こんにちは洗車マニアのテールウォーカー@tailwalker020です。
今回の記事ではコーティングの劣化はどこで判断すれば良い?という記事です。
コーティングの再施工をしたいタイミングは基本的にコーティングの効果がなくなったときだと思います。
とはいえコーティングの劣化ってどんな状態でしょうか?
撥水しなくなったとき?
艶感を感じれなくなったとき?
大量の汚れが付着したとき?
メンテナンスしていく中でベースコートの存在感を感じれなくなったとき?
もちろん全て該当すると思いますし、コーティングの種類でも違うと思います。
自分でどう感じたかを信じるのは大事ですよ♪
そこで今回は
- コーティングの劣化したタイミングって?
- コーティングのリセットタイミングは?
上記を中心に紹介していきます。
コーティングの劣化とは?
大前提として自分で施工したクルマでメンテナンス状態が分かるクルマなら、ある程度コーティングやワックスの劣化を把握できますがそれ以外のクルマに関しては基本的に難しいです。
どんなコーティングをしているか?何を使ってメンテナンスしているかで全然違います。
コーティングの劣化は塗装を見た方が分かりやすい
上記の写真は研磨後の写真ですがこれを見てコーティングが施工してあるか分かりますか?
自分は上記の写真を見ても判断つきません。
メンテナンスをしてあるクルマでキレイなクルマの全体を見たときには『何か施工してそうだな』ぐらいは思いますが何が施工してあるかは分かりませんし、実際に触って見ても予測ぐらいしかつきません。
次の写真はボロボロの塗装でコーティングがしてある状態です。
上記の写真を見てもコーティングがしてあるクルマとは思えません 笑
2枚の写真から分かることはコーティングはそもそも透明なので目視では確実に分からないということ。
じゃあコーティングを見ないで塗装を見れば間違いないんじゃない?と思っています。
洗車をして塗装をキレイにしている最中にどう思ったか?キレイにした後に艶感はどうか?ということが大事(塗装が劣化してたらコーティング以前の話)
簡単にいうと汚れを落とすのが大変ならそれなりに被膜は劣化していると思いますし、コーティングのリセットも考えます。
ただ施工してから大きな汚れの固着もないようなら別にリセットの必要性はないかな。
なので凄まじい汚れが降り注いで影響を及ぼしたと判断した場合は施工してから1週間だとしてもリセットして再施工します。
コーティングは塗装に対して一時的な艶や撥水をチューニングしているだけなので、コーティングを見るんじゃなくて塗装に対してどうか?で考えると良いと思いますよ。
変に聞こえるかもしれませんがコーティング剤の再施工等は少しでも良い撥水と良い艶を楽しむ為の作業だと思っています♪(塗装を良い状態で保護するために定期的な施工はあった方が良い)
理解すれば簡単な話なのですが、どのケミカルを使ってはいけないとかは難しいと思いますので最初は洗車して汚れが固着しているかどうかぐらいで良いと思っています(どうしても判断するのにある程度の経験は必要になってくるし、施工者の考えでも大きく変わる)
自分はコート剤においてはあまり耐久性などを信用していないタイプなので3ヶ月から6ヶ月くらいに一回はリセットして施工してますね。
詳しくは【素敵なWAXライフを】天然ワックスの楽々メンテナンス方法と再施工する時のポイント!で紹介しています。
まあ難しく考えずに定期的にリセットする感じぐらいので良いと思いますよ♪何かしら再施工するにしても下地が出来ていれば問題なく施工できることの方が多いと思いますので。
基本的には汚れが多く固着していなければ施工には問題ない、古いコーティングがどうのこうのよりも塗装に対して汚れがないことが大事。
というかある程度ケミカルを使って洗車できる人は劣化した被膜はメンテナンスで除去されていくから傾向にあるから気にしなくても良いと思ってます。
