こんにちは洗車マニアのテールウォーカーtailwalker020です。
洗車で気をつけることと言えば、炎天下で作業しない、落としたスポンジは使わないなど色々ありますよね?
そこで今回は洗車をするのに大事なポイントを5個まとめました。
基本的なことではありますが、これを知っているのと知らないとでは大きな差が出ます。
簡単に実践できることもありますので、是非試しに読んでみてください。
ポイントを抑えるのは超大事!
洗車環境は炎天下時みたいに温度が上がらない場所でおこなう
皆様はいつもどこでクルマを洗っていますか?自宅ですか?洗車場?
私は今でこそガレージ内で洗車していますが、以前は地面が土で粘土層だった為あまり水自体使えない酷い環境でした 笑
水を使うとぬかるんでしまい、クルマがハマってしまう可能性があったくらいです…
やればやるほど泥だらけ…やる意味なくね!?洗車したのに汚れてるみたいな 笑
本題に入りまして、本来は洗車をするときは天候に左右されない場所で、落ち着いてやれる作業スペースが理想。
できれば直射日光は回避したいですね。
基本的にはカーポートの下や日陰になる場所がおすすめ(カーポートはキレイの維持という面においても優秀)
これも理由がありまして基本的にクルマのメンテナンスに使われる液剤というものは『薬品』になります。
薬品と言われれば、『なんかやばそうだな?』って思いませんか?
今でこそ気軽に使える状態でもありますが、基本的にはリスクがあるという感覚でシャンプーやケミカル、コーティング剤を使った方がいいです。
ケミカル(薬品)とは基本的に高温状態で使うものではありません。ケミカルを高温で使うと作用が高くなります。作用が上がるということは、汚れが落ちやすくなる反面、塗装に対しての攻撃性も上がるということです。
よくテレビで見ませんか?洗剤を染み込ませた後に、高温スチームやドライヤーなどで暖めて汚れを落としてるシーンとかはあるあるですよね。
ひどく汚れてる服を洗剤が混ざった熱いお湯にしばらく浸け置きしてから洗濯機に回したりもしませんか?
ダメージを入れてしまっても良いものではそんな感じで使用しても問題ありませんが、塗装にダメージを入れてしまうと美観的にマイナスになってしまいますし、リカバリーは不可能になってしまうこともあります。
洗車に関しては、ケミカル性能が上がってしまうことで取り返しのつかないケミカルダメージを入れてしまう可能性も…
これは研磨しても修正不可の場合は再塗装になってしまうので注意が必要!
シャンプーはある程度は安全なのですが、暑い日で直射日光がある程度当たってしまうような場所でシャンプー洗車をした時に、暑さによりシャンプーの成分が乾いてシャンプーを流しきれずにボディに残留してしまいスッキリしない。
逆にシャンプー洗車じゃなく水洗いしてる方が楽だしスッキリすることもあります。(やり方が悪いだけ)
カーポートや日陰になる場所で洗車を行えると良いですね。
自分が使っている水を知ろう
家で使っている水、どれぐらいの硬度があるか知っていますか?基本的には、水道水であれば問題ありませんが、井戸水を使用されている方は洗車時に注意!
水の硬度は純水(硬度0)⇨軟水器使用(硬度ほぼ0)⇨水道水(硬度1〜100)⇨井戸水(硬度100〜)
一般的には硬度が120mg/l以下を軟水、120mg/l以上を硬水というようになっていますが、基本的に気にしなくてよいです 笑
気にするのは『水道水』『井戸水』どちらの水なのか?井戸水の場合は洗車時注意が必要!
ここでの大事なポイントは、スケール汚れ(イオンデポジット、ウロコ、雨ジミなどと言われる汚れ)の付着量の大小です。
イメージ的にはウロコの方が想像しやすいと思うので、今回はウロコをイメージにして説明させていただきます。
ウロコは一般的にはカルシウムやミネラルが主成分であり、硬度が大きければ多いほどウロコになりやすいということですね。クルマのガラスからボディまでウロコまみれの車がありますが、普段から井戸水で洗車をしている人が多い。
『井戸水』『青空洗車』『直射日光』の3つの条件が重なってしまうと1回の洗車でもボディがウロコだらけになるリスクが上がるので注意。
更に1回の洗車でも水が溜まりやすいキワの部分にミネラル成分が固まり結晶化することも多々あります。
青空洗車、直射日光、井戸水の3条件ではキレイを維持するのは、なかなか難しい…
クルマの美観を損ねるスケール汚れですが、家庭でも同じ汚れがあります。
例えばポットの底にある汚れがまさにスケール汚れですね。ウロコ等が積み重なるとこういう風に真っ白になります。
下の画像はお風呂の蛇口ですが、これも同じ汚れです。
お風呂場やポットなどはお湯を使うので、早く蒸発して水分が乾くのでカルシウムの結晶化やウロコを大量に生産します。
なので可能であれば、少しでも硬度が低いものを水を使うことで、付着の量を減らすことができます♪
青空洗車は過酷な状況での洗車なので、水の選択で多少ですが防ぐことが可能。
ちなみにですが、硬度0の軟水でやっても違う成分によるウロコはつくので、本当にこだわるのであればプロショップみたく純水使用も考えないといけませんね(コストコの純水器のレビュー記事あります)
