レオコートはプロが18年間のノウハウを詰め込んだ商品。
市販で売られているプロ用コーティングがどうなのか?洗車マニアが検証していく内容になります。
レオコートをお得に購入できる情報も記載あり
【こちらの製品はホワイトナイト様より提供していただいております】
こんにちはコーティングマニアのテールウォーカー@tailwalker020です。
アマゾンなどでコーティングを調べていると、気になるコーティングが一つ。
価格も市販品クラスではトップクラス。見た目もなんかオシャレで日本メーカーにはないセンス(見た目の好みはありますが)
そんな一際目立つのが【LEO COAT(レオコート)】
レオコートは専門店で行われるコーティングを『誰でも簡単に専門店同様のコーティングを施工できる』をモットーに作成しています。
誰でもできるコーティングっていうのは重要で、安定したクオリティを表現するときに重要な要素の一つですね。
【施工が難しい=高性能なコーティング】と思っている人もいますが、そのようなコーティングは一つ間違えるとクオリティダウンに繋がることもあります。
高価なのでなかなか手の出しにくい【レオコート】ですが実際に使ってどのような感じ製品なのか?
施工性は本当に良いのか?プロ用のコーティング剤ってどう違うの?っていうのを洗車マニアの視点でインプレッションしていきます♪
LEO COAT(レオコート)の特徴
レオコートとはプロのノウハウが18年間詰まったコーティング
メーカー | ホワイトナイト |
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商品名 | LEO COAT(レオコート) |
コーティングのタイプ ダブルコート |
ベース:ガラスコーティング トップ:ポリマーコーティング |
撥水のタイプ | 撥水(疎水に近い) |
特徴 | プロ施工店がノウハウをつめた2層コーティング |
耐久性 | 5年耐久(メーカー情報) |
- 18年間プロショップが認めた製品を一般ユーザー向けに製品化
- 100%原液が深く浸透し、美しい塗装面を表現
- プロのノウハウが詰まっているのに使い方は簡単で、極上の仕上がり
浸透タイプのコーティング
被膜型は塗膜が厚くなるため、スクラッチ耐性が低下します。耐性を高めるには浸透型が高い効果を発揮します。 ナノサイズのガラスが塗装表面に浸透するLEO COATは、スクラッチに強く、ウォータースポットになりにくいコーティングです。
出典 レオコートHP
耐スクラッチ性
ガラスコーティングを施工することで、試験結果からも明らかな高いスクラッチ性能で愛車を傷から保護します。
未施工に比べ2.5倍のスクラッチ耐性で、塗装面に高い表面保護性能が獲得でき、愛車を傷から守ります。
加重による塗装面の陥没に対する耐圧力性試験では、5Kgの加重に対しての、塗装面のシワやダメージが減少しています。LEO COATでは第三者機関によるテストを行っています。
出典 レオコートHP
今までコーティングで硬度9Hなど色々ありましたが、キズが入らなくなったという噂は聞かないですね。
キズは入りにくくなりますが、それはまた別の理由になっています。
こちらに関して興味がある人は『コーティング硬度とは?9Hのコーティングって本当にキズ入らないの?』をご覧ください。
ベースコートのガラスコーティング特性
ガラスコーティングでも種類が違えば、当然特性は変わるのですが【レオコート】のようなダブルコーティングにするときのベースコートとしての考え方を紹介します。
ガラスコーティングの基本的な役割は塗装面に密着させることで
- 塗装面の密度を上げ保護強化
- 塗装のトーンを下げ艶を演出
- 塗装面にガラスコーティングを施工することでトップコートを密着させてより高い効果が出るようにする
ガラスコーティングに限らずですが、施工後時間が多少経過すると艶感が増すような現象が起きます。
ガラスコーティングは特にそのような現象が強い傾向があり、数日経過後に見ると艶の変わり方に驚くこともありますよ。
ガラスコーティングというか硬化コーティングというべきか迷いますが、ガラスコーティングは他のコーティングにない反射のある艶というか独特な艶がありますね。
トップコートポリマーコーティングの特性
ダブルコートなどのトップコートに使われるコート剤を使うときによくあるのが下記のようなケース。
- ベースコートが撥水しないのでトップコートにて撥水、防汚性を付加させる目的
- ベースコートを延命させるための保護コート
- ベースコートは繰り返し施工できないのもあるので、コーティング剤で効果を感じるためのトップコート
いわゆる艶感に関してはキープできることもありますが、撥水などに関しては基本的に早期に衰えるので長くベースコートを体感できるためのコーティング剤がトップコートだと考えます。
