今回はGYEONの撥水シャンプーの記事になります。
撥水シャンプーは個人的にキライですし、撥水洗車をすることのデメリットがあったりして、洗車マニア視点から見ると全てにおいて満足できない結果になりがちでした。
詳しくは洗車マニアのタブー?撥水シャンプーについての考察をご覧ください。
しかし一般ユーザーでキレイの基準が高くない人からすれば、撥水シャンプーは凄い便利な物だと思うんですよね^^
普通に洗車をするだけで、ボディは撥水して艶も出る。
しかもムラにならない。
はっきり言って、上手く使えば『撥水』『艶』ともにコーティングなどをしているよりも効果を体感できる場合があると実感しています。(単体能力ではコーティングの方が優れています。拘っている人は別)
どんなコーティングをしても正しいメンテナンスをしないと効果は長く実感できません。
コーティングは酷い汚れが降り注ぐと、あっという間に撥水性能は落ち、艶感も落ちる場合があります。(普通です)
そんな中で、毎回の洗車で簡単に撥水コーティングが施工できて、洗車の度に施工直後の美しさを体感できる。(コーティングの美しさのピークは施工直後)
そのことから撥水シャンプーというのはキレイの基準が普通のユーザーにとっては本当に便利だなと思っています。
何種類か撥水シャンプーを試していく中で、今回紹介するGYEONの撥水シャンプーは試している中だと良い結果が出ているので、おすすめ製品。
GYEONは『簡単にキレイに、素早く洗車を終わらせる』ことを考えているメーカーの一つでもあり面白い製品が多い。
GYEONを取り入れることで新しい発見もあると思いますし、海外の製品は塗装に優しい成分を使うメーカーが多いのか面白い感じになってます♪
そこで今回はGYEON(ジーオン)の撥水シャンプーである『Bathe+(バスプラス)』『Wet Coat(ウエットコート)』の紹介をします。
イギリス生まれのコーティングメーカー GYEON(ジーオン)
詳しい情報は分からないのですが、商品ラインナップを見ると施工性が良さそうな『ケミカル』『コーティング』
ムートングローブなどもなかなか良い感じで個人的にはかなり好感を持っています。
GYEONのラインナップを見たい人は↓からどうぞ
施工性抜群のワックスインシャンプー『Bathe+』
メーカー | GYEON(ジーオン) |
---|---|
コーティングのタイプ | 撥水シャンプー(ガラス系) |
用途 | 簡易系コーティング |
撥水のタイプ | 弱めの撥水 |
特徴 | 撥水シャンプーで施行性抜群 |
耐久性 | 最大6週間(TW体感は1週間〜2週間) |
Bathe+の特徴
- 洗車用カーシャンプーに撥水能力をプラスしたワックスインシャンプー
- PH中性洗剤を使用しておりますので、車を優しく洗い上げながら撥水効果も実感できる高品質なカーシャンプー
- 洗車するたびにクォーツ被膜を生成し、艶と撥水効果を発揮(クォーツ被膜はガラス系と思って良いです)
- 水と酸素を化学反応させ、最大6週間の撥水効果を維持(あくまで最大です)
- すでに施工しているコーティングにかかわらず、全てのコーティングに適応(GYEON製品以外のコーティング以外には進めません)
- ボディーカラーを選びませんので、どのカラーリングのおクルマにもご利用いただけます(他もメーカーも基本的に対応しています)
メーカーとしてはこんな感じの特徴と言っていますが、気になったところが一つ
『全てのコーティングに対応』ということです。決して間違っていないと思いますし、トップコートとして使うこともありだと思います。
ただ各コーティングも意図を持ってトップコートを使っていたりしますので、場合によっては施工してあったコーティングをデチューンしてしまうことも…
ガラス系の撥水シャンプー
水と酸素の反応してクォーツ被膜(ガラス被膜)ができると記載があります。
とは言っても撥水シャンプーなりの性能ですのであまり気にする必要もないですね^^;
ちなみにコーティングは空気中の水分に反応して硬化するなど言ったりしますが深く気にする必要はない。
コーティングが乾くか乾かないかで性能差が出ることは普通にあります。
コーティングの拭き取りはムラになってしまう直前に拭き取るのが理想。
興味のある方はコーティングの乾燥期間は?1ヶ月たたないと定着しないの?コーティングの拭き取りタイミングポイント記載ありをご覧ください
まあ撥水シャンプーは拭き取りタイミングとかは関係ないので、普通に拭き取れば大丈夫です^^
WetCoat併用で艶感、撥水パワーアップ
メーカー | GYEON(ジーオン) |
---|---|
コーティングのタイプ | 撥水シャンプー(ガラス系) |
用途 | 簡易系コーティング |
撥水のタイプ | 強めの撥水 |
特徴 | Bathe+の上に施行する事で性能アップ |
耐久性 | Bathe+と併用する事で6週間⇨最大12週間(TW体感は2週間ぐらい) |
WetCoatの特徴
- Bathe+を施工した後に使う事で、艶と撥水がアップします(見た感じで分かる)
- スプレーするだけで簡単に撥水効果が得られる撥水コート剤
- 洗車するたびにクォーツ被膜を生成し、ツヤと撥水効果を発揮します
