今回はクルマをキレイにすることを『カーディテイリング』と言いますが、具体的にはどういうことをカーディテイリングというのか紹介していきます。
クルマをキレイにすると言えば『コーティング』『車磨き』『洗車』『細部洗浄』『メンテナンス』この5大要素が重要。
このトータルをカーディテイリングと言います。
とは言ってもそんなのはお店でもやってるよ!と言われるかもしれませんが実際にはどうでしょう?
今回はTW(テールウォーカー)が思うカーディテイリングとは何かを紹介します。
カーディテイリングとは
ディテイルとは『細部』という意味があります。
なので『カーディテイリング』とはクルマの細部までキレイに仕上げる。
細部までキレイに仕上げることで、新車のようなオーラなどを引き出すのが目的にしています。
ちなみにクルマのキレイを総合的に向上する人達のことを『カーディテイラー』と言いますよ^^
カーディテイリングの中でも分類される
一般の方からすれば、カーディテイリングもコーティングも一緒と思うかもしれません。
実際はカーディテイリングも細分化されています。
コーティング屋の場合
TWが思うコーティング屋とは
- ブランドコーティングを揃えている
- コーティングで価格が違う
- どの塗装に対してもユーザーが決めたコーティングを行う
- 下地処理よりコーティングの施工価格の方が高い
- 作業時間が1〜2日
昔から恐らくこのスタンスが、コーティング業界の『スタンダード』と捉えても良いかもしれません。
理由としては、コーティングをしたいと思ってショップのHPを開いて料金を見ると大体コーティングごとに価格が違いませんか?
それで車磨きはオプション的な要素で入っているお店が多いです。
作業的にも朝に預かれれば、翌日の朝には返せます的なお店もありますよね。
- どのコーティングをしたいか決めやすい
- ブランドコーティングをしたことで、満足感が高い
- 謳い文句がすごいので期待値が凄い高い
- 集客効果が高い
- 店舗に人が多い傾向にあるので、予約待ちをする必要が少なく、やりたい時に施工出来る可能性が高い
- ブランドコーティングが施工する塗装にあっているか分からない(場合によっては悪影響)
- コーティングの謳い文句と効果が一致しない
- 傾向としてクルマ1台に対して時間をかけれないので、下地処理という面ではコダワリきれない部分がある
- 過剰宣伝になりすぎる時がある
コーティングを施工したい時に待たずに施工出来るのは大きなメリットですね♪
とは言え塗装にあったコーティングが出来ない可能性もあるので注意。
コーティングの謳い文句でしか営業できないお店は注意が必要!
アレっと!?と思った場合はそこで決めずに1回、帰ってからよく考えた方がいいですね
磨き屋の場合
磨き屋の特徴
- 板金塗装の磨きの技術をキレイにするために使う
- あまりケミカルを使わない
- コーティングの種類は割と固定
- 肌を変える磨きなどが得意
以前は個人でやっているお店が磨き屋と呼ばれているイメージ。
下地が大事と理解しており、研磨技術に拘りを持っている人が多い
逆にコーティングにはあまりコダワリがなく下地主義の人が多い
- 下地の重要性を分かっている
- 研磨のスペシャリスト
- ディープスクラッチを除去するのが得意
- キズは除去してくれるが、研磨量が多くなる傾向があり、塗装の膜厚が減ってしまう
- コーティングの種類が限られる
- コーティング屋より施工する時間はかかる
今は磨き屋さんは減ったかな〜
磨き屋だった人はカーディテイラーのスタイルに変更している人が多い
下地の重要性は元々理解していたので、ケミカルを併用したり、下地を活かすためのコーティング施工を求めていく人もいますね^^
カーディテイラーの場合
『カーディテイラー』はコーティング、車磨きなどをトータル的にこなす技術を持つ。
クルマの美観を最大限引き出すプロフェッショナルですね
特徴としては
- 塗装に合った様々なコーティングを使う
- コーティングの種類で値段が大きく変わらない
- ケミカル知識が豊富で、汚れを除去する時に研磨に頼らない
- 塗装を削ってしまうことのリスクを理解しているので、無闇に研磨するのを嫌がる
- 細部までキレイに仕上げるので、施工に時間がかかる
そのクルマに対して施工の仕方は様々で、塗装のキレイを最大限引き出せる方法で作業を行う。
設備が充実しており、特に照明設備はしっかりしています。見えないものはキレイに出来ないので、照明にてキズなどを確認できる状態にして研磨するお店が多い。
コーティングも基本的には、ディテイラーの方で塗装を判断してマッチングするコーティングを施工する。ユーザーの好みがあれば、出来るだけ反映させる。
ちなみにコーティングの種類としては、『天然ワックス』『無機系ガラスコーティング』『無機と有機のハイブリットガラスコーティング』『樹脂コート』などを使い分ける。
研磨にて塗装を減らすリスクを理解していて、キズ一つなく研磨することにこだわらない。ユーザーと話合ってどこまで研磨するかを決めるような人が多いです。
- 塗装に対して良い結果が出るような組み合わせを提案してくれる
- 施工からキレイの維持までトータルコーディネートをしてくれる
- 知識が多いので、何か塗装に対してトラブルが合ってもスムーズに対応できる
- 本当のキレイを求めるなら、頼りになる
- 下地処理に時間がかかる。1週間ぐらいみといた方がよい
- コーティングで価格は変わらないが、手間がかかればかかるほど価格が上がる傾向の為、高くなりがち
- 分かりやすく説明をしてくれるが、理解が難しいことも 笑
- コーティングでキレイを維持できない、メンテナンスが全てと言われて戸惑うかも 笑
TWが目指しているカーディテイラー像
TWが目指したいカーディテイラー像はユーザーファーストですね。
正直、コーティング業界は会社でやっていると作業者によって品質にバラつきが出ますし、会社の色があるので、ユーザーの思いよりも、会社の思いを大切にしないといけなくなる。
納得しないで作業することで不安要素が増えて、気持ち悪くなるんですよね〜
コーティングに関してもTWは天然ワックスが良い結果になる事が多いので推奨していますが、ユーザーの中にはガラスコーティング特有の撥水を味わいたい人もいます。
撥水を重視したいと言われたら、現状ではガラスコーティングを使わないと表現できないこともある。
ユーザーが求めるのであれば、ガラスコーティングを施工できる塗装なら、ガラスコーティングを使うべきだと思いますし。
組み合わせが悪く良い結果が出ないなら、現状の塗装で最良の撥水性能を引き出す方法を提案するべきだと思ってます。
ユーザーのクルマの保管状況、塗装の状態を把握して、『キレイにするには』『キレイの維持方法』を分かりやすく伝えられるアドバイザーとかコンサルタント的な感じですかね^^
TWが施工しても、普段のメンテナンスはユーザーが行います。そういうとこまでフォロー出来るか出来ないかは大きな違い。
普段のメンテナンスはユーザーが行い。『手に負えない』『リフレッシュ』したいときにカーディテイラーがメンテナンスをする。
キレイに施工するのはもちろんですが、キレイの維持方法を伝えるのもカーディテイラーとして大事な事だと思っています。
まとめ
- カーディテイリングはクルマをキレイにすること
- コーティング屋はブランドコーティング取り扱い多数。下地処理は甘い傾向あり
- 磨き屋は下地処理重視。コーティングに関してはこだわりが少ない
- カーディテイラーは美観の向上を引き出す為の引き出しを多く持っている。価格は比べると高めかも
TWもまだまだなので、これからも技術を習得して引き出しを増やして行きたいです♪