こんにちは研磨マニアのテールウォーカー@tailwalker020です。
車磨きを始めた人で最も購入されているであろうポリッシャーが、京セラより販売されている名機【RSE-1250】(以前はRYOBIより販売されていました)
RSE-1250を使いはじめて、すぐに満足できなくなり、ポリッシャーの改造をする人も多いと思います。
そのときの2択に挙がるのが
- PROVIDEより販売されている低重心ヘッド
- Bulletより販売されているRSE-EVOシリーズ
上記の2つで満足している人であれば問題ないのですが、中にはPROVIDEの低重心ヘッドは『パッドが弾むんだよな〜』とか、BulletのEVOは『腰高感や動作がモッサリしているように感じる』という人もいると思います。
だいたいの人は上記の2つで満足すると思いますが…
低重心ヘッドでも、RSE-EVOでも満足できないという人におすすめなのが、ゆたか磨材の【ZR PAD v2】
見た目が少し試作品感を感じてしまいますが、出来るやつです♪
この製品はPROVIDEほど弾みませんし、EVOみたいに動作がモッサリしている感は少ないです。
なんか研磨が上手くなったと感じさせてくれる製品。
【ZR PAD v2】はまさにPROVIDEとEVOの中間を狙ったような仕様になっており、これはこれで好きな人が多そうな仕様になっています。
というか個人的にはRSE-1250の改造パッドの中で一番好きな製品です♪
実際に使って見て感じたことはこちら
上記の内容を踏まえてレビューしていきます。
ZR パッド v2の特徴
ゆたか磨材は横浜にある会社でディテイリング業者よりは板金塗装関係の方に馴染みがあるメーカーですね。
個人的にもゆたか磨材のEZコンパウンド を一時期使っていたときがあり、他の製品も含めて尖っているようなイメージがあります。
今回紹介する【ZRパッド】の特徴は
リョービRSE-1250専用に開発したポリッシングパッドです。作業時の操作性を
出典 ゆたか磨材 ZR PAD v2カタログより
向上するためにパッド部の厚さを10mmに設定する事で低重心化を図りました。
(ベルクロ部含む)
また、ウレタンゴム素材を採用する事で逆アール部の磨きにも対応できる様、エッジ
部分に柔軟性を持たせてあります。ビギナーからベテランの作業者様まで幅広くお使
いいただけるパッドです。
薄い軟質パッドといった製品ですね。
対応機種 | RSE-1250 |
パッド径 | 123mm |
素材 | ウレタンゴム |
重量 | 64g |
見た目としてはシンプルというかもう少し頑張ってほしい仕様
見た目的には試作品感があふれる感じ。製品のコンセプトが伝わってくるデザイン。
この製品の最大の特徴として、ウレタンゴムを使っているけど薄いパッドというのが特徴的だと思うので、実際に測定してみました。(マジックテープの影響で上手く測定できていないので、参考程度までに)
ウレタンゴム部分だけでいうと、純正パッドから約40%程度薄くなっています。
実際に置いて高さを比較してみました。
実際にパッドを組んでみたが、高さはほぼ変わらない。
これは低重心されているというよりは、ウレタンゴム部分の厚みを変更することでトルクの逃げしろを調整しているようなイメージをうけました。薄くすることでトルクが逃げないようにしたのかな?