- 水と酸素を化学反応させ、最大12週間の撥水効果を維持します(そんなに期待しない方が良い 笑)
- ガラスやホイールにも安心してお使いいただけます
- すでに施工しているコーティングにかかわらず、全てのコーティングに適応します(GYEON製品に限った方が良い)
- またボディーカラーを選びませんので、どのカラーリングのおクルマにもご利用いただけます(ほとんどのコーティングがそう)
単体施工でも使える
普通に水洗いしてから『WetCoat』を吹き付けて、流すだけでも十分に効果を発揮します。
というか『艶』『撥水』に関してはBathe+よりWetCoatの方が優れていますね。単体施工でも十分な性能を発揮してくれますよ♪
どうしても耐久性という意味では撥水シャンプー系である以上、大きな効果は望めませんが、同じような成分であるコート剤を施工することでより強固な被膜を作ってくれるのはガラスコーティングの施工でもありますね^^
GYEON施工前の下地処理
通常の洗車を行う シャンプーでも水洗いでもOK
基本的なところで、通常の洗車を行います。基本的な砂汚れなどを大まかに除去していくのがポイントになります^^
洗車傷を入れない洗車をするには大量の『シャンプー』『水』を使い洗車しながら、スポンジ面などを細かく濯いであげてクリーンな面で撫でであげるのが大事なポイント♪
汚れが少ないと判断した時は最初からGYEON施工でOK
ケミカル洗車にて汚れを除去
キレイな場合は、省いても良い工程になります。
酸性ケミカルREBOOTにて、スケール除去(最重要!スケールがないことでコーティングをダイレクトに施工することが可能になります)
スケール除去しても、キレイになっていないと感じた場合は『PM-LIGHT』を使ってクリーニングすると塗装面がよりキレイになりコーティングも施工しやすくなります^^
これを塗ってキレイに拭き取るだけです^^
シリコンオフは基本的に厳禁です!塗装によっては溶かすこともあるので注意が必要。
キャップに特徴あり
GYEONのキャップは普通に回しても空回りしてしまい開けられません。
そこで上記の画像に書いてあるようにキャップを押し付けながら回すことで開けれるようになります。
見た目がジュースみたいなので、間違って開けないようにして誤飲を防ぐ工夫がGOOD!
Bathe+の使い方
原液を希釈する
基本目安として250倍の水で希釈して使用(本液10mlに対し水2.5リットル。)希釈目安は200〜300倍内に収めると良いですが、ざっくりで大丈夫です 笑
濃くしても効果が上がる訳ではないので意味ないです…
むしろムラになるリスクや濯ぐのが大変になるので、薄めを意識した方がいいかもしれません。
希釈後洗車を行い、大量の水で濯ぐ
こんな感じで希釈したら、普通に洗車していきます。
上記のように撥水してきたな〜と思う状態になっているのを確認します(ここ大事!)
この状態になってれば間違いなく撥水するので施工不良はないと思います。
そしたら大量の水で濯ぎます。
Bathe+でフィニッシュでいいならこれで拭き取って終了です♪
さらに『艶』『撥水』をパワーアップしたい方は『WetCoat』を使うことで更にGOOD状態に^^
WetCoatの使い方
Bathe+後に吹き付けて流すだけ
非常に簡単です♪
上記のようにWetCoatを吹き付けるorスポンジやウエスに吹き付けて塗りのばす。
どちらかの方法でボディに付けたら大量の水で濯ぐだけです^^
単体施工でも十分な性能
Bathe+がない人は、普通に水洗いorシャンプー洗車後に施工するのもOK
主観になりますが『Bathe+』『WetCoat』の単体性能で言えば『WetCoat』の方が優れていると感じるので、十分効果は感じれると思います。
2つを組み合わせることで良い効果が望めますが、ケースバイケースで使い分けるのもアリ♪
拭き取りはシルクドライヤーで素早い拭き取り
WetCoatを施工して水で流したら、GYEONの『シルクドライヤー』を使うことで洗車スピードが倍以上に上がると言っても過言じゃありません。
ちなみにシルクドライヤーは吸水性が高くていいのですが、繊維が少し固めなので気になる方は『ソフトドライヤー』で拭き取ると安心して作業できると思います。
詳しくは
施工後の撥水と艶の変化
GYEONの撥水状態 動画あり
撥水状態は『Bathe+』単体で考えると物足りませんが、『WetCoat』を施工することで気持ちよく撥水してくれます^^
『Bathe+』単体での撥水動画
『Bathe+』の上に『WetCoat』を半分塗り込んだ状態の撥水比較
右側が『WetCoat』を塗り込んでいる状態です。
少し分かりにくいかも知れませんが『WetCoat』をかけている方が撥水はよくなっていますね♪
撥水シャンプーにありがちな、撥水シャンプーによるシミも付いていません。
ただ長期でのインプレッションではないので、実際のところはよく分かりません 笑
短い間での効果を見てると、他の市販品のコーティング剤と比べても塗装に対して悪影響はないかな〜
艶の変化
こんな感じで艶がどれぐらい出るかテスト
左側が『Bathe+』単体施工
右側が『Bathe+』『WetCoat』のダブル施工
うっすらですけど分かるでしょうか?
