道具よりも使い方が大事!スポンジ・マイクロファイバークロス・ムートンの洗車傷比較実験

洗車傷実験

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今回は洗車時に使う『ムートン』『スポンジ』『マイクロファイバークロス』での洗車傷比較実験をした記事になります。

 

ここ2019年現在では、洗車時に『マイクロファイバークロス』を推奨しているところが多いのではないでしょうか?

以前はプロの洗車ツールといえば『ムートン』がメジャーだったのですが、今ではムートンを使っている人は分かっていないぐらいにいう人が多いイメージです^^;

今は『スポンジ派』『マイクロファイバークロス派』のどちらかになっています。

テールウォーカー
私は好みの問題レベルにしか思っていなかったので『スポンジ派』でした。

 

ここ最近、車を磨いた後に洗車機に入れてみて『どれぐらいキズが入るか?』の実験もしましたが思ったよりキズが入らないんですよね^^

詳しくは⇨洗車機を使った洗車と手洗い洗車 どちらの方が傷が入るのか比較検証してみた!

 

こういう実験をやっていると、洗車傷の大きな要因が汚れによる引きずりが最大の要因であることが分かりました。

その中で『マイクロファイバー』が1番良いとか、『スポンジ』の方が良いとか不毛だなと思い始めたので、基準がよく分からない動画とか、自分の商品を売る為の否定の理由を見て惑わされないように洗車傷の比較をこの記事でやっていきます。

テールウォーカー
自分で検証して起きた事実を大事にしたいです。

 

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テールウォーカー

カーディティラー&洗車メディア
テールウォーカー
tailwalker

テストパネルは202のリアスポイラー

シャンプー洗車

 

今回、洗車傷の比較テストをするのに今回はデリケートで有名な『202』ソリッドブラックってやつですね^^

実際に軽く拭きあげているだけでもキズが多少入るのを確認しています。

コレを研磨して傷をリセットしてあげます。

 

少しコンパウンドが切れてきてる

研磨後

 

ライトが変に反射していますがキズは除去済みです^^

テールウォーカー
やはり研磨してからでないと正しい結果が出ませんからね

 

ムートン・スポンジ・マイクロファイバーの基本的な知識

ムートン スポンジ マイクロファイバー

ムートンの基本的な知識

  • 以前はプロ仕様で使われていた。
  • 価格が高く、コスト面では不利(今では選ばなければ安く購入できます)
  • マイクロファイバーより毛は硬いが大量の水分を吸収する事で水のクッションを作ることがでいるのは大きなメリット
  • 砂があっても毛の中に取り込んでくれるので引きずりにくい

 

一般的に言われているのはこんな感じですよね。

TW的には

  • 以前よりも価格が下がった為、購入のハードルが下がった
  • 毛の部分に大量に水分を吸ってくれることで水のクッションを作りキズを軽減
  • 汚れの掻き取り能力は1番高い
  • 水分量が少ない状態だと1番キズは入りやすい
  • 単純にドライ状態で触ると1番ゴワゴワしている

 

ムートンが敬遠される理由として、研磨に例えられる時があります。

  • ウールバフ(羊毛)は初期研磨用だからキズが入りやすい
  • ウレタンバフは仕上げ用だからキズが入りにくい

なのでムートンもウールバフと同じ羊毛で攻撃性があるからダメだ!みたいな感じですね。

でもそんな事言ったら『マイクロファイバーバフ』で『ウールバフ』より研磨力が高い商品もあるので矛盾してね?とTWは思います^^;

 

ちなみにあるメーカーはムートンが水を吸い込む事で、毛がイバラのようになりキズを入れるリスクが上がると言っていますが、実際に大量の水分を含んだ状態で触った時に硬いと思いますか?

TWは実際に触ってみて『固い』『痛い』と感じなければ問題ないと思っているので、キズが入りやすくなるかは使い方次第と考えます。

テールウォーカー
逆にドライのフカフカ状態で使った方がキズが入るように感じます^^;

 

更に『ムートン』はシャンプーで酸性やアルカリ性を使えないというのが大きなデメリットと言いますが、基本的にシャンプー洗車で落ちない汚れは酸性アルカリ性のシャンプーを使わずにケミカルにて除去するのでムートンの出番ないです。

逆にその時にスポンジ・マイクロファイバーに切り替えればOKでは?

