こんにちは洗車マニアのテールウォーカー@tailwalker020です。
自作純水器にTDSモニターを取付けたい。だけど部品の構成が全く分からない。なんてことはありませんか?
あるある!TDSモニターの取付部品はチューブの径とかも出てきてよく分からない…
確かにTDSモニターは取付方法の組み合わせ次第で点数が異なったりして、調べてもよく分からないですよね。
自作純水器の部品を理解して購入できる人であれば、そんなに難しいことではありませんが、あまり配管径など理解していない人では調査することでさえ難しいと思います。
はっきり言って全く分からなかった…
自分もあまり慣れていないので、恐る恐る購入しました 笑
全てホームセンターで購入できれば現物合わせができるのですが、売ってない製品もありますし、店員さんもこの辺は分からない人の方が多いです。
そのため、今回はAmazonで購入できる部品だけでTDSモニターの取付をおこないました。
TDSモニターは部品さえ分かってしまえば、そんなに難しいことではありません。
自分の取付方法だと、多少の部品加工が必要ですが、それでも加工としては【削る】くらいなので職人技などは必要ありません。
今回はTDSモニターを取付けるための
- 部品
- 取付方法
- 注意点
を紹介します。
TDSモニターに取付けるための部品
- TDSモニター
- ステンレス製ねじ込み継手 3方向タイプ 配管1/2サイズ 2個
- カクダイ フレキパイプ用ニップル 1/2 2個
- チューブ継手 1/2配管 チューブ1/4 2個
TDSモニター クロノスレイン デュアルタイプ DM-1
上記のTDSモニターはAmazonで最も購入しやすく、最もベターな製品。
特徴はなんと言っても純水器の前後で不純物を測定できるので、純水に変換されている量を安心して確認できるところかな。
正直、水道水の不純物の量が測れなくても問題ないのですが、【価格が安い】【取付時に左右差が生まれない】【水道水、純水、どっちも測れたほうが嬉しい】ということからチョイスしました。
純水後のみ測定できるシングルタイプもありますが、少し割高。
デュアルタイプだと継手が余分に必要ですが、それでもデュアルタイプの方が安いです。
ステンレス製ねじ込み継手 3方向タイプ 配管1/2サイズ
この製品は純水器にTDSモニターをつけるために必要なアダプターです。
今回の取付方法では、純水器の前後に取付けるために必要ですが、純水器の蓋に穴をあけて継手を取付ける場合は不要な製品になります。
ただ直挿しにするにはチューブが挿さるワンタッチ継手が入るようにタップを切ってあげないといけませんし、失敗すると蓋を再度購入しなくてはなりません。そのためリスクが大きいと言うことから、今回は3方向タイプの継手を使って取付をしていきます。
フレキパイプ用ニップル 1/2
カクダイのフレキニップルは平行ネジとテーパーネジで分かれているニップル。
なにが違うかと言うと文字通りネジ部分がテーパーになっているか?平行になっているか?という感じになります。
テーパー部が配管の継手に使用し、平行ネジは先にパッキンなどがある部分に使用することが多いですね。
今回においてはテーパー部を3方向配管につなぎ、平行ネジはワンタッチニップルにつなぐ形になっています。
チューブ継手 1/2配管 チューブ径1/4
これがTDSモニターを取付するのに一番のポイントになる製品。
今回の取付方法だとこれがないと成立しない製品です。
この製品が配管とTDSモニターを繋ぐ重要な製品ですし、ホームセンターでも手に入りにくいのでAmazonで購入できるのは助かりますね。
TDSモニターの取付方法
- 用意した継手を組み立てる
- 純水器に組み立てた継手を組み付ける
- TDSモニターのセンサー部を削って調整して、継手部分に挿し込む
- TDSモニターを固定する。
作業的にはそんなに難しくないです。
一番やりたくない作業はセンサーを削るところぐらいかな〜。
それでは取付方法を下記で説明していきます。
3方向配管に付ける継手にシールテープを巻きつけて組み付ける
純水器の異径ニップルにシールテープを巻きつけたら、先ほど組み付けた配管を取付ける。
取付後、ワンタッチカプラーを取付ける。
TDSモニターの取付方向があるので気をつける。
センサー部を削ることで、センサー部分が配管の奥まで入るようにします(奥まで入れないとTDSモニターが上手く検知しない)