下側を見た方が分かりやすいと思います^^;
当然と言えば当然ですがマスキングを貼ってあるダブル施工してある方が艶が出ています。
割としっかり出ている感じですね^^
施工した感じも悪くない
GYEON 撥水シャンプーのメリット・デメリット
- 施工性が良い
- 下地が多少悪くても撥水する
- これ1本で全て撥水
- 1回あたりのコストパフォーマンスが良い
- メンテナンスを理解しないまま使い続けると、塗装にダメージを入れる可能性あり
- 間違った施工をする事でシミだらけになる可能性も
- お手軽な反面ズバぬけた性能はない
- 耐久性は高くない
撥水シャンプー全般に言えることですが、下地が悪くても撥水させてしまうということは塗装を悪化させる可能性が高いということです。
その分メンテナンスをしっかりしないと高いレベルでのキレイを維持するのは難しいかも知れません…
逆にメンテナンスをしっかり理解している人はコーティングなどの方が高いレベルでのキレイを維持できる傾向はあると思います。
GYEONとスパシャンを施工してみて
現時点で日本で撥水シャンプーとしてメジャーなブランドと言えば『スパシャン』『GYEON』ではないでしょうか?
個人的な主観になりますが、撥水シャンプーとしておすすめするなら『GYEON』をおすすめします。
理由としては
- コスト面での安さ
- スパシャンは容器がビンなので捨てにくい
- GYEONの方が塗装にとって優しい(TW主観 異論は認めます 笑)
- 全体的にGYEONの方が効果を感じれる(TW主観)
スパシャンのレビュー記事は⇨怪しい?胡散臭い?コーティング『スパシャン 』をレビュー!使い方や良い所 悪い所も解説します
GYEON撥水シャンプーの評価
艶 | |
---|---|
撥水 | WetCoatまでした状態 |
防汚性 | 悪くはない |
肌触り | |
耐久性 | 洗車の度に施工した方がいい |
施工性 | 施工性は非常に良い |
備考 | GYEON全体的に好みです 笑 |
こんな人におすすめ
- 普段はあまり洗車しないけど簡単に『艶』『撥水』させたい人
- それなりのキレイで満足できる人
- GYEON製品を使っていてメンテナンスで取り入れたい人
使わない方がいい人
- メンテナンスを理解しており、コーティングに過度な期待を持っていない人
- 洗車はしっかり手間暇をかけて行いたい人
- しっかりとキレイな状態を維持したい人
洗車をシステム化するならGYEON製品がおすすめ
- 撥水シャンプーで洗う⇨撥水させる(Bathe+)
- 撥水・艶を強化したい⇨WetCoat使用
- 素早く拭き取り仕上げる⇨シルクドライヤーorソフトドライヤー
非常に簡単で『艶』『撥水』『施工スピード』を求められる洗車方法だと思います。
単純な洗車スタイルですが結構前からこのような洗車方法を考えており、日本で販売しているメーカーとしてはいち早く『撥水させて、素早く拭き取る』を推奨していたメーカーだと思います(海外では割と普通らしい)
この方法を洗車サービスの一つシステム化しても面白いですよね^^
お手軽にクルマをキレイにしたい人はGYEONを取り入れることで、快適な洗車ライフを過ごせます♪
『Bathe+』『WetCoat』はGYEONにとって洗車入門製品の一つ。
これで満足できるならこれで十分だと思いますし
満足できなくなってきたら、本格的なコーティングの取り扱いもありますので更にキレイを追求できるメーカーですね 笑
ぜひ参考にしてみてください。