上記の理由がムートンがダメな理由にはならないと思いますし、そう言う時こそ使いわけでは?と思いますね。

テールウォーカー
確かに使い方を間違えるとキズを入れるリスクは増えますが、ポイントを抑えれば問題ありません

スポンジの基本的な知識

よく言われている事は

  • スポンジは泡を1番上手く使えるのがスポンジ洗車の大きなメリット
  • 泡を沢山使う事で摩擦を減らせる
  • スポンジの中に砂が入り込んでくれるおかげでキズが入りにくい・スポンジが中に入り込む事で砂が残ってしまい引きずってしまいキズを入れる(どちらもよく言われる)
  • ムートンとマイクロファイバーの中間ぐらい
  • グリップするので、キズが入るリスクが大きい

 

TW的には、ほぼよく言われていることと一緒です。あえていうなら

  • スポンジの目が細かい方を使う方が砂が奥まで入りにくい。濯いだ時に荒目より除去しやすい
  • グリップしないようにするのに『水分量』と『泡』を上手く使うことがポイント
  • マイクロファイバーより汚れの除去能力は高い

 

よく動画とかでスポンジの方が砂を引きずると言いますが引きずらないような洗車をすればいいだけだと思っています。

汚れの量が多い時は、すぐに濯いであげればOKなだけの話ですね。

テールウォーカー
個人的に言えば、スポンジがトータル的に安心して使えますし、使いやすい

 

マイクロファイバークロスの基本的な知識

一般的に言われているのは

  • ボディに触るときに最も優しいクロス
  • 拭き取り能力が高い
  • ドライ状態で使えば1番キズが入りにくい(ドライ状態のスポンジとムートンと比べる事ではないけど)
  • 肌触りも1番優しい(ドライ・ウエット状態どちらも) 大事

 

TWが思っているのも一般的に言われているのと一緒です。プラスアルファで

  • 肌触りが優しいからこそ除去能力がイマイチ
  • 泡立ちにくい
  • クロス系は落とした時に砂などが絡まる時がある
  • 一般の人が使うなら1番キズが入らないと思う
  • クロス系は劣化が進むと繊維が硬くなるので交換タイミングは気にした方が良い(触って硬いと思わなければ問題ない)

 

マイクロファイバークロスでの洗車は触っていてもフワフワしているし、狭いところもスポンジなどと比べると簡単に入るので便利です^^

とは言っても個人的には洗車していて落としやすかったり、持ちにくいのが不満なぐらいですかね。

テールウォーカー
キズを軽減するためのポイントが分かってない人からすれば、キズを入れるリスクが少ない製品だと思います♪

 

洗車傷を比較する3種類のツール

スクラッチレスクロス

洗車用マイクロファイバー『スクラッチレスクロス』

今、一般ユーザーの中では1番信用されている商品ではないでしょうか?

上記の写真はウエットの状態なので、ボソボソに見えますが乾いている状態だとフワフワな感じです。

PROから洗車マニアまで使っている製品で、ここ最近は『GANBASS』製品が巷を賑わせていますね♪

メーカーがどうすれば洗車傷を減らせるか試行錯誤し、プライドを持って作成した商品です。

テールウォーカー
実際、ここまで洗車用のマイクロファイバークロスを作った会社は他にないですし、よく考えて作ってあるなと思います。

 

ソフト99 洗車スポンジ

ソフト99 洗車スポンジ

 

個人的にですが市販品の中で好みのタイプ

固すぎす、厚すぎず、丁度いい感じ

特にクセもなく使いやすいです。

 

ムートン(メーカー不明 笑)

ムートングローブ

実は最近にハマってて個人的に好みのタイプです。

結構大きいですね。あまり細かいところは向いてないが、汚れの除去能力が高い

ムートンもざっくり、2種類ですかね。

これは中まで水が染み込んでこないので冬の洗車を楽にしてくれます。

同じ製品がリンクで出なかったので類似品をあげています。

GYEONのムートンは結構好き♪

 

 

あとはキーパーで使っているタイプのムートン。これは操作性がすごい良く洗車しやすいです^^

 

洗車傷を比較するときの決め事

大量の泡

 

  • 50回擦る
  • そのツールにあった1番キズが入らないと思う洗車方法で擦る
  • 加圧は一切しない
  • 大量の泡を使う

 

たったこれだけです。加圧してどれだけキズが入らないかも大事ですが、ツールが違う段階で、加圧しても参考にならない結果になります。なので各製品の良さを活かしての洗車方法によるテストにしたいと思ってます。(基本的に通常の洗車で力を入れることはありません)

テールウォーカー
そもそも加圧して洗車する段階でナンセンスですからね 笑

 

実際にテストしてみた

ムートン スポンジ マイクロファイバー

 

3分割して、マスキングしてあるので各々の場所で50回ずつ擦っていきます。

 