ただ個人的には室内で洗車出来て道具があるのであれば、普通の水道水でもよいと考えています。もちろん理由があって毎回純水洗車してもクルマを走らせる以上、必ず汚れてスケール汚れが付着するためです。
であれば定期的にケミカル洗車によるメンテナンスでボディ、細部に溜まった汚れを除去してあげる方が大事です。
軟水にするメリットはウロコなどの付着軽減ともう一つあって洗浄力のアップです。
軟水は硬水と比べて柔らかいので洗剤、ケミカルなどと混ざりやすく洗浄力のアップが見込めます。油汚れなども多少ですが落としやすいので洗浄の基本的な底上げにつながりますね♪
井戸水には気をつけよう!軟水器であればウロコの付着軽減に繋がり、洗浄力もアップ。
洗車時の天候
上記にもありましたが、基本的に直射日光が当たっている時(特に炎天下)
風が強い日は洗車を控えた方がいいですね。
風が強い日は濡れたボディに次々に汚れがつく⇨巻き込んだ汚れと一緒に水分を拭き取ることでムダにキズを入れるばかりだけじゃなく風が強い日は水が早く乾きますので、結局急いで拭き取ってキズをムダに入れてしまいます。
そして終わった後にボディにホコリがついて拭き残しが見えない、コーティングしてもムラの確認ができないので風の強い日はオススメできません。
洗車道具の選択
今回は洗車道具といっても基本的なモノの紹介させていただきます。
まず1番大事なのは、劣化しているものを使わないということです。
当たり前に思われるかもしれませんが、意外と劣化している状態で使う人が多いんです。理由としては『マイクロファイバーウエスだから大丈夫でしょ』と根拠なく思っている人が多いんです。
新品のクロスであれば、かなり優しいと言われてるマイクロファイバーですが、劣化してくると水が吸わなくなっていき繊維も固くなりキズが入りやすい状態になってしまいます。
極論ですが劣化しきったマイクロファイバークロスで洗車するのはクルマにとって、タワシで拭かれてるようなモノです。
以前、磨いた後に後日クレームで洗車した後に大量に磨きキズあるの発見したぞ!とお怒りを受けたことがあり、話を聞いてみた中で『洗車拭き取り時マイクロファイバーウエスで拭き取ってるから大丈夫だ』と言われ見せてもらったクロスを確認したところガチガチに固い状態でした 笑
それはキズ入るよね…磨き傷じゃなくて拭き傷だし…
水も拭き取れない、キズも入りやすくなる状態になるので自分で触ってウエスの状態が硬い拭き取れないと思ったら交換した方がいいです。
あとはボディを洗う洗車スポンジ、洗車クロスですが、自分が気に入ってるモノを使うのが1番だと思います。
ちなみに私は洗車時はムートンをメインで使っています。
ムートンはキズが入るとか良く言いますが、洗車道具のチョイスと使い方が良くないだけだと思われます(各道具での洗車傷を比較したい場合はこちら)
あとは隙間を洗浄するのにブラシ類も用意しとくとよいです♪
バケツなどは好みのを使えばいいと思います。
間違ってもブラシなどは硬いもので塗装面に使うことはオススメしません。
劣化したものを使い続けると、洗車傷の要因になるので注意。
劣化の判断は触ってみて硬いかどうか?で大丈夫です。
洗車時の力加減
洗車場やディーラーでの洗車を見てると感じるのですが、ものすごい速さと力が入っているのが見られます。
繊細な塗装を触る以上、早く拭く、力を入れるはNGです。基本的には力を入れない。面でボディを捉える。点に力が入るような拭き方はしない(指を立てて擦るような動き)
シャンプー洗車時は力を入れなければ、普通にスライドさせるような感じでいいと思います。
マイクロファイバークロス使用の前提ですが、拭き取り時も力は入れずに軽く回数をかけて拭く方がいいですね。一般の人に多いのですが、一回でたくさん拭き取ろうとして知らず知らずのうちに力が入ってしまう。拭き取れないと、また力を入れて拭き取ろうしてしまいます。
ある程度力を入れて拭き取る以上多少のキズが入りやすくなってしまいます。
マイクロファイバークロスは掻き出す性能が高いのでウエスを優しく細かく動かした方が、拭き残しも防げます。細かく動かして回数を重ねてるからキズが入るって声もありますが、力を入れずに拭くのでより浅いキズで視認が難しいレベルですみます。
とは言ってもある程度の力は入れないといけない時もあるので、イメージ的にはゴシゴシしないという感じで覚えておけばOK。
基本は力を入れないで作業しましょう。
まとめ
直射日光が当たるとき、風が強い日は洗車を控えた方が良い。ケミカルの放置、高温での使用は厳禁 井戸水での洗車は注意、水も放置はやめよう。
洗車用品も劣化しているものは使用しない、スポンジやクロスが劣化してきたと感じたら早めに交換しよう。
洗車は基本的に力を行わず、優しく行う、拭き取り時は回数を重ねても良いので軽く優しく吹き上げる。
セオリーはあるけど、洗車は割と自己満足の世界だと思うので、最終的には自分の好きな方法で洗車すれば良いと思う
以上、テールウォーカー@tailwalker020でした。