ダブルアクションポリッシャー特有の『叩き傷』と『磨きの加圧』について

叩き傷

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ダブルアクション特有の『磨き傷』『磨きの加圧』について紹介します。

 

今のポリッシャーの主流は『ダブルアクションポリッシャー』になります。

ダブルがなければ、高い仕上がりの研磨を実現するのは難しい。

 

ただダブルは使い方を基本を理解していないと、ダブル特有のキズが入ることがあります。

キレイに仕上がってきたけど、なんか深いエグれているようなキズがついたことはありませんか?

それが『叩き傷』と呼ばれるものになります。

 

使うポリッシャーの種類・塗装状態・加圧の仕方でキズの入りやすさは変わってきます。

研磨途中にも磨いていると叩き傷が入る条件が整ってしまい、キズが入りやすくなってしまうことがあるので注意が必要。

 

特に202のようなキズが見やすい色でなおかつ、デリケートな塗装に特に入りやすいですね^^;

テールウォーカー
一番ダブルのキズで厄介なのが、叩き傷だと思っています

 

そこで今回はダブル研磨でのキズの紹介・研磨時に気をつけること・磨きに必要な『加圧』について紹介して行きますね^^

 

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ダブルアクション特有の磨きキズとは?

ダブル 磨き目

ダブルアクションの通常の磨き傷

通常のダブルの磨き傷は上記のような感じです。

その磨き目を仕上げ工程にてキレイにしていきます。

ただ、黒でなければ最初の初期研磨でも十分仕上がってるように見えます。

 

ダブルの研磨はプロはもちろん、DIYユーザーにもおすすめの研磨手段。

 

ただデリケートな塗装を磨く時は注意が必要です(特にトヨタの202などのソリッドブラック)

太陽光にて白ボケが見えてしまうと、ゲンナリしてしまうことも…

テールウォーカー
最近は解決しましたけど、仕上げ研磨がスッキリいかないのは本当に悩みました^^;

 

非常に厄介な叩き傷

叩き傷 叩き傷

 

上記の光源の周りにある写真に線傷みたいのがあります(ボツボツ連続でついているキズ)

これが『叩き傷』です。

『叩き傷』見た目以上に深いので入れてしまうと除去が大変になることも多く、できるだけ入れないように磨くのがポイント。

テールウォーカー
TWは叩き傷を入れてしまうとマジか…ってなってます 笑  

 

ポリッシャーの回転数でキズの入りやすさは変わる

基本的な傾向ではありますが、回転数が高くなるほど傷は入りやすい傾向にあります。

なので回転数を高くして研磨力を上げればいいってものではありません(ここは人によってかなり考え方が違います)

 

ポリッシャーにもよりますが『叩き傷』に関しては回転数が低すぎても、高すぎてもダメ。

そこで塗装面を見ながら、自分の使いやすい回転数で使うのが大事。

テールウォーカー
なので回転数の調整機能は必須です♪

 

叩き傷が入りやすくなる理由

ダブルの動き

ダブルアクション特有の上下の振動により入りやすくなる

ダブルアクションのイメージとしては上記のようなイメージになります。

上下左右に振動しているようなイメージですね。

 

『叩き傷』は名前の通り、叩くようなモーションになった時に入りやすい。

なので回転が止まっているときや、上下の振動のみが伝わっている時にキズが入る傾向にあります。

 

ポリッシャーはノーマル状態だと縦振動が強い傾向にあるので、ポリッシャーはカスタム必須

ポリッシャーの改造についてはRYOBI(リョービ)RSE-1250を改造して研磨効率UP!名機に変身させよう!を見てもらうとイメージが湧くと思います。

 

コンパウンドがバフに飽和すると叩き傷が入るやすくなる

コンパウンドがバフに飽和してくるとクッション性がなくなります。

飽和してくるとポリッシャーが弾むようになってくるので、その分『叩き傷』が入りやすくなります。

汚れなども取り込むのでバフ自体がグリップしてきますし、汚れを巻き混んだ状態で磨くの磨き目も理想的な状態にならないことも普通にあります^^;

 

なので基本的にはバフを早めにクリーニングするのが大事

 

バフ消耗の状態

バフの毛がある状態 バフの毛がない状態

 

上記の写真はバフの消耗が進んでいる状態との比較です。

  • 写真の通り羊毛がなくなってくると上下の振動に対するクッション性がなくなる
  • ハゲてる部分は少し固めなので、叩き傷が入りやすくなる

 

この2点から入りやすくはなるのですが『ハゲてるウールバフ』の方がトータル的に良い結果になることもあるので難しいところ 笑

テールウォーカー
なのでTWはハゲてるウールバフを捨てないで何個もストックしてます^^

 

磨きの加圧は、ほどほどで

コンパウンドをつけないで磨いている

 

研磨力で大きく引き上げるには『加圧』も大事なポイントです。

人によっては体重をかけるレベルで加圧する人も多いと思いますが、TWは基本的にプラスαぐらいでしか加圧しません。

テールウォーカー
ちなみに叩き傷の写真はかなり加圧してます 笑

 

理由としては、機械ってそもそも人間には出せないパワーを出しているのでそんなに加圧が必要ないと思っています。(下地処理のレベル、塗装状態では必要な場合も)

それだったらコンパウンドを変えて磨いてあげたほうが労力的にも楽ですし『マッチング』さえ取れていれば基本的に問題なく作業できると思っています。

ムダに力をかけて、変に深いキズをいれてしまうのはどうなのかな?(異論は大いに認めます 笑)

 

なので自分的には、コンパウンドを活かす程度の加圧しかしません。

コンパウンドを活かす磨きとはバフ全体にコンパウンドがしっかりついた状態で狭い範囲を磨くイメージ

 

テールウォーカー
パワー・トルクを活かした磨きより、コンパウンドを上手く使った磨きを意識しています♪

 

ダブルアクションの磨き傷・叩き傷・加圧のまとめ

  • ダブルの磨き目は白ボケしてるように見える
  • 叩き傷はダブル研磨特有の傷で除去するのはめんどくさい
  • 叩き傷が入らないように磨くのが吉
  • 磨きのクオリティを上げるなら回転調整は必須
  • バフの状態をよく確認して磨くこと
  • 磨きの加圧はコンパウンドを活かすぐらいの加圧がおすすめ
  • トルクを活かした磨きよりも、コンパウンドを活かした磨きがおすすめ

 

キズが消えないから力一杯に加圧するというのはおすすめしません…

DIYでやるなら深いキズを除去するより、艶が出るくらいの研磨で止めた方が良いかなとTW的には思ってます。

ポリッシャーは機械なので変に加圧することで、簡単に深いキズを入れてしまう可能性があるので注意が必要ですね^^

 

上記のポイントを押さえて貰えば失敗が減ると思うので、是非試してみてください♪

 

 

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