次に重さを測定してみました。
PROVIDEのパッドと比較しても軽いです。PROVIDEの重量は74gなので、それと比較しても10g軽いことになります。
ZRパッドを組んでみるとこんな感じ。
組み方についてはネジ4本外してパッドを付け替えるだけですが、分からないと言う人はRYOBI(リョービ)RSE-1250を改造して研磨効率UP!名機に変身させよう!を参考にしてください
個人的には全部カラーリングが黒にしてあると嬉しかったな。
低重心パッドというよりは【パッドの軽量化】【軟質パッドの厚み最適化】の2つがこの製品の特徴と感じました
ZR パッド v2を使用してみてのレビュー
ここからは実際に使っていきます。
実際につかってみて感じたのが
- 安定感抜群
- 研磨時に弾んだり、パワーをロスしている感じはない
- ベアリングをメタルベアリングに変更しなくても、しっかりと性能は出ている感じ
- 精度が高い研磨をできている感覚
- RSE-1250の特徴を最大限活かせている感じがする
個人的にZRパッドはRSE-1250の改造パッドの中で一番推せる。
これははっきり言って、めちゃくちゃ優秀ですね。
パッドの【軽量化】【厚みの最適化】そしてメインの素材がウレタンゴムであることによって、パッドに適度な柔軟性があるのが良い。
実際に動画でZRパッドと低重心パッドの回転状態を比較してみました。
実際に回してみると低重心パッドのほうが暴れており、軟質パッドであるZRパッドのほうが安定して回っているように見えますね。
ZRパッドの特徴の一つに、パッドがしなやかで逆Rに対応できるとの記載もありますが、RSE-EVO同様、個人的にはあまりメリットに感じませんでした。
実際に回しながらテンションをかけると少し曲がるのは感じますが、メリットという風にはあまり感じませんでした。
この辺は逆Rのサイズ感に応じて3インチの【メタボ】【ルペス】を使った方が無難かな〜。わざわざ無理にサイズオーバーのポリッシャーを入れる必要性は全く感じない。
またパッドのエッジに力を入れる磨き方においては硬質な低重心パッドの方がトルクがかかるように感じます。
軟質ゴムを使っているメリットはムリな力が入りにくいというところではないでしょうか?
そのためPROVIDEの低重心パッドと比較すると、トルク感は多少薄い感覚。
私の感覚としては硬いパッドはトルクを入れやすい。柔らかいパッドはマイルドな当たりであったり、拭き取るような研磨をするときにテンションをかけやすいと言ったイメージになります。
トルク感のところで好みが分かれてくるようなイメージ。
製品特性的にはEVOシリーズに近いですね。個人的な感覚で言うと、EVOパッドの上位互換的な感じ。
ZRパッド v2はこんな人におすすめ
ZRパッドはRSE-1250の改造パッドの中では一番ニュートラルな製品かなと感じています。ポリッシャーが暴れないことによって違和感が少なく、デメリットを感じる要素が少ない。
人によってはクセの部分を活かして研磨するスタイルの人もいますが、RSE-1250に関しては使いやすいというのはかなり重要な要素と考えます。もともとがクセのないポリッシャーだからこそ、更にクセのない状態にできるのは大きなメリットと考えます。
RSE-1250はクセのないポリッシャーだからこそ、自分色に染められる製品とも言えると思ってる。
そんな点からZRパッドをおすすめできる人は
- RSE-1250をカスタムしたい人
- よりRSE-1250を使いやすくしたい人
- 低重心パッドを使用していたが、マイルドなパッドを試したい人(マイルドなパッドで言えばEVOシリーズですが、単体で販売していないため)
逆におすすめできない人は
- すでにRSE-EVOシリーズを使っている人(個人的にはZRパッドのほうが好きですが、EVOで満足しているなら購入しなくても良い気はします)
- PRVIDEの低重心パッドで満足している人
- 見た目が気に入らない人(自分的には微妙だったのですが、取付したあとはデザインの微妙な部分はあまり見えないので個人的には許容範囲内)
- お金をかけたくない人
デメリット的なところで言うと、個人的には見た目以外ないかな?と思ってる。
個人的にはどの改造方法でも使い方次第と言う解釈ですが、単純な使いやすさは【ZRパッド】が抜けているように感じます。
少しでもトルクを活かした研磨をしたいなら【PROVIDE】を検討するしたほうが良いかな。
自分はしばらく【ZRパッド】で研磨していこうと思います♪
改造パッドで迷ったら、ZRパッドがおすすめ!
まとめ RSE-1250の改造パッドで迷ったらZRパッドv2がおすすめ
正直、最初のデザインなどを見たときには『う〜ん』と思っていましたが、実際に使って見たらめちゃくちゃ良かったです。
【PROVIDE】【EVOシリーズ】【ZRパッド】どれも良いのですが、最終的には好みになってきます。
ただそれをとってもRSE-1250の特性をそのまま活かすなら【ZRパッド】を使うのは個人的に良いと感じました。
あなたもZRパッドを使って、RSE-1250を気持ちよく研磨してみませんか?
以上、テールウォーカー@tailwalker020でした。