『ザイモール コンコースグレイズ』創立者のために作ったショーカー用ワックス

コンコースグレイズ

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今回はZIMOL(ザイモール)の中でも高価な天然ワックスである『コンコースグレイズ』のレビュー記事になります。

 

こんにちはワックスマニアのテールウォーカーです。

 

今回はザイモールの中でも創立者の車の為に作られた天然ワックスで『コンクールド・エレガンス』で最優秀賞をもらう為の『マストアイテム』として作られました。

テールウォーカー
創立者のために作るとか最高の贅沢ですよね^^ 自分のためのワックスいつかは作ってみたい…

 

TW(テールウォーカー)の主観ですがザイモールのワックスは、天然ワックスの中でも効果を感じやすく、天然ワックスの可能性を感じれる素敵なワックスだと思います。

キングオブワックスと呼ばれるザイモールの中でも特別視されており、ショーカーの必需品と言われる『コンコースグレイズ』は非常に気になる製品ですよね。

 

コンコースグレイズ

 

今回はそんな『コンコースグレイズ』をレビューしていきます。

テールウォーカー
事前にレビューは参考にならない!?コーティングレビューに関する評価基準に関してを見ていただけると私のコーティング感を理解してもらえると思いますので時間があれば一緒にご覧ください

 

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テールウォーカー

カーディティラー&洗車メディア
テールウォーカー
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ZYMOL(ザイモール)とは

ザイモール

天然成分100パーセントの天然ワックスメーカー

アメリカの会社で、世界的にいえば『KING OF WAX』と呼ばれているメーカーですね。ワックスを天然成分100%で作っています。

他メーカーのカルナバワックスでは、全容量に対し3~10%のカルナバ蝋(品質がよくない)程度に対し、 ZYMOLはブラジル産高級カルナバ蝋を30~70%含有しています。

石油系溶剤を一切含まないので、あらゆる塗装に対しトラブルを発生させません。

塗装に悪影響を与えないと言われている無溶剤のコーティング剤でも悪影響を与える塗装に対しては最高のクオリティを加えられるワックスメーカー。

テールウォーカー
なのでザイモール含む天然ワックスはどの塗装に対してもマッチングするユーティリティーなコート剤です

 

天然ワックスの重要な要素 カルナバ蝋とは

ブラジルロウヤシの葉の表面を覆う蝋。大理石のような光沢を呈するが、非常に堅く天然のワックス・エステルを主成分とする 蝋では最も融点が高い部類に属する。この性質を緩和する場合は、蜜蝋など他の蝋を混ぜて使われる。 錠剤のコート剤やカーワックスの主原料として知られる。主産地はブラジル。

出典 Wikipedia 蝋のページより

カルナバが多ければ多いほど、一般的には艶が上がると言われています。

ブラジルロウヤシからの葉からカルナバを採取するのですが、ヤシということもありヤシの実からカルナバ蝋を取っていると勘違いしている人も意外と多いですね^^

テールウォーカー
カルナバ蝋あるあるです 笑

 

『コンコースグレイズ』は創立者の思いがこもったワックス

コンコースグレイズ開封前

コンコースと証明書

テールウォーカー
高級感ある赤が特徴的。オシャレな感じですね^^  そして証明書が入っているのもザイモールならでは♪

 

『コンコースグレイズ』の特徴

コンコース

メーカー ザイモール
商品名 コンコースグレイズ
コーティング種類 天然ワックス(ザイモールの中でもスペシャリティワックス)
撥水の質 強撥水
カルナバ含有量 含有量47%ブラジル産No.1ホワイトカルナバおよびイエローカルナバを使用(ホワイト90%、イエロー10%)
材料 カルナバ、モンタンオイル、ココナッツオイル、バナナオイル、シナモンオイル、プロポリス(ミツバチより採取)、 セチルエステル、セチルココアマイド
内容量 226g(自分のクルマだけだったら数年もつ)

 

以前レビューしたチタニウムグレイズと違う点で気になるのは、カルナバの含有量がチタニウムより少ない(チタニウムの含有量は51%)

チタニウムグレイズはイエローカルナバの配合が80%のホワイトカルナバの配合が20%というところでしょうか

テールウォーカー
ちなみにホワイトカルナバの方が希少で高級品らしいです

 

軽く見た目の違いでいうと

チタニウムはネットリした感じのワックス

 