マイクロファイバーテスト中

スポンジでの洗車絞るって泡を出す事で摩擦を減らす

ムートン洗車

ムートン洗車

 

とりあえずひたすら擦ってみました^^

 

まあ結果はこんな感じ

 

マイクロファイバーテストスポンジテスト後ムートンテスト後

 

洗車傷はほとんどわからない結果に^^

こうなるのは予想ついていましたが、あくまでボディに当たる洗車ツールの品質が劣化していなければ洗車傷が入りにくいのが分かりますね。

テールウォーカー
いかに各メーカーが自分の商品を売るために、あの手この手を使っているかがよく分かります 笑

 

洗車傷比較による考察

考え中

今回の実験で分かったこと

  • まず冒頭でも触れたように洗車傷の1番の大きな要因は、砂などの汚れによる引きずり
  • 汚れていないクルマを洗車してもたいしてキズは入らない。汚れているクルマこそ洗車方法に気をつけないといけない(洗車道具ではなく方法が大事
  • 洗車ツールは大きな劣化がしていないことが大事
  • 各々のツールに合わせた最良の使い方をすることが大事(物が違う以上、洗車ポイントは一緒でも同じ使い方はありえない)

 

さらに言えば、汚れが固着している場合はシャンプー洗車で取れない場合はケミカルにて除去します。その時とかにキズが入るリスクもありますので基本的には最初の洗車をいかに完璧にやったとしてもキズは絶対に入ります。

最初の洗車を正しく施工できれば、大幅にキズの軽減につながりますし大事な工程になりますが、ここでいかに完璧に洗車しても洗車傷を無くせる訳ではありません。

今回の実験の結果から

洗車時はどんなツールを使うかではなく、いかにキズを入れない洗車方法を取れるかが大事になってくるのがわかると思います。

 

テールウォーカー
なので道具は『自分が使いやすい』製品を使うのが気持ち的にも作業的にもGOODですね♪

洗車傷を入れないための対策

・TWが1番大事だと思っているのは砂などの引きずり対策です。

これの対策は簡単だと思っています^^

汚れたら濯げばいいだけだと思っています。パネル1枚ごとに濯ぐという事ではなく汚れているところを少しでも撫でた段階で濯ぐだけです。パネル1枚毎だと場合によっては汚れを引きずってしまうので、汚れ方に応じて濯いだ方がいいですね。

サイドパネルで言えば下部が結構汚れていると思いますが、汚れているときは流水洗車をしながら、1ストローク撫でたら濯いであげる感じですね。(往復は引きずってキズを入れるリスクが上がるので汚れている箇所ではおすすめしません)

常に大量の水分を含んでいる、スポンジなどの面に汚れを蓄積させないことが大事!蓄積することでスポンジ面などから汚れを除去するのも大変になるし蓄積状態で洗車すると、さっきから言っているようにキズを入れてしまいます。

常にボディに当たる面をキレイにしておくことで、洗車クオリティは大きく向上します。

しっかり最初の洗車の段階で砂汚れは落とさないと拭き取り時に引きずってキズを入れるので注意です!

テールウォーカー
ちなみにTWは最近バケツはほぼ使わないですね。常にホースと一緒に移動しながら洗車しているので、そこから水分を含ませる、濯ぎをやって常にクリーンな状態で使えるようにしています

 

・洗車スパンを短くすることでボディの『汚れ自体を蓄積させない』

これもいつも言っている事ではありますが、クルマが汚ければ汚いほど洗車傷を入れずに洗車するのは難易度が高いです。

よくあるのが汚い状態で洗車をして大量に砂汚れが残ってしまい、そのまま拭きとりキズを入れている人を沢山見てきました。

洗車スパンを短くするだけで、汚れの蓄積量は減るので洗車時にあまり考えなくてもキズが軽減される傾向にいきます。

実際にキレイを保つのであれば、洗車スパンはある程度短い方が容易^^

汚れが多いほど単純に大変ですし、蓄積する事で塗装面も荒れるし、塗装劣化は進むで良い事なし^^;

テールウォーカー
あまりに洗車しないとコーティングもあっという間に効果を感じれなくなるので短いスパンで洗車するのは『キレイの維持』には必須

 

・劣化してない道具を使う

これもいつも言っている事ですね^^

劣化している道具(硬化してきてキズを入れるリスクが上がったりする)を使う事で、キズを入れるリスクは上がります。

マイクロファイバーも劣化する事で綿タオル並みに硬くなったり、コーティング剤の成分で繊維部分が固まってしまいキズを入れるリスクが上がるので注意が必要。

劣化してきたら汚いところ専用にして使ったら捨てるぐらいの感じにした方がいいですね^^

何度も言いますが劣化している基準としては『触って固いと思うか』『自分に擦って痛いと思うか』というシンプルな基準です。キズが入りやすい、入りにくいなんて触れば分かることだと思っています。

シンプルに考えましょう^^

テールウォーカー
上記ポイントを守るのが必須です。そんなに難しい事ではないので気にして作業してみて下さい♪

 

ムートンのデメリット?これに関して言わせてほしい

考え中

ムートンは泡が長持ちしない?

