今回はプロもよく使うGANBASSの『HAZE』の紹介をしていこうと思います。
今まで、コーティングレビューは『天然ワックス』以外、ほとんどしてきませんでしたが色々レビューしてほしいとの声が多かったので、色々とレビューをしていきます。
今回は第一弾としてTW(テールウォーカー)自身も使っているオーバーコーティング(トップコート)であるGANBASSの『HAZE』を紹介しますね^^
ちなみに『HAZE』の読み方は『ヘイズ』になります。
実際にプロが多く使っている中の一つのコーティングで『HAZE』は下処理をしっかり出来る知識があれば、『防汚性』『艶』『撥水』の性能が高く、塗装にとっても悪影響を与えない優れたコーティングです。
逆に塗装面の下処理をしっかり行わないと、『HAZE』の性能を全然活かせません。
なので今回は、その辺のポイントと一緒に『HAZE』をレビューします^^
GANBASSの『HAZE』の特徴
メーカー | GANBASS |
---|---|
コーティングのタイプ | ガラス系コーティング |
用途 | 簡易系コーティング 、オーバーコーティング 、単体施工でも十分に性能あり |
撥水のタイプ | 強撥水 |
特徴 | 防汚性が高く、トータル的に高水準のトップコート |
耐久性 | 1〜3ヶ月 |
『HAZE』は簡易系コーティング剤の中で限界まで防汚性を追求し、同時に深い艶を与えることで洗車傷の隠蔽もある程度してくれます^^
窓ガラス面以外の様々な箇所(塗装、樹脂、レンズ、ホイール等) にも使用が可能です。
窓ガラスも余剰成分にて流れた時に撥水しますがオマケレベルなので窓ガラスは普通に専用のコーティングをした方が良いです。
簡易系(オーバーコーティング剤)と言う手軽に施工出来るコーティング剤にも関わらず、塗りこみに使用したクロスが数日後には硬くなるので、しっかりとした皮膜を作り出します。
『HAZE』は無溶剤であり、様々な塗装状態や様々なベースコーティング剤とのマッチング出来るコーティング剤。
無溶剤な為、ベースコーティングに悪影響を与えにくい。その分定着させるには塗装面がキレイな状態じゃないと密着しないので効果を発揮できません。
なので施工時にケミカルで塗装面のクリーニングをすることで、性能を引き出すことが可能。
単体施工でも十分な性能で、下手な硬化系1回より『HAZE』を毎月スパンで施工することの方が塗装保護に貢献出来ます。
樹脂パーツやホイールなども施工可能ですが、多少艶が出るような感じ^^
HAZEの施工方法
乾式施工の方が少ない液剤でコーティングの性能を最大限に生かす施工方法
湿式施工は簡単施工でムラになりにくいが、液量も使うし、効果もある程度落ちてしまいます。
HAZEの乾式施工方法
- シャンプー洗車(水洗い洗車でも可能)
- 水分拭き取り後、同メーカーの酸性ケミカルREBOOTにてスケール(雨ジミ・ウロコ)除去
- 塗装面に水分がないことを確認したら、小さく切ったマイクロファイバークロスに『HAZE』を染み込ませて、塗り込んだらすぐに拭き取り(荒拭き用と仕上げ用のクロス2枚以上を推奨)1パネル毎の施工を推奨
- 施工後、撥水テストなどで濡らすのは時間を開けるのをオススメします。個人的には2時間ぐらいは開けた方が良いですが、メーカー的には30分程濡らさなければOK
HAZEの湿式施工
- シャンプー洗車(水洗い洗車でも可能)
- スケールなどが気にならなければ、水滴が残っている状態で『HAZE』をボディに吹き付けるorクロスに吹き付けていき塗り込み、拭き取ってフィニッシュ
- もし汚れが気になるなら、乾式施工の方法に切り替えてケミカル除去してから施工」
HAZEが撥水しない時の対策
『HAZE』はなんでもかんでも強制的に撥水させるコーティングではないので、塗装状態によっては撥水しないことがあります。
強制的に撥水するということは、それだけ強い成分が塗装に残るということなので、場合によっては汚れと混ざってしまうことで、塗装に大きなダメージを与えることも…
これはすごい大事で強制的に撥水してしまう場合は、塗装が劣化スピードを上げてしまうこともあるので注意が必要!
