こんにちはテールウォーカー@tailwalker020です。
コーティングは撥水は汚れる、親水は汚れがつきにくい、疎水は汚れづらくある程度撥水する。なんて言いますよね?
私の意見としては撥水だろうが疎水だろうが汚れるものは汚れるし、撥水と汚れのつき方は比例しません。(汚れの解釈によっては比例する)
親水>疎水>撥水の考え方は間違いです。
そもそも親水の意味を理解していない人が多すぎます。
クルマが親水になったら間違いなく車は汚れるのが分かる人はいますか?そもそも親水コーティングは弱撥水になります。(後で詳しく記載)
コーティングでいう親水〜撥水は基本的に弱撥水〜強撥水での考えでしかありません。
各コーティングの特徴と一緒にこれらを具体的に説明していきます。
撥水コーティングとは?
撥水コーティングは、ほとんどの人が分かってるメジャーなコーティングですね♪
一般的な撥水コーティングのメリット⇨洗車時の拭き取りが楽に、見ていて気持ちが良い
一般的なデメリット⇨イオンデポジット、ウォータースポットがつきやすい
とこんな感じです。
TW的(テールウォーカー的)には、半分正解で半分間違いですね。
メリットとして拭き取りは楽になるし、気持ちも良いです。
ただそれ以外にも撥水する事で、ボディに水が残りにくいんですよね。
流れ落ちやすいというべきでしょうか?
それによって多少のホコリは撥水している水玉により一緒に流れ落ちる傾向があります。
ただそれには条件があって強制的に撥水させるコーティングを使わない事。
強制的に撥水させる簡易スプレータイプのコーティングや撥水シャンプーなどは基本的にNG。
それをやってしまうと塗装が荒れる原因を作ってしまうことも…
塗装が荒れている⇨汚れが塗装に引っかかりやすい
強制的に撥水させる⇨それだけ強い成分が使われている⇨塗装に対して悪影響を及ぼすことがある。
ボロボロの体に栄養剤入れて、なんとかするみたいな感じ 笑
汚れがつきやすい事によってスケール、ウロコ汚れも付着しやすくなります。更に言えば強制撥水させる液剤自体が大きな汚れとの認識もできます。
その工程を繰り返す⇨汚れの上にコーティング⇨汚れの上にコーティング=汚れのミルフィーユの完成です 笑
そうなってしまうと、リカバリーするのに研磨が必要になってしまいます。
そうならないためにもメンテナンスをした上でトップコートをしないといけませんね。
汚れを除去するメンテナンスは超重要です!
詳しくは⇨キレイの維持 ケミカル洗車をやらなければ、塗装は汚れていくだけ
私としては撥水コーティングは余計な物が入ってなければ洗車も楽になるので好きですね〜
何よりみていて気持ち良い 笑
親水コーティングとは?
親水とは⇨水と親しみやすい性質、水がくっつく様なイメージ
親水コーティングの一般的なメリットは汚れづらく、ウォータースポットが出来にくい
親水コーティングの一般的なデメリットは洗車の時に水分が拭き取りにくい
TW的な主観としては、クルマの通常使用では親水状態にならないし、スケール汚れが付着している状態では弱撥水しているような状態になります。親水性だろうが雨染み、ウロコは付着します。
個人的には親水コーティングをするならメンテナンスして汚れを毎回除去してればいいのはないかと…そうすれば親水コーティングと同じ様な状態になるしキレイもメンテナンスによって維持できます。
ただこの手段は親水コーティングをやる必要がないと言っていることでもありますが 笑
2018年時点では親水コーティングはかなり減ってきています。
TWの主観ですが、ガラスコーティングの親水タイプは苦手ですね 笑
親水コーティングのイメージは水がゆっくり引いて落ちていくような感じですよね?
上記の写真みたく水が引くようなイメージですよね?
でもこれって実は撥水してるんです…
塗装は本来撥水するものなので、塗装が荒れてなく汚れを除去出来ていれば、普通に撥水しています。(弱撥水程度)
参考程度ではありますが、溶剤脱脂の必要性がない水溶性のコンパウンドで磨いて、シャンプーにて脱脂した状態の塗装です。
まさに親水コーティングみたく水が引き始めるところです。(実際は弱撥水)
実際に親水であれば水がボディにベタッとくっ付き、水分が拭き取りにくい状態になります。ガラスは親水性なので、拭き取りづらい状態になりますよ。
もしくは長く洗車していなく汚い車だと一切撥水しなくなりますよね。
あの状態が親水状態。
ちなみに上記の撥水を確認している写真は撥水タイプのコーティングを施工したものですが、スケール付着により撥水が弱まっていわゆる親水コーティングみたいな状況になっています 笑
それに水が一斉に引いて落ちるには、大量の水が必要です。
そのような水が落ちるには普段の雨ぐらいでは水が塊になって流れ落ちる事は、ほぼない。なんならボディに水が残ろうとする為、スケール汚れが付着しやすい可能性も…
親水で汚れなくなるなら、この状態になった時に汚れが付着しにくくならないと、おかしいです。実際はスケール付着による性能低下。
あるコーティングでは撥水から親水になると言いますが、撥水阻害するスケール汚れが付着する以上当然です。
汚れが乗って撥水しなくなりましたって言っているだけですね。普通に考えれば、当然の結果です♪
疎水コーティングとは?
