラス、樹脂、タイヤと全てに使える
色々な場所に使えるので非常に便利。
耐久性はないものの、簡単に樹脂部分を黒々とさせれるのは良い♪
これ一つあれば艶々な状態を作れるのは非常に簡単だしコスパもGOOD!
シリコン洗車で全てをカバーできるオールインワン的な感じでも使えますね。
KF-96のシリコン洗車の撥水とトーンの落ち方
実際に施工してみて撥水は弱撥水で撥水に関する耐久性もほぼ感じられないですが、艶はハンパないです 笑
このヌルヌル感は他のワックスやコーティングと比べても遜色ないと感じます。
シリコン洗車の撥水は弱撥水 動画あり
ユーチューブで見ていると鬼撥水、ブリブリの撥水という謳い文句がありますが、自分の目には弱撥水程度に見えました。(自分の車でもユーチューブに上がっている動画でも)
シリコン洗車をしている人達は基本的に霧吹き的な水の掛け方をしているので、そういう風に見えるのかも知れません。
ただシリコンの拭き取りが甘いとオイルの層が出来ているため、結構弾きます。
しっかりキレイに拭き取ると、そんなに撥水はしませんね。
シャンプーで洗車をしてしまうと撥水はほとんどしなくなる傾向にあるのが動画で分かります。
撥水を求める人には不向きと感じますね。
シリコン洗車の艶感
結構良い感じに艶感が出てますね。
トーンの落ち方は文句なしではないでしょうか?
ちなみにシャンプー洗車をすると
トーンが落ちているのを確認できなくなります。
シリコン洗車は基本的に洗車毎に施工した方が良いかな〜と感じています。
シリコン洗車にハマったことで洗車のスパンが短くなり、結果的に良い結果になっている人も多いですね。
実際に車の車両だとこんな感じ
文句なしの艶感です♪
シリコン洗車をしてみての評価・メリット・デメリット
- 『KF-96』で車全てのコーティングを可能に。
- 簡単に艶々(洗車傷も結構隠蔽してくれます)
- 定着は甘いが、それなりに塗装面に載ってくれるので、どんな塗装状態でも一時的な艶出しは出来る(劣化している or 塗装面が汚れているとワックスやコーティングなどではあまり変わらないことも)
- ムラが固着しない(拭き上げれば普通に除去できる)
- 防汚性も悪くない(塗装状態による)
- 濃色車でも問題なく施工できる。
- 含浸(がんしん)までやるのはめんどくさい。
- 撥水は弱い。
- 定着、耐久性は他のコーティングと比べると弱いかな〜。
- 施工中、手がヌルヌルになるのは気になる 笑
- シャンプー洗車をやるとごっそり落ちる(シャンプー非推奨)
実際に施工してみてシリコン洗車は面白いスタイルだし、艶々になって防汚性も感じれるコスパが良い洗車と感じました。
人気になるのも分かるぐらい効果を感じれますからね。
正直、デメリットらしいデメリットはないかな〜。
耐久性がないからダメだという人もいますが、耐久性がないことのメリットもあるので一概には比べられません。
耐久性が良いのを使いたい人は別のコーティングを選択した方がいいですね。
シリコンは塗装の劣化を促進するようなイメージが多かったのですが、思った以上に塗装に対して攻撃性はない印象で認識を改めなくてはいけないと感じますね。
なめてたけど、実際に施工したら世界観が軽く変わりました 笑
こんな人にオススメ
シリコン洗車においては、とりあえず簡単に何も考えず艶々にしたい人にオススメですね。
塗装面が劣化している or 下手なコーティング剤を使ってもキレイになるどころか、ムラだらけになったり、全然キレイになった感じがしないと感じる人も多いです。
当然塗装面がキレイな状態から施工できれば良い結果は出やすいですが、DIYにおいてはどうやってキレイにするのか?まで分からないユーザーは多いと思います。
そんなユーザーにとっては救世主に感じる洗車方法ですね。
下地処理も気にしなくても、ある程度結果が出やすいのでユーザーからすると、分かりやすい結果が出るのではないのでしょうか?
タイヤワックスなどもそのままの勢いで塗れるので、ズボラな方や洗車道具を少なくしたい人にもオススメ♪
コスパはダントツで良い洗車スタイルです。
まとめ シリコン洗車は艶に特化した洗車
ここまで色々紹介しましたが、本当に面白いスタイルの一つだと思います。
シリコン洗車をやってみるまでは、絶対に意味ないだろうと思っていましたがまさかの覆される結果になりました…
なんでもやってみないと分からないってことですね…反省しました。
今回のレビューはかなり参考になったことも多いので、収穫のあるレビューにもなりました♪
シリコン洗車のレビューをブログにあげた後に質問が多数きましたので、シリコン洗車のQ&Aをまとめました。
詳しくはシリコン洗車は汚れる?劣化が早い?悪化させる?シリコン洗車の疑問をまとめてみましたからどうぞ。
ちなみにシリコン師匠こと『vwfixlifeさん』が編み出した『小麦粉』『発泡酒』を使った下地処理の方法の解説した記事もありますのでシリコン洗車をマニュアル通りに進めたい人にオススメ
以上、テールウォーカー@tailwalker020でした。