チタニウムはネットリした感じ

 

コンコースは固めでカッチリした感じ

 

コンコースはカッチリした感じ

テールウォーカー
写真だと少し分かりにくいですが、カチカチのアイスと溶けかけのアイスみたいな感じで違います 笑

 

TWの主観ですがカルナバの量が入っていれば入っているほど、艶が出るというわけではないかな。

どこを目指すかでワックス内の配合も変わってくると思います。

ただ艶の感じ方は人それぞれ違うので判断は難しいところですがTW的には、ある程度カルナバが配合されていれば気にしてません。

 

天然ワックス施工前の下地処理

磨いて半年ぐらい経ったけど洗車傷はほぼ見えず

通常の洗車を行う シャンプーでも水洗いでもOK

基本的なところで、通常の洗車を行います。基本的な砂汚れなどを大まかに除去していくのがポイントになります^^

洗車傷を入れない洗車をするには大量の『シャンプー』『水』を使い洗車しながら、スポンジ面などを細かく濯いであげてクリーンな面で撫でであげるのが大事なポイント♪

 

ケミカル洗車にて汚れを除去

キレイな場合は、省いても良い工程になります。

酸性ケミカルREBOOTにて、スケール除去(最重要!スケールがないことでコーティングをダイレクトに施工することが可能になります)

 

水道水放置したテストパネルスケール除去

 

スケール除去後、天然ワックスを施工する場合は『HDクレンズ』を施工することで、ワックスが乗りやすい下地を作るのでより効果を実感できる傾向にあります。

 

HDクレンズ施工

 

詳しくはザイモール HDクレンズ 天然ワックスの下地処理におすすめ!使い方のポイントありに記載してあります。

 

シリコンオフは基本的に厳禁です!塗装によっては溶かすこともあるので注意が必要。

下地処理に関してまとめた記事もありますので詳しくは初心者でも出来るコーティング・車磨き前の下地処理をご覧ください。

 

天然ワックスの施工方法

天然ワックス施工

手塗りよりアプリケーターを使おう

ザイモールなどの天然ワックスの基本的な施工方法として、『手塗り』を使った施工方法があります。

名前の通り適量を素手に取って、体温で溶かしそのまま手で塗りつけるという行為ですが、いかんせん効率が悪い…しかもキズが入りやすい。手が乾燥している場合だと、キズが入る可能性が上がると思います^^;

ちなみにこんな感じで作業します(このワックス画像はチタニウムになりますが基本一緒です)

 

ワックスを手で溶かす ワックスを手で溶かした後 手で塗り込み中

 

結構、塗りこむの大変です^^;

 

手で塗っている姿を想像したら見た目も怪しくないですか?

テールウォーカー
クルマをずっとナデナデしてる姿は怪しすぎます 笑

 

手塗りだとキズが入るうえにワックスを大量に消費するのでいいことなしです^^;

 

それならばアプリケーター(塗り込みスポンジ)を使って塗り込む方が、確実に塗れてワックスの消費量も少ないのでおすすめ!

 

アプリケーター

アプリケーターを使って塗り込んでいる

 

上記の写真がザイモールのアプリケーター(塗り込みスポンジになります)

これがあるかないかでは塗り込みの難易度が大きく変わります

正直、TWとしてはアプリケーターなしではワックス施工するのは、作業クオリティの低下につながると思っていますので、必ず使って欲しい道具になります。

 

塗り込み方法

ワックスを塗りこんだ後

塗り込み方は上記のような感じでアプリケーターを使って塗り込み。薄く塗ってくださいと良く言われるのですが、TW的のはある程度は多めに塗って伸ばしていくようなイメージでいいと思う。スジ張っているような感じだと多すぎかな?

ちなみに私はワックスを塗り込む時、クルクルと円運動で塗り込んで行きます。

円運動で塗り込んでいくとキズが多くなるからダメだとか、拭き取り時に円運動を使ってはダメだという人もいますが、基本的にそういう事を言う人は、どのタイミングでキズが入るか理解していません。(以前はTWもそうでした^^;セミプロにありがち?)