ケミカル洗車を詳しく知りたい場合は下記をご覧ください。
撥水の有無でコーティングの劣化は一概には分からない
よく言われるのが撥水していないからコーティングが落ちたみたいな表現をする時がありますよね。
初心者目線で見れば、撥水でしか判断できませんが【撥水しなくなった=コーティングが効かなくなった】ではありません。
例えばベースコートが入っているだけで簡易系のスプレーコート剤の撥水などに違いが出ることもありますし、撥水していなくても防汚性が続くのはあるあるです。
撥水に対する耐久性や撥水の種類に対する考察記事もあります。
艶感の残留は感覚
上記の写真はコーティング施工直後の写真で艶感が分かりやすいですよね。
これは艶感を分かりやすくするために手を加えていますが、通常のクルマだとこのようここまで分かりやすくは出ないと思っています。出たとしても余剰成分が落ちると艶感を感じれなくなることが多いですよね。
自分がコーティングの艶感を確認するのは大きく2つ。
- 通常の洗車後の撥水(シャンプー洗車や流水洗車)
- スケール除去後
天然ワックスだと通常の洗車後は分かりやすい傾向にありますよね。
普通に洗車しただけなのに『めちゃめちゃ艶あるじゃん』ってよくなります 笑(汚れが付着しにくいなど、他の要因もあります)
あとはスケール除去後にどう感じるか?ですよね。
スケールは塗装の光沢・艶を一番阻害する汚れだと思っていますので酸性ケミカルで汚れを除去することで塗装本来の美観が確認できます。
ここで大事なのは塗装に艶を加える製品は使わないということです。ここで撥水シャンプーなど使ってしまうと別の艶感が出てしまうので注意が必要ですね。
正直艶感って感覚だと思っていますので『なんかキレイだな』『なんか反射の仕方が違うな』『なんか重厚感ある感じの艶だな』『シャープな感じの艶だな』って感じると思います。
これは単純にパネルで比較しても判断しにくい違いだと思いますし、施工した直後の艶感を感覚的に覚えて置くことがコーティングの艶感を判断する基準になるかな。
ちなみにクリーナー系のケミカル(液体ワックスみたいなドロっとしたやつ)などを使うとコーティング剤が除去されたり、艶感が置き換わったり、クリーナーの艶感が出てしまうのであまり参考になりませんね。
その場合は汚れを除去された後の塗装がキレイになって塗装に不具合がないことを確認するのがベターです。
コーティングのリセットタイミングは各コーティングで違う
ベースコートの有無、コーティングの種類で違いますが各コーティングでのリセットタイミングを記載していきます。
あくまでセオリーなので使っているコーティング剤の種類で違うこともありますし、施工者の考え方で意見は異なりますので参考程度にしてみてください。
ガラス系簡易系コーティングの場合
ガラス系のコーティングは物によって全然違うので一概には言えませんが、定期的にリセットすることが大切です。
自分だったら3ヶ月に一回ぐらいはリセットしたいかな〜メンテナンスのスパンは短くなる傾向にありますね。
スケールを除去するときに一緒に反応してしまうコーティング剤もありスケールと一緒に除去されることもありますが一般的には使い続けることで、コーティングと汚れがミルフィーユ状になって塗装の光沢を阻害する強力な汚れになりがちです。
個人的には最も定期的にリセットする必要性が高い認識を持っています。
中途半端に定着して明らかに汚れを巻き込むコート剤も普通にありますし、使っていて違和感を感じた場合は違うコーティングを試してみるのもおすすめ。
ガラス系コーティングを好みで使いたい人はメンテナンスまで考えられているコーティングを使うことで気持ちよく使えることが多いですね♪
スケール除去剤が売られているところで買えばだいたい問題ないことが多いですよ!
