今回は普段のメンテナンスで使うトップコートの施工方法を変えるだけで性能差が変わるという記事を紹介していきます。
コーティングをせっかく施工するんであれば
『少しでも性能を良くしたい!』
『少しでも楽に施工したい!』
って思いますよね?
『オーバーコーティング』『トップコート』と呼ばれるものを施工するときに施工方法を少し変えるだけで、簡単に施工ができたり、性能を最大限に活かすことが可能になるので、その時の目的・用途に応じて施工方法を変えると普段にメンテナンスも楽しくなると思います。
大きく施工方法には2種類あって『湿式施工』『乾式施工』の施工方法があり、互いにメリット・デメリットがあるので、これらを紹介しますね♪
ちなみにトップコートのおすすめはこちら
こちらのHAZEは普通にプロが使う製品になります。
TW(テールウォーカー)は天然ワックスを使用するようになってからは使っていませんがガラス系のメンテナンスで使うには優れた製品です。
こちらを例に施工方法の違いをあげて行きます^^
湿式施工
湿式施工のやり方、特徴
湿式施工とは名前の通り、濡れている状態で施工する状態のことを言います。
施工方法は本当に簡単で
- ボディが濡れている状態で固く絞ったクロスに数回吹き付けて塗り込み⇨乾拭きにて拭き取り
- ボディに直接、スプレーを吹きかけて、固く絞った水拭きで拭き取り(伸ばす)⇨乾拭きで拭き取り
ちなみにTWは湿式で施工するときは一気に全部塗るのではなく、『前の方だけ』『サイド面だけ』とある程度分割し、て塗り込み拭き取りをしています。
乾かないように気をつけるのが施工するポイントになります。
湿式施工のメリット・デメリット
- ボディが濡れた状態で施工ができる
- 濡れている状態で施工するので、ムラになりにくい
- 水分を拭き取る手順が一つ減るため、作業時間の短縮
- 拭き取りが楽
- ある程度、定着をさせようとすると液剤の量を使う
- 塗装状態が良くないと、上手く定着しない場合もあり
- 性能を引き出しにくい
ベースコートがしっかり効いていたり、以前施工したトップコートが効いている場合は湿式施工の方が楽かな〜
うまく撥水してなくても艶は表現されるので、補助的な施工で問題ないときは湿式施工でもありだと思います。
とりあえず艶を出したい。でも時間はない時とかには重宝するかと…(トップコートの種類でも大きく変わるので一概には言えませんが比較的、このような結果が出ます)
乾式施工
乾式施工のやり方と特徴
こちらも名前の通り、乾いた状態で施工することです。
ポイントとしてはボディが乾いた状態+水を一切使わないというところがポイントになっています。
こちらも基本的に施工方法は一緒です。
- スプレーを吹きかけたら、すぐに乾拭きにて拭き取り(クロス2枚以上推奨 荒拭きと仕上げ拭きの2枚)
- 乾いたクロスにスプレーを吹き付け塗り込み⇨乾拭きにて拭き取り 1パネルごとの施工推奨(こちらもクロスは2枚以上の使用を推奨)
このような感じで施工するのが乾式施工になります。
TWの推奨方法としては、小さく切ったクロスに多量のスプレーを吹きかけてクロスがコーティング剤でビチョビチョになった状態で施工すると『濡れているので抵抗なく塗り込める』『確実な定着』『そのあとのコーティング剤の補充は少ないスプレー回数で済む』などの性能UP・作業効率UPにつながると思います。
施工イメージ
濡れた後は『水』ではなく『コーティングの液剤』です。
その後に乾拭き(荒拭きと仕上げ拭きの2枚以上推奨)
このような流れを推奨しています。これをやることで確実な施工をできます。
拭き上げはコストコクロスを推奨します。吸水性が高いのでトップコートの拭き取り時にも大活躍します。
クロスの種類が違うだけで、難易度が急に変わったりします^^;
詳しい記事は洗車やコーティングの拭き取りから家の掃除まで!便利なコストコ カークランドのマイクロファイバータオル
乾式施工のメリット・デメリット
- 液量が少なく済むのでエコ
- 確実な定着が期待できる(定着しない時は別の原因がある)
- コーティング自体の性能最大限に引き出せる
- ムラになりやすい
- 拭き取りが大変(使うクロスによって大きく変わる)
- 時間がかかる
ポイントを抑えれば、難しくないので、乾式施工にてコーティングを施工すると普段と違う『艶感』『撥水の耐久性』を感じれるかも
コーティング施工後の注意点
上記の写真はトップコート施工後の撥水写真!
ガラスコーティング・ガラス系の撥水は天然ワックスには表現できない。キレイな丸で規則正しい撥水を表現してくれます。
これはやっぱり見ていて気持ちいいですよね〜
今は天然ワックスに夢中ですが、この撥水はいいな〜といつも思います^^
話が逸れました^^;
性能をしっかり引き出すためのコーティング後の注意点を紹介します。
施工後に水を当てて撥水テストをしない。しっかり定着する前に水をかけてしまうことで、多少なりともコーティングが流れてしまいます。そうすると折角施工したコーティングがムダになる可能性があります。
少なくとも数時間は放置してほしいですね(できれば1日)
乾式施工した意味がなくなってしまうこともあるので、注意してください^^
そして何よりもコーティングは下地処理レベルに左右されるのでケミカルなどで、汚れを除去しておくのが重要なポイントになりますよ!
これを守るだけで性能の差は実感できると思うよ
まとめ
- 湿式施工は簡単・楽チン・性能そこそこ
- 乾式施工は大変だけど、コーティングの性能は最大限に引き出せる
- 拭き取りにはコストコクロス推奨
- ガラス系のトップコートは綺麗な撥水をする
- 施工後は水をかけての撥水テストはダメ!数時間は開けること
- 水をかけた場合は、もう一回施工を推奨します
楽をしたい時は湿式施工
しっかりコーティングしたい時は、乾式施工
好みや用途に合わせて、ぜひ使い分けてみてください。普段のメンテナンスが楽しくなるかも!?