コーティング剤の特性で変わりますが基本はこのような感じです。
ダブルコートの一般的なメリットは一つのコーティングで色々表現するよりも、2つのコーティングを使ってお互いのメリットを上手く共存させて高い性能を引き出すことを目的にしています。
レオコートの施工方法
レオコートの内容物一覧
ガラスコーティング剤 | 30ml シリコンフッ素系コーポリマー、珪素系ウルトラナノガラス、セルロース樹脂、変性シリコン、イオン活性封鎮剤 |
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ポリマーコーティング剤 | 30ml 変性シリコン、グレコール系溶剤界面活性剤、イソプロピルアルコール1%未満 |
専用シャンプー | 30ml 非イオン界面活性剤、テトラナリウム 、水酸化カリウム |
粘土バフ | 1個 長さ11cm × 幅2.3cm × 高さ3cm |
コーティング用 両面スポンジ |
2個 長さ10cm × 幅2cm × 高さ3.5cm |
クロス | 1枚 40cm × 40cm |
取扱説明書 | 1冊 4つ折り8ページ |
レオコートの下地処理
レオコートの推奨の下地処理方法はケミカルを使わない洗車方法になります。
誰でもできるコーティングがモットーらしいので、できるだけケミカルを使わないで作業したいということなのでしょうが、新車やキレイな状態のクルマにはオススメできない方法になっております。
なので今回は『レオコート推奨方法』と『洗車ウォーカー推奨』2パターンの下地処理方法を紹介します。
レオコート推奨方法 粘土バフにて擦る
レオコートの下地処理の推奨方法は非常にシンプル。通常の洗車後に濡れた塗装面に対して『粘土バフ』に『専用シャンプー』をつけて優しく擦るだけ
事前に粘土バフはしっかりと濡らしておきましょう。キズの軽減につながります。
レオコートの推奨下地処理方法はこれだけなので非常に楽なのですが問題が一つ。
洗車マニアやプロの方ならご存知だと思いますが、『トラップ粘土』などの異物除去ツールを使うと塗装面にキズが入るということ。
ちなみに付属の『粘土バフ』は結構強力なタイプなので、優しく擦っても普通にキズが入ります。
自分のクルマでもこんな感じになりました。
粘土でする前 Before
粘土で擦った後 After
分かりにくいと思うので202のテストパネルにて
塗装の状態が汚れが大量に付着している、塗装がキズだらけの場合は粘土バフなどは使った方が良いですが、基本的に塗装面が汚れがあまり付着していない、キズがないときは使わない方が良いのは上記の結果から見ても明白。
粘土で擦る(キズ入る)=研磨(キズ除去)するのが通常です。
洗車ウォーカー推奨 ケミカルで下地処理
基本的にケミカルを理解している人達は塗装表面の汚れを除去し、鉄粉など異物以外の汚れを除去して塗装面にダイレクトに施工することを目的に下地処理を行います。
作業内容としては
- 通常の洗車
- 酸性ケミカル(REBOOTなど)にてスケール除去
- クリーナーケミカル(HDクレンズやPM−LIGHTなど)にて油分汚れを除去
基本的なところで、通常の洗車を行います。
洗車傷を入れない洗車をするには大量の『シャンプー』『水』を使い洗車しながら、スポンジ面などを細かく濯いであげてクリーンな面で撫でであげるのが大事なポイント♪
流水洗車なども上手く使うと通常の洗車のクオリティを上げることが可能です。
酸性ケミカルREBOOTにて、スケール除去(最重要!スケールがないことでコーティングをダイレクトに施工することが可能になります)
スケール除去後、『PM-LIGHT』や『HDクレンズ』を施工することで、塗装面の下地を作るので、良い効果を実感できる傾向にあります。
施工方法は塗って拭き上げるだけですね。
塗装面をクリーニングすることで、コーティングも施工しやすくなります。
シリコンオフは基本的に厳禁です!塗装によっては溶かすこともあるので注意が必要。
下地処理に関してまとめた記事もありますので詳しくは【初心者でも簡単】車のコーティング・車磨き前の下地処理をご覧ください。
レオコートの使い方
- 1パネル毎の施工が基本。
- ガラスコーティングの瓶は中に攪拌石が入っているので使用前に瓶を振ってカラカラ音が鳴っていれば、しっかり液剤が混ざっているのを確認できます。
- ガラスコーティング塗り込み後、すぐに拭き取る(ベースコートは1パネル施工後、拭き取りは必須)
- ポリマーコーティング塗り込み後、拭き取る(ポリマーは1パネル毎の施工じゃなくても良い)
レオコート施工の流れ
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[ti label=”STEP1″ title=”液剤をスポンジにとる”]瓶をよく振り攪拌石の音が鳴っていることを確認。
液剤を適量とり塗り伸ばします。