スプレーワックスの場合
スプレーワックスは基本的に定期的なリセットが必要ないと考えます。
スプレーワックスの定着はそんなにしない製品だと思ってますし、汚れを巻き込むようなコート剤ではないことが多いです。
詳しくは固形、液体ワックス、スプレーワックスの特徴とは?ワックスの種類を理解することでクオリティアップしようの中で説明してあります。
強い撥水などは感じられませんが、塗装を選ばす使えるのは嬉しい♪
従来のコーティング剤に慣れている人は効果を感じにくい傾向があるのはデメリットかもしれませんが 笑
リセットするとしたら塗装面が汚れてきたときかな。
リセットタイミングがどうとかじゃなくて塗装をキレイにするだけっていう普通のこと。
天然ワックスの場合
天然ワックスは極端にコート剤の劣化は分かりにくい傾向にあると思います。
ワックスのリセットはだいたい3ヶ月〜6ヶ月ぐらいと言われていますが、劣化という面で考えるとあまり劣化は感じないかな〜
むしろ、天然ワックスを楽しめる期間が大体3ヶ月くらいといった感じでしょうか 笑(当然メンテ次第です)
気にするのは塗装面の汚れの固着具合と言った感じですかね。
リセットするときの理由として劣化しているかもしれないワックスを除去することで、確実に定着させることを目的にしています。
短いスパンでの再施工時は塗装面が荒れていなければリセットしないで再施工でも良いと思いますよ♪
ガラスコーティングの場合
ガラスコーティングはコート剤の中で一番塗装面に硬く残留するので、良くも悪くも除去されにくく高耐久な被膜を形成します(高耐久な被膜と言っても所詮拭き取った後の残留成分でしかありませんが…)
硬化系ガラスコーティングを施工してからすぐに同じガラスコーティングを施工すると不具合が出ることもあり、基本的にはメンテナンスで汚れを除去しながら簡易系のコート剤で延命していくのがセオリーですね。
2020年8月時点においてはガラスコーティングは汚れにくいと言った考えが見直され始めました。
一般的にはガラスコーティングはスケールが付着しやすく、メンテナンスのスパンが短くなる傾向にあります。
ガラスコーティングをメインで使っているときはメンテのスパンが短かったので、キレイの維持をするのめちゃくちゃ大変だな…と思ってました 笑
それをキッカケに天然ワックスに辿り着いたのは別の話。
当然、メンテナンスのスパンが短くなるということはそれだけ影響を受けやすいですし、コーティングの劣化が気になる前に塗装の荒れやシミが気になっていく感じですね。
基本的にベースコートを完全にリセットするというと【研磨】になります。
再施工時にガラスコーティング以外を選ぶなら、塗装が極端に荒れていない場合は研磨をしないでも良いと考えます(した方が良いこともあるがDIYとかなら不要かな。ケースバイケース)
ガラスコーティングを施工する場合は塗装面の状態が大事なのでしっかり劣化してそうなら研磨を入れた方が無難。
なのでガラスコーティングで維持していく場合のリセットタイミングは研磨を入れるタイミングであることが多いです。
ガラスコーティングを施工したい場合は研磨もセットになってくることが多いのでDIYユーザーにとってはハードルが高い…
コーティングの劣化は主観や感覚の要素が大きい
ここまでザックリと劣化したタイミングを説明しましたが、煮え切らない回答でイマイチ分からないと思います。
繰り返しの説明になってしまいますがコーティングの劣化はどうしても目に見えないので判断できません。
なのでコーティングの劣化ではなく塗装がどのような状態になっているかを確認しましょうという話です。
ある程度経験を持っている人であれば経験則と自分の主観でリセットタイミングかな?と判断できますが
分からないうちはこだわっても不毛だと思います。
大事なのはコーティングのメンテナンスではなく【塗装】のメンテナンスですよね。
不安ならリセットすれば良いだけですし、汚れの固着、塗装が劣化していなければほとんど問題はないと考えます。
基本的には目に見えるのが全てなので洗車が上手い人は1年経っても被膜が劣化していないと感じる人もいますし、全く洗車していなければ3ヶ月でダメだと判断する人もいるでしょう。
コーティングの劣化=メンテナンスタイミングと考えるのが一番自然です(劣化してると思った場合は塗装が汚れてきていることが多いと思います)
なので結局大事なのは良く言われている【メンテナンススパン】【保管場所】とかだったりするわけですね。
誰がこう言ったからこうするとかではなく、自分にあったメンテナンス方法を見つけるのが大事!
まとめ 塗装が劣化していなければあまり気にする必要性はない
色々分かりにくい説明になってしまったかもしれませんが、コーティングの劣化判断は汚れの固着がしてきたとか効果を感じなくなってきたと簡単に考えて良いと思います。
どうしても難しく考えてしまう傾向があるので、少しでも簡単に考えて楽しい洗車ライフを過ごしましょう。
基本的には定期的にリセット(汚れを除去する)ということで問題ないと思います。
今回は劣化しているコーティングの判断はどこでする?と言う内容でしたがコーティングのリセット方法の記事『【コーティングの除去方法】リセット方法を知ることでムラになった時の対処方法をしろう』もありますので興味のある方はご覧ください。
以上、テールウォーカー@tailwalker020でした。