 

タイミングによっては円運動をしてはいけないタイミングもありますので、使い分けが大事ですね。

これを理解しているか、していないかでは『普段のメンテナンス』『作業クオリティ』も大きく変わります。

テールウォーカー
キズが入る要因は基本的には〇〇が付着している。〇〇が付着していない。っていうだけです 笑

 

ワックスの拭き取り

ワックスの拭き取り

 

コンコースグレイズの拭き取りタイミングはTWは5分ぐらいで拭き取り。

正確には塗って様子見していると塗り込み跡が乾燥してきて白くなってくるので、そしたら拭き取ってます。

テールウォーカー
初めて施工する天然ワックスの場合はボンネットとかで拭き取りタイミングを把握してからの方が良いかも。場合によってはかなり早いタイミングで服拭く場合もありますし、遅く拭き取ることもあります

 

ワックスの拭き取りですが、基本的に2枚以上使用した方がGOOD♪

1枚目でほとんど、拭き取ってから2枚目で仕上げると拭き残しも少ない。

適度にクロスの面を変えてあげて拭き取れなくなってきたら、新しいクロスに変えてあげるのがポイント!

 

めんどくさいから、このままでいけると思いながら作業していると、大体拭き残します 笑

私が使っているのはコストコのオリジナルブランド『カークランドのマイクロファイバータオル』を使っています。

これは本当におすすめ!この価格帯でこのクオリティはヤバイです^^

コストコのオリジナルブランド『カークランド』のマイクロファイバータオルは、フワフワのフカフカで『拭き取り能力』『コストパフォーマンス』も申し分ない一品

プロ用のクロスに匹敵するクロスだと思います。

洗車やコーティングの拭き取りから家の掃除まで!便利なコストコのマイクロファイバータオル

 

天然ワックスの特徴として成分が揮発してくると塗装面がモヤモヤしてくることもあるので、施工後に再度、乾拭きで仕上げると艶々になりますよ〜

 

 

施工のポイント

  • アプリケーターを使う(必須
  • ワックスを多めにつけて伸ばしていくようなイメージで施工する
  • 1パネル塗ったら、すぐに拭き取り
  • 拭き取りクロスは2枚以上使うこと
  • 施工後、数時間後に拭き取りすると余計な成分を拭き取ることができる

 

ザイモール コンコースの施工後の艶と撥水

コンコース施工後

コンコース施工後

コンコース施工後

 

艶は申し分ありません。

写真でうまく表現できないのが残念。

透明感、輝きが強いタイプの艶に感じます。

 

テストパネルだとこんな感じ

 

トーンの落ち方

テールウォーカー
トーンの落ち方は申し分ない

 

チタニウムグレイズとの比較

 

左からコンコース

真ん中がチタニウム

右が色々テスト中の施工方法

テールウォーカー
写真だと分かりませんが、目視でもあまり分かりません 笑

 

ただ離れて艶感をみるとチタニウムとは違う艶感なんですよね。

同じようなトーンの落ち方をしていても、艶感が全然違う。これが天然ワックスの醍醐味^^

 

コンコースの撥水(動画あり)

強撥水 良い感じに丸い水滴にになってます

テールウォーカー
撥水は申し分ないレベルですね 

 

自分が使ったことのあるワックスやコーティングの中でもトップクラスに撥水しています。

コンコースがたまたま自分の塗装にマッチングしたのか分かりませんが、今までにないマッチング具合に驚き^^

ただ撥水は初期施工時ならではと思っているので、撥水における耐久性は期待していません。

 

以前も撥水と耐久性に関する記事を書きましたが、撥水しなくなった=コーティングが効いていないはまた別物の話なので、撥水だけに効果を求めると不毛な結果になることも…

 

コンコースグレイズは『艶』『撥水』『防汚性』の三拍子そろったワックス

TWのクルマにマッチングしただけの可能性も否定できませんが、クルマとテストパネルで施工した感じだと『艶』『撥水』『防汚性』に優れたワックスだなと感じています。

レビューでは触れていませんが、天然ワックスは基本的に防汚性が高いので良い結果になることが多い。

 

性能的には申し分ないと思っていますが、あえていうなら価格が高いのがデメリットかな。

チタニウムグレイズと比べて価格は倍以上しますが、艶は流石に倍にはなりません 笑

 

 

ザイモールの創立者のクルマの為に作った『コンコースグレイズ』を味わってみませんか?

自分のクルマをショーカーのクオリティにしてみましょう^^

天然ワックスについてよくある質問はこちらからどうぞ

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以上、テールウォーカー@tailwalker020でした

 

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