ムートンは泡が長持ちしないとありますがTWの主観でいえば『シャンプーの濃度』で大きく結果は変わりますし

汚れの付着状況でも大きく結果は違います。

マイクロファイバークロスでも似たような状態になりますので、適切なタイミングで濯ぎやシャンプーをムートンに含ませること大事です

テールウォーカー
ムートンだけの問題ではない、それ以外のツールでも同様

 

ムートンに汚れが絡まりやすくキズを入れやすい?

毛足が長い為、汚れが絡まりやすいのは事実ですし

恐らく一番汚れを引きずりやすい傾向にあるのも事実。

 

これに関しても他のツールと一緒で、濯がなければムートンと同じように汚れを引きずるので結果は似たような状態になります。

汚れを引きずるんだったら、汚れを引きずらないような洗車をすればいいだけ

テールウォーカー
洗車の基本ですね^^  これを理解しないでムートンを否定するのはナンセンスでは?

 

ムートンは車磨きでは初期研磨用だからムートンは洗車傷が入りやすい?

これは一回軽く説明させていただきましたが、本当にナンセンス…

確かにその傾向はあるとは思いますが洗車傷が一番ついてしまう要因はツールの良し悪しではなく『汚れの引きずり』『道具の劣化状態』の方が圧倒的に多い要素。

研磨時と使い方が大きく違うので、それを一緒にすること自体がTWには理解できません。

 

繊維が硬く、手のひらで強く押し当ててしまうとか言いますね。

繊維が硬いのは理解できますが、強く押し当ててしまうのは使い方が悪いだけでは?

テールウォーカー
強く当ててしまうなら軽い力でやれば良いだけですよね^^;

 

品質が良ければ傷は入らない?クリーミーなシャンプーを使えば傷は入らない?

散々デメリットを言っておいて、オーストラリア産の良質な羊毛を100%使っているから大丈夫とか言っている人もいますが、あくまでムートンの特性は変わることはありません。

羊毛が良質になることで良い傾向になることはありますが、全てが解消されるわけもなく…

テールウォーカー
あくまでムートンの特性を理解していることが大事!

 

シャンプーにおいても、クリーミーな泡だから『汚れを浮かせる』『泡がクッション』になるから大丈夫ということではなく

あくまでも摩擦軽減になるだけなので、汚れは普通に引きずります。

摩擦軽減するよりもムートンを濯いであげて汚れを引きずらないことの方が大事。

 

シンプルに考えて汚れを引きずらないで、シャンプーで摩擦軽減することが一番良い。

シャンプーだけに固執する理由はありません。

テールウォーカー
簡単に考えましょう^^

 

ムートンがダメな理由は思い浮かばない

少しムートンについて語り過ぎてしまいましたが、TWはムートン愛が強いのでムートンが悪者にされているのに納得いきませんでしたので色々書いてみました 笑

もちろんムートンが最高というつもりはなく、好みでチョイスすれば良いのでは?と思っています。

ただ上記で説明したように基本的な使い方さえ理解していれば、デメリットはデメリットじゃなくなるのを理解してもらえば嬉しい。

 

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まとめ

  • 洗車道具で大きく洗車傷は変わらない(好みの製品を使えば良い)
  • 常に大量の水分とボディ面に当たる部分はクリーンな状態を保つ(ツールをしっかり濯ぐ)
  • 洗車のスパンを短くし、汚れを蓄積させないことで洗車傷は入りにくい状況を作れる
  • 劣化していない道具を使う

 

基本的に上記を守れば『新車』だろうが『黒のクルマ』だろうが関係なく、クオリティの高い洗車を行えると思います。

色々試していると、メーカーが言っているような通りにならないことは多々あります 笑

そこで自分がなんでそう思うか?他のは実際どうなんだろう?と思って実験した結果を重要視しています。自分のやり方で良い結果が出ているんであれば、それが真実だと思いますね^^

 

同じやり方で作業していても尊敬している人達と一緒の結果にならない事も多々あります。その中でも自分が納得いく結果にならないなら、自分なりに突き詰めるしかないので試してみるのが大事ですね。

ぜひ参考にしてみて下さい^^

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