疎水性とは水となじみにくいと言う意味=水を弾く(撥水は疎水の中に含まれます)
疎水コーティングの特徴は親水より、水はけのスピードが早いイメージだと思います。
一般的な疎水コーティングのメリットはみずはけが良いので、雨が降ったあとでもボディーに水が残りにくく、スケール汚れが付着しにくいというのが最大の特徴。
一般的な疎水性コーティングのデメリットは雨が小雨の場合だと、撥水性とほぼ同じように水をはじいてしまいます。大雨のときでない限り、疎水性ならではの効果というのは期待できません。
TW的には疎水コーティングはシンプルに親水タイプより撥水するタイプのコーティングでしかないですね。雨が小雨の場合は親水でも、疎水でも、水は弾きますし、よほどの豪雨にならないかぎりは水が引く様な撥水はしません。
コーティングにとっての撥水とは?
コーティングにとっての撥水の仕方で汚れる汚れないではなく、自分の好みにで選ぶという事ですね。
コーティングは超撥水していて汚れにくいのもあれば、そんなに撥水していなくても汚れにくいモノもあります。
親水〜撥水はシンプルに撥水のレベルの違いでしかないので、自分が気に入っているコーティング剤を使いましょう♪
ちなみにコーティングして1ヶ月のコーティングの撥水状態
撥水がイマイチ…
スケール除去後
明らかに撥水が復活していますね♪(撥水が復活しない場合は撥水基が死んでいるので撥水させるには再施工orトップコート施工が必要です)
防汚性が高く撥水が強いのが理想。防汚性が高いことで汚れが蓄積しにくく簡単に汚れを除去できるのが良いな〜。
本当に好みの問題なんですよね 笑 なので撥水しなくなったら汚れが乗ってない状態でのトップコートが理想って事ですね。
1番大事なのはスケール除去時にコーティングが除去されないことが大事と考えます。
なので自分の好きなコーティングだけでも自分で検証しておくと、コーティング性能を正常に引き出すことが可能です。
私も色々なコーティングの撥水テストや耐久性を繰り返し検証しています。
左側は撥水しているが、右側は余り撥水していない、どちらもガラスコーティングです。
検証すればするほど、撥水は持たないな〜といつも思います。撥水にこだわるだけムダだし、メンテナンス重視にした方が幸せな結果が多いかな。
なのでプラシーボ効果(思い込み)に惑わせられる事なく、『コーティングしたけど、なんか汚いなー』と感じたらそれは正解だと思います。
売り文句に騙される事ないよう、自分で良いと感じたモノを使った方がいいですね。
基本的なこととして撥水が強いタイプは砂汚れが残りにくく、スケール汚れがつきやすい親水タイプは砂汚れが付着しやすく、スケールが付きにくい傾向があります(微々たる差ですが、あくまで傾向です)
コーティングとワックスでも結果は大きく異なりますね。
むしろそっちの方が大事です。強撥水でもコーティングとワックスでは大きく結果は違います。
結局は使うコート剤の種類、特徴で汚れの付着しやすさが決まる。
そんな私がガラスコーティング派でしたが、今では天然ワックス愛好家になっています♪
おすすめのコート剤は天然ワックス
TWがおすすめするコーティングは天然ワックスです♪
ワックスというと艶はガラスコーティングよりあるけど、耐久性が悪く、油汚れを寄せ付けるとイメージですよね?
天然ワックスは従来のワックスと比べると耐久性、防汚性の高さは段違いです。もはや別物なので天然ワックスはワックスとして捉えない方がいいレベル。
よくザイモールなどの天然ワックスは艶だけでしょ?と言われたりしますが、塗装とコーティングを理解してる人ほど必要なマテリアルの一つになると思いますし、手放せなくなります。
ワックスのイメージは撥水が強いイメージがあると思うんですけど、そんなに撥水しない天然ワックスも多いです。
天然ワックスを使うと撥水レベルに関係なく、キレイを維持できるのが理解できると思います。
本当に試してほしい製品です♪
まとめ 撥水と汚れ方は比例しない
コーティングやワックスは撥水することが重要なのではなく、『防汚性』『艶』『撥水』を塗装にどうチューニングするかがポイントとなっています。
撥水している方が気持ち良いですが、あくまで撥水はコーティングの付加価値でしかないので撥水しているしていないで『コーティング性能』『コーティングの効き』を判断するのはやめた方がいいですね♪
ぜひ色々試してみてください。
撥水に左右されることなく、楽しい洗車ライフを過ごしましょう。
以上、テールウォーカー@tailwalker020でした。