この時に少量で塗ろうと思うと液剤が伸びないので多めに取った方が液が伸びやすく施工しやすいです。
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[ti label=”STEP2″ title=”ガラスコート液剤を縦縦横横で塗り込む”]液剤を塗り広げていきます。
塗り込んでいくときは縦縦横横が基本ですが、しっかり塗れていれば自分の塗りやすい方法でOKです。
レオコートは多少濡れていても施工OKなので塗りにくいと思ったらスプレーで加水すると施工しやすさUPします。
1パネル毎の施工拭き取り推奨。放置時間が長くなると拭き取りが大変になります。
[ti label=”STEP3″ title=”ガラスコーティング拭き取り”]基本は2枚での拭き取り。1枚目でほとんど拭き取り、2枚目で仕上げ拭きするとムラなく拭き取れます。
拭き取れないときは水拭きをすると問題なく拭き取り可能。
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[ti label=”STEP4″ title=”ポリマコート施工”]レオコートのポリマーはサラサラしているので施工性抜群。
コーティングスポンジの白側に液剤をつけて塗り込み。こちらも塗れていれば塗り方はなんでもOKです。
ポリマーコートは1パネル毎の施工じゃなくても問題ありません。
施工したらしっかり拭きあげればOK
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[ti label=”STEP5″ title=”補足”]もしムラになってしまった時に試すことは
- 新品のクロスにて拭き上げる。
- 水拭きを入れてみる。
- ガラスコーティングをムラになったところに塗って再度拭き上げる(同じ成分で塗ることによりムラを除去できることがある)
- クリーナー系ケミカルを試す。
レオコートであれば上記のどれかを試せばムラは解消できると思いますよ。
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マイクロファイバーを使って施工すると少量の液剤で施工可能
コーティングの施工時にスポンジで施工するのって作業しにくい人もいると思うんですよね。
私自身もスポンジで施工するよりもマイクロファイバークロスをコンパクトにカットして施工することが多い。
スポンジよりもクロスの方が少ない量で液剤を含むことができるためです。
スポンジだと吸収されてしまって液剤の量をコントロールしないと施工がやりにくい時もありますが、クロスだとスポンジと比べて薄く、液剤がずっとマイクロファイバーの表面にいるので少量で塗り込めるんですよね。
イメージ的には下記のような感じで施工します。
基本的に塗り込む作業で『スポンジ』『クロス』は作業性の問題になることが多く、しっかりと塗り込めていれば、どんな塗り方していようが問題ありません。
ムラになる場合は塗り込み方がどうのこうのよりも『しっかり塗りこめていないだけ』ということが多いので、個人的には塗り方ではなく『塗り込む』という行為を意識した方が良いですよ。
なので個人的にはクロスの方が『塗り込む』という作業がしやすいので好きですね。
ちなみにレオコートのポリマーを塗布時に『塗る』ではなく『塗り込む』を意識するとガラスコーティングの残ったムラを解消できることもあるの一石二鳥です 笑
レオコート施工後の艶と撥水
施工時の艶の変化
レオコートはベースコートで塗装の艶を出して、トップコートで透明感を引き出すコーティングのようです。
分かりやすいようにテストパネルでも施工してみました。
- 左:ガラスコーティングのみ
- 真ん中:ポリマーのみ
- 右:ガラス&ポリマー
レオコートのポリマーの特徴は防汚性と肌触りのチューニング、そしてベースコートの保護、延命を目的にしているのが分かります。
いわゆる王道タイプの2層コーティングになりますね。
ちなみに肌触りはツルツルで
レオコートは『疎水』 動画あり
撥水はそんなに強くないですね。撥水は『疎水』ぽい感じです。
撥水に関しては好みの問題なので、もし強撥水にしたい人は無溶剤のトップコートならどれでも問題ないので好みのトップコートを使うのもありです。
一般的には撥水は汚れる、親水は汚れないという解釈がありますが個人的には全く関係ないと思っています(コーティングの種類によっては傾向があるのは理解しています)
詳しくはコーティングで撥水は汚れる?親水は綺麗?疎水は良いとこどり?⇨撥水の種類なんてもんはどうでも良いをご覧ください。
レオコートのおすすめポイント
プロ用のコーティングとしては施工しやすい
やはりレオコートの良さは施工性の良さになります。
レオコートが『誰でもできるコーティング』というだけあって施工性はGOOD!