それで撥水しない時の対策ですが、基本的に塗装が撥水しない時の理由としては大きく2つ
- スケール除去してもゴツい汚れが残っていて塗装面が荒れてしまっていてコーティングが定着しないパターン(原因は以前施工したコーティングだったり、撥水剤の影響であることが多い)
- 塗装が劣化しており定着しにくいことがあります(塗装面がキレイでも場合によっては定着しない時もあります)
上記の対策として有効なのが、クリーナー系によるクリーニングです。
塗装が荒れている場合の対策
上記のクリーナーを塗り込んで拭き取るだけで、油分汚れを除去してクリーニングすることが可能です。
なので撥水しない場合は、まず上記の商品『PMーLIGHT』を使ってみるのをオススメします。
それでキレイになってコーティングが定着すればOK
それでもダメなら研磨して塗装状態をリセットして施工する流れになります。
『PM-LIGHT』はクリーニングすると同時に簡易的なベースコートとしても使えるので便利♪
塗装がキレイでもコーティングが定着しない場合の対策
塗装面を研磨してリセットしてもコーティングが定着しないで撥水しない場合もあります。
その時は塗装に定着しないのでコーティングが定着するようにベースコーティングを作ってあげます。
その時のコーティングとしては『ポリマー』『樹脂ベース』『天然ワックス』などの上から施工すると撥水するようになります。
場合によっては、相性が悪いこともあるので検証が必要ですが、『HAZE』であれば割と対応できると思います。
施工イメージ
上記みたいにHAZEで濡らして、塗り込みをします。
塗り込んだら拭き取り
ピカーンみたいな感じです^^
ドアの内側などもスプレーにて吹き付けて、ヌリヌリして水を流して吹き上げることで内側も簡単にコーティングを施工できます。(水で流すのはムラ防止のため)
HAZEであれば、普通に水拭き乾拭きで十分だとは思いますが不安なら、水で流してからふきあげればOK(もちろん効果は多少落ちます)
施工後の塗装と撥水状態 動画あり
プリプリの撥水
いい感じ〜
ガラス・ガラス系コーティングの撥水は本当にキレイ♪
天然ワックスでは表現できない撥水の美しさがあるよね^^
塗装のトーンの落ち方
多少分かりにくいかもしれませんが、マスキングあたりのトーンが落ちているのが分かると思います。
このテストパネルはダブルの磨き目を残しているので、若干塗装が濁っている状態。
真ん中に施工していますが艶による隠蔽で黒くなっているのが分かりますね。
酸性ケミカル対応のメンテナンスができるコーティング
酸性ケミカルも対応しており、撥水が弱くなったなーと思ったらスケールを除去することで撥水が復活することも。
とは言ってもオーバーコーティングは耐久性はあまりないので、水がベターとしてきたら再度施工した方が良い結果が出ます。
少なくとも、自分は簡易コーティングで硬化系コーティングみたいに耐久性があるのは見たことないですね。
とは言っても施工後、すぐに雨ジミだらけになってスケール除去してもコーティングは落ちないので安心してください^^
詳しくは新車でおすすめされるディーラーコーティングを検証してみた!新車に合うコーティングは?にて
HAZEのメリット デメリット
- 防汚性が高い
- 撥水は強撥水(撥水しているからシミがつきやすいことにはならない)
- 艶はヌルテカな感じ
- 施工性はムラになりにくく施工が容易
- 無溶剤の様々なベースコートと組み合わせることができ、塗装にも優しい
HAZEの評価
艶 | |
---|---|
撥水 | 強撥水 |
防汚性 | |
肌触り | 全然ツルツルしない |
耐久性 | |
施工性 | |
備考 | 下処理さえOKなら、かなり良いオーバコート |
プロ用なので、下処理を理解することで使いこなせるオーバーコーティング剤です^^
塗装に優しいので、『HAZE』で塗装を痛めるというのは考えにくく優秀。
よく巷で、親水の方が汚れないという人は是非これを使ってみて欲しいですね^^
ぜひ参考にしてみてください♪