こちらの製品はフッ素系樹脂コート剤にて、塗装の下処理を行ったあとガラスコーティングを施工するようなコーティングになっており『超光沢』『超撥水』を売りにしているコーティング。
昔から販売している製品でロングセラーの製品です。
今回はそんなワンゼロのWプレミアムコーティングをインプレッションしますね。
こちらの製品は提供して頂いております。
こんにちは洗車マニアのテールウォーカー@tailwalker020です。
今ってコーティングの種類って膨大な数がありますよね?
TW(テールウォーカー)が覚え始めたときはコーティングの種類って言っても大した数はなくて有名メーカーが数種類出しているくらいでした。
今はコーティング戦国時代と言ってもいいくらい大量のコーティングが出ています。
そんな中、佐賀のコーティング屋さんが出したショップオリジナルコーティングがロングセラーにて販売されているコーティング剤があります。(楽天でもランキング1位になった実績あり)
それが【ONE ZERO(ワンゼロ)Wプレミアムコーティング】
Wプレミアムコーティングはフッ素系のポリマーコートで塗装面をクリーニング後、ガラスコーティングを施工するような感じになっています。
このWプレミアムコートは『超光沢』『超撥水』が売りで、分かりやすいコーティング。
施工性も簡単で失敗しにくいので一般ユーザーでも安心して使える製品ですね。
実際に使ってみて初めて使うユーザーでも一定以上の仕上がりになる組み合わせには非常に好感を得ましたが、個人的に気になったところもあったので、その辺も踏まえてインプレッションしていきます。
洗車ウォーカーとしてのコーティングの考え方を知りたい人はこちら⇨レビューは参考にならない!?コーティングレビューに関する評価基準に関して
ONE ZEROのWプレミアムコーティングとは
メーカー | ONE ZERO(佐賀のコーティング屋さん) |
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製品名 | Wコーティング(ポリマー&ガラス) |
コーティングのタイプ | ポリマーとガラス系のWコート |
撥水 | 強撥水 |
特徴 | 簡易系のコーティング |
耐久性 | 6ヶ月〜1年(メーカーHP参考) |
佐賀のコーティング屋【ONE ZERO】から生まれたコーティング
Wプレミアムコーティングは佐賀で出張洗車、出張コーティングを施工している【ONE ERO】というショップから生まれたオリジナルコーティングになります。
出張洗車に特化したスタイルで運営をしているようであり、少ない水で洗車しても高いクオリティを維持できるような工夫をしています。
出張洗車は便利だけど施工者側としては大変なことも非常に多いですね…
Wプレミアムコーティングの付属品
ポリマーコート | 1個 100ml 2〜3台施工できる |
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ガラスコーティング | 1個 100ml 2〜3台施工できる |
高性能脱脂シャンプー | 各コーティング剤につき1個ついてきます(今回は2個) |
ポリマー塗り込みスポンジ | 1個 |
ガラスコート塗込クロス | 1枚 |
マイクロファイバー | 2枚(コストコクロスが付属されています) |
プレミアムポリマーコートの特徴
- 汚れ落としとフッ素樹脂コーティングが施工できる。
- 日本で100%研究開発されたmade in Japan
- 女性でも簡単に施工が施工性の良さ。
- 頑固な汚れを取りつつ、軽度の洗車傷も除去可能。
- 耐熱、耐候性、防汚性、耐溶剤性が高く塗装面を保護(メーカー曰く1年耐久)
- プレミアムポリマーに同メーカーのプレミアムガラスコーティングを施工することで性能UP
プレミアムガラスコーティングの特徴
- プレミアムポリマーと一緒で施工性が良く、日本で100%開発された made in Japan
- 施工後20分すると『超光沢』『超撥水』が体感できる
- 塗り重ねることで光沢と撥水力が増す特殊皮膜(塗り重ねても基本的に変わらないと思っていた方が良い)
Wプレミアムコーティングのレビュー
コーティング施工前の下地処理
基本的なところで、通常の洗車を行います。
洗車傷を入れない洗車をするには大量の『シャンプー』『水』を使い洗車しながら、スポンジ面などを細かく濯いであげてクリーンな面で撫でであげるのが大事なポイント♪
流水洗車なども上手く使うと通常の洗車のクオリティを上げることが可能です。
酸性ケミカル【REBOOT】やアンサーの【GENESIS 水染み除去剤】にて、スケール除去(最重要!スケールがないことでコーティングをダイレクトに施工することが可能になります)
このあとは本来クリーナー系ケミカルの【PM-LIGHT】【HDクレンズ】【チェリーグレーズ】などでキレイにすると良い感じに下地処理ができるのですが、ワンゼロのポリマーコーティングである程度同じ結果になるのでスケールが除去できていれば不要だと思います。
詳しく下地処理に関して知りたい人は【初心者でも簡単】車のコーティング・車磨き前の下地処理をご覧ください。