施工時、ガラスコーティングは1パネル毎行い、新しいクロスで拭き上げることを徹底すればイージーな作業になります。
何かミスをしてもリカバリーができること。
DIYユーザーにとって施工しやすい=失敗しないというのは非常に大事な要素!
施工した感じもトラブルが起きにくいタイプだな〜という印象を受けました。
ホイールに使えゴムモールに付着してもOK 場所を選ばないコーティング
仮に付着したとしても軽い艶程度で済むので違和感が強い状態にはならないです。
色々な箇所に使えるのは嬉しい要素。
プロが選んだ組み合わせを体感できる
一般ユーザーからすれば一番良いのはプロが組みわせた2層コーティングを体感できるということ。
もちろん色々なコーティングの組み合わせがある中で好みはあると思いますが、レオコートもプロが出した最適解の一つ。
2層コーティングのイメージが湧かない人はまず『レオコート』を使ってみるのもありですね。
レオコートの気になったポイント
価格が高い
レオコートの最大のデメリットはやはり価格が高いということです。
メーカーとしてはその辺で施工すると5万円ほどかかるからレオコートの方が安いということですがDIYでは価格が高いのが事実です。
ただディーラーなどでやってもらうなら、自分で施工した方が低価格で勉強になるのも事実。
説明が少ないのが残念
一応プロのノウハウが詰まったコーティング剤なのに、下地処理が『粘土バフ』のみの案内だったりするのは疑問。
当然『粘土バフ』は塗装面にキズが入るので基本的に研磨前じゃなければ使用しません。それはプロなら理解していることだと思いますがその説明がないのも残念です。
確かに『誰でもできるコーティング』っていう視点や実際の一般ユーザーの状況を考えると『粘土バフ』で下地処理っていうのも理解できなくはないのですが、新車などに使ってしまうと取り返しのつかない状態になるのは頂けないです。
ノウハウが詰まっているなら、もう少し説明などが多いとDIYユーザーも使いやすいのかな?って思います。
レオコート施工後の経過
実際に施工して一定時間経過しての防汚性を見るとなかなか良い感じですね。
従来のガラスコーティングより、雨ジミはつきにくい傾向はあるなと感じています。
施工した時期は冬ですが、冬だとクルマが結露することでスケールの付着は早まる傾向があります。【レオコート】はそのような気配も少ないので『せっかくガラスコーティングしたのにシミだらけ』みたいな感じは避けられるのかなと。
これはあくまで私の主観ですが従来のガラスコーティングと明らかにタイプが違うという認識ですね。
何をガラスコーティングとして認識するか?という問題はありますがコーティング特性を見ると少なくともスケール(雨ジミ・ウロコ)はつきにくい。
撥水に関しては、一定時間経過してもキレイに疎水しており気持ちの良い状態をキープしてくれています。
メンテナンスを定期的に行うことで良い状態をキープできますので、スケール除去とトップコートの再施工は定期的に行いましょう。
どんなに良いコーティングでもノーメンテナンスなんてことはありません。
良いカーケアをするには『良いメンテナンス』は必須!
どのコーティングにも言えることですが、良いメンテナンスができなければ良いコーティングかどうかの判断もつきません。
愛車のキレイを維持するためにも、しっかりメンテナンスをしてあげましょう♪
詳しくはキレイの維持 ケミカル洗車をやらなければ、塗装は汚れていくだけをご覧ください。
レオコート様より割引あり
普段は値引きなどをしない【レオコート】ですが、メーカー会社の『ホワイトナイト様』より、500円引きをして頂くことができました。
こちらの記事内の各リンクがある公式ホームページよりストアに飛んでいただければ、自動で割引されますので興味のある方はどうぞ(購入画面まで進むと割引されます)
レオコートのまとめ
- レオコートはプロ18年分のコーティングノウハウが詰まっている
- ガラスコーティングとポリマーコーティングの2層コーティング
- 施工性は非常に容易でDIYユーザーでも問題なく施工できる
- マイクロファイバーをカットして使うと塗り込みやすい
- 撥水は疏水的な感じ
- 価格が高いのに説明不足なのは残念
- こちらの記事の公式HPより購入することで500円割引していただいています。
レオコートはマニアックな人より、これからコーティングを覚えたい、自分でガラスコーティングをしてみたいっていう人向けの商品になりますね。
試しにプロのノウハウが詰まった製品を使ってみませんか?
以上、テールウォーカー@tailwalker020でした。