削るときは白い部分を削ります。センサーの白い部分の上部分だけ削る(全体的に削ると失敗します)
樹脂部を削るときに金属のセンサー部が露出しないように削ったほうが良いです。自分の場合はやりすぎて露出してしまいました 笑
全体的に削りすぎると水漏れが発生します。自分も紙一重で水漏れしませんでしたので、削っても半分ぐらいかな〜 笑
微調整してセンサーを奥まで入れていく。上記ほどしっかり入れる必要はありません。
TDSモニターの後ろに両面テープが貼り付けてあるので、好みの箇所に固定する。
作業的にはセンサーを削るところだけ注意かな〜
それ以外は難しいことはありませんね。
TDSモニター取付後の注意点
何回も取付方法を試したなかで気になったのが2点。
- TDSモニターのセンサー部を取付けるときは3方向配菅にムダな継手を入れない
- センサー部の加工はミスると水漏れ、TDSモニターの測定数値誤差が発生する
というのが挙げられます。
まず1つ目の【ムダな継手を付けない】ですが、ムダな継手とは下記のような感じです。
今回取付したパターンだと下記
比較するとこんな感じ。
この微妙な継手の違いで測定誤差が発生しました。
理由としては【センサーの金属部分が配管の真ん中あたりに到達しない】ということです。
上記のように配管までの長さがあることによってセンサー部が奥まで入らない&恐らく配管上部がエアポケットになってしまうことで水道水側の測定が【0PPM】を感知してしまっている状態でした。
エアポケットになっているところをエア抜きすれば多少は検知するのですが、測定誤差が大きいため微妙…(自分の場合は40PPMあたりを検知してから徐々にあがっていく感じでしたが測定誤差は大きい)
更にこの状態から、センサー部を削って、奥まで入れても誤差が出ていたので、この方法は断念して3方向配管にチューブ継手を直接取付するパターンを選択しました。
他にも向きを変えたりなど色々取付方法を試しましたが、結果がよくならなかったので、断念しています。
そして2つ目がセンサー部の加工取り付けに関してです。
センサーをしっかり感知させるために【センサー部を削って奥まで入れないといけない】ということになりますが、取付後に一番嫌だったのがTDSモニターのIN側の数値があっているか不安なことです。
自分の場合はTDS計のセンサー部をムダに削ったことで金属部分が樹脂より露出してしまっているので、そのぶん不純物を拾ってしまって測定数値が大きくなってしまったのかな。
自分のセンサーの加工方法が不味かったのが一番ですが、誤差が生まれてしまっています。ただセンサー部を加工する前の数値と簡易測定計で測った数値はほぼ一緒なので、加工を間違えなければ問題ありません。
ただ多く拾ってしまっても、純水に変わったときの測定方法はよりシビアに測定してるとも言えるので、別に気にしなくて良いと思います。
自分の場合、手で削るのがめんどくさくなってしまい、ミニポリッシャーにペーパーをつけて一気に削ったのが失敗でした…
削るときは取付の時にも書きましたが、上の方から徐々に削るのが大切です。全体的に削ってしまうと水漏れなどの原因に繋がります。
慎重にやれば機械で削ろうが問題ありませんね。
自分でやる人は是非、私の失敗例を活かしてほしい…!
- もしくは3方向配管のサイズで、もっとコンパクトなタイプがあれば加工しなくてもいけるかも?
- チューブ継手の穴を6.4mmのドリルで広げて、奥まで挿すパターンもあるようです。コチラが参考になると思います(こっちのほうが簡単かも)
まとめ センサー部の加工さえミスらなければTDSモニターをつけるのは難しくない
- TDSモニター
- ステンレス製ねじ込み継手 3方向タイプ 配管1/2サイズ 2個
- カクダイ フレキパイプ用ニップル 1/2 2個
- チューブ継手 1/2配管 チューブ1/4 2個
今回は純水器のTDSモニターの取付方法に関して記載させていただきました。
正直、コストパフォーマンスとしては微妙かもしれません。
簡易TDSメーターで測定したほうが簡単ですし、定期的に測定できればそれで十分ですからね。
ただどうせ自作で純水器を使うなら、TDSモニターは付けたいと言う人も多いと思いますし、やっぱり憧れますよね♪
今回は失敗も多かったですが、概ね満足のいく結果になりました。
あなたも自作純水器にTDSモニターを取付けて楽しい洗車ライフを過ごしませんか?
以上、テールウォーカー@tailwalker020でした。