Wプレミアムコーティングの施工方法
- 通常洗車(シャンプー洗車や流水洗車)
- ケミカル洗車(キレイな場合はポリマーコートでも除去できるのでガッツリはやらなくてOK)
- ポリマコート施工(キズがある場合は力を入れずに何回も擦る。キズが気にならない場合は軽く塗るだけ)
- ガラスコーティング施工
下地処理に関しては上記で説明したような感じで施工していますので、コーティング施工から記載していきます。
ある程度多めにポリマー液をとり塗り込んでいく。
この時にキズや汚れが気になるなら力を入れないで何回も縦縦横横と擦って磨き込んでいこう。
キズや汚れが気にならない場合はサラッと塗り込むだけでOK。
基本的にはワンパネル毎の施工でOK。
拭き取れなければ水拭きを入れることで解消できることがあります。
青いクロスを使って塗り込みます。(マイクロファイバーなどでも代用OKむしろそっちの方が塗りやすいかも)
ガラスコーティングを最初5,6プッシュぐらい青いクロスに吹き付けてから塗り込む。
ある程度クロスに染み込ませたあとは適度にプッシュして染み込ませればOK(個人的にはビチョビチョぐらいの感じで施工するのが好み)
こちらも基本的にはワンパネル毎に施工して乾かさないようにする。
拭き取れない場合は水拭きをすることで解消されます。
基本的には濡れている状態での湿式施工はNG。
ONE ZEROとしては乾式での施工を推奨しています
Wプレミアムコーティングの施工後の艶
分かりやすいようにテストパネルでも施工しました。
- 左からポリマーのみ
- 真ん中がポリマー&ガラスコーティング
- 右側がガラスコーティングのみ
Wプレミアムコーティング施工後の撥水(動画あり)
申し分ない撥水ですね♪
Wプレミアムコーティングのおすすめポイントと気になる点
- 強撥水。
- 艶感もポリマーとガラスのダブルコートをしていることで強い艶を感じれる。
- プレミアムポリマーコートを施工することである程度下地が作れる。(下地処理が分からなくてもそれなりにキレイになる)
- リカバリーが容易のため失敗しても、どうにでもなる。
通常であればWコーティングっていうのはポリマー系がトップに来ることが多いと認識していますが、ワンゼロのダブルコーティングはガラスがトップになっており使ってみると納得する人達も多いかもしれませんね。
お互いの特性をかき消さない配合でコーティングしており、どちらの艶も活きています。
製品的には『ガラスコーティング』をメインにしているように感じますが、使ってみるとポリマーベースのオーバーコーティングがガラスコーティングになりますね。
逆に気になるところとしては、ポリマーコーティングですね。
ワンゼロのWプレミアムコーティングにおいてポリマーは重要な維持づけです。
キレイに下地作りとベースを作るために必須なポリマーなんですが、個人的にかなり引っかかっています。
というのもフッ素系樹脂ベースのコーティング剤なんですが、自分が触って思ったのはポリマーというよりはバリバリ油性のコンパウンドって感じでした。
石油系溶剤の匂いもきつく、樹脂部品に当たってしまうと白くなってしまう奴ですね。
石油系溶剤は艶も出ますし、撥水もそれなりにしますが耐久性や他の場面で問題が起きることもあります。
一概にバリバリ油性の溶剤を悪という気はありませんし、使い方次第だと思っていますが、ポリマーに関しては昔の製品であまり進化していないのかな?と感じました。
ただこれはこれで使い勝手の良いものですが、使いにくい人も多いのかな?って感じたりもします。
代用品として【HDクレンズ】【チェリーグレーズ】で対応しても面白い結果になると思います。
固定概念でこの製品に対してはこれ!っていう人もいますが、あえて違う製品を合わせることで結果は変わるので色々と試してみるのはあり(メーカー的には面白くないでしょうが…)
ガラスコーティングもポリマーコーティングも単品で購入できるので、下地処理に関してある程度理解できているのならガラスコーティングのみ購入するのも一つの手段です。
私が施工するなら、ガラスコーティングのみ購入しますね(好みの問題です)
Wプレミアムコーティングのまとめ
- コーティング屋が国内で開発したコーティング。
- ポリマーはフッ素系樹脂(主観ですが実際は油性コンパウンドに近い)
- ガラスコーティングは簡易系に近い
- ポリマーで下地作りをするが他の代用品でもOK。
- ガラスコーティングを単品で購入することも可能。
- 施工はよくWコートの艶感などがうまく表現されている。
5000円で下地処理の道具が手に入ってコーティングまで施工できるなら安いは安いのかな?とも感じました。
下手にコンパウンドなどの道具を揃えてコーティング剤まで買うってなると初期費用だけでも結構かかってしまうのでワンゼロのプレミアムコーティングを買うだけである液剤が揃うのは魅力的。
そういう面ではコストパフォーマンスが高い製品だなと強く感じています。
少しでも安く、下地処理からコーティングまでしたい人のおすすめでいる製品ですね♪
以上、テールウォーカー@tailwalker020でした。