こんにちは洗車マニアのテールウォーカー@tailwalker020です。
洗車時にあると便利な高圧洗浄機ですが、実際にどれが良いのか?って決めるの難しいですよね。
自分も以前にケルヒャーの高圧洗浄機は【K2】【K2サイレント】の二つをレビューしました。
正直、家庭用の高圧洗浄機はどれも大差ないし、高圧洗浄機としての機能があればなんでもいいかな?と言う考えだったんですが、不満だったのが高圧洗浄機を使いたい時にすぐ出せないと言うことと、ホースがキレイに収納できないということ。
ケルヒャーのホースは硬く巻きぐせが凄いので、ホースの収納が難しいのと片付けても、使用時に巻きぐせを解消してから使うのが大変…
見えるところにおくなら少しでも
- キレイに置いてある方が良い。
- すぐに出せた方が良い。
- ホースリール付きで収納スペースがある方が良い。
という考えが出てきたので、そうなってくると便利そうなのがケルヒャーのK5サイレント カー&ホームキット
ケルヒャーK5は家庭用高圧洗浄機で最高のスペックを誇っており、家庭用最強のスペックと言っても過言ではない製品です。
最近では洗車でスノフォームなどを使うこともあり、ハイパワーの方が泡立ちの良い洗車ができたりしますし、ある程度のパワーがあった方が洗車がしやすいのも事実。
更に【K5】は高圧洗浄機の中でもホースリールがついていると言うこともあり、ホースがキレイにまとめられると言うのも大きな特徴の一つなので『ガチャガチャしているのが嫌だ』『キレイに収納したい』なんて言う方にはK5一択なんじゃないかと思うくらいです。
今回はそんなK5をレビューしていきます。
ケルヒャー K5の特徴
- 住宅街でも気兼ねなく使える静音仕様(従来のモデルと比べて体感音は半分)
- 水冷式になったことで耐久性UP
- 最大許容圧力 (MPa) 12Mpa(ケルヒャー内最大圧力)
- 吐出水量 (L/h) 最大460(ケルヒャー内最大水量)
- ケルヒャーでホースリールがある唯一のモデル
ケルヒャーの家庭用高圧洗浄機の中ではスペック的には全て最高レベル。
K5のスペック
電源 | 100V |
最大許容圧力 (Mpa) | 最大 12Mpa |
常用吐出圧力(Mpa) | 8Mpa |
吐出水量 (L/h) | 最大 430L/h |
モーター出力 | 1.4kw |
本体質量 | 16.6kg |
寸法(長×幅×高) | 349 x 426 x 878 |
ケルヒャーのK5は他のメーカーと比べてもスペックはかなり高いです。
価格はアマゾンとかのネット通販で買うなら他のメーカーよりも安く買えて、オプションが多いのも魅力の一つ!
下記では他のケルヒャー機種のスペック一覧です。
機種 | 最大許容圧力 | 常用吐出圧力 | 最大水量 | ホース長さ | 消費電力 | 重量 | 寸法(長さ×幅×高さ) (mm) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2クラシック | 8Mpa | 6Mpa | 330L/h | 5m | 1000W | 3.8kg | 93 x 171 x 243 |
K2サイレント | 10Mpa | 7.5Mpa | 360L/h | 8m | 1250W | 5.8kg | 538 x 293 x 303 |
K3 | 10Mpa | 7.5Mpa | 360L/h | 10m | 1300W | 10.3kg | 331 x 286 x 563 |
K4 | 11Mpa | 8Mpa | 400L/h | 10m | 1350W | 14.4kg | 349 x 427 x 867 |
K5 | 12Mpa | 8Mpa | 430L/h | 12m | 1400W | 16.6kg | 349 x 426 x 878 |
色々気軽に持ち運ぶならK2シリーズ。ある程度おく場所が決まっているならK3以上のモデルっていう感じですかね。
K5は水冷式モーター
ケルヒャーは世界初の水冷式モーター採用により体感音は約半分〜1/3ぐらい(同等モデルとの比較)になりました。
従来の家庭用高圧洗浄機は空冷式モーターであることが多いです。空冷式のモーターは空気の取り入れ口があるため、作動音が漏れやすいというデメリットがあります。
水冷式の場合、文字通り水で冷やすため空気の取り入れ口を作る必要ないため防音するための手段を増やすことができますので、静音モデルが多いのも特徴の一つですね。
水冷式になると給水口で常に水を取り入れモーターを冷却します。こちらも従来のモーターと比較して3倍ほどの長寿命を実現。
K3以上のモデルが水冷式になるのですが、水冷式になると使用可能 Hz(ヘルツ)数が変わってくるため注意が必要です。
Hz(ヘルツ)とは電気の周波数のことを表し、東日本では50Hz、西日本では60Hzになります。
周波数が対応していない状態で使用すると、性能の低下や火災などの原因を招くため、購入時はよく確認して購入しましょう。
ちなみに水冷になったからと本当に静か?かと言えば、朝方とか夜には外で使いにくいぐらいには音します 笑
K5のセット内容
ケルヒャーK5を購入するとついてくる標準装備製品は下記になります。
- テラスクリーナー, T 350
- 回転ブラシ
- フォームノズル
- 洗浄剤 ユニバーサルクリーナー 1L
- トリガーガン
- バリオスプレーランス
- サイクロンジェットノズル
- 高圧ホース 12 m
正直、ほとんどの製品は使いません 笑
本体だけ販売してくれればいいのに…
こちらの標準装備品においては、この記事ではレビューしません。
また今度別記事にて作成予定です。
K5の組み付け
ケルヒャーの組み付けは結構大変なんて声もありますが、個人的にはそんなに大変ではありませんでした。
よく言われるのが取り付けが硬いということですが、パーツを嵌め込む時に力を入れて嵌めるのではなく、叩くようにして嵌め込むと簡単に取り付けできます。
正直、これは組み付け方法がどうこういうよりもケルヒャーの取り扱い説明書に組み付け方法が記載してあるので、それを見て組み付けるのが一番分かりやすいです(取説はこちらからダウンロード可能です)
ケルヒャーの外観
ケルヒャーの収納の最大のネックは巻きクセのあるホースなんですよね。
そのホースを上手くまとめるのは正直ストレスだし、時間もかかるけど、ホースリールがあることでキレイにまとまるのは魅力的♪
ケルヒャーK5のレビュー
個人的にケルヒャーK5の良かったこと、気になったことは
- 水量が多く、他のモデルと比べてもパワーがあるのを感じる
- ホースリールがあることで収納時にホースがバラバラになることなく、キレイに収納できる
- ホースが硬く巻きぐせがヒドイためホースの取り回しが大変
上記の3点ですかね。
その辺を中心にレビューしていきます
K5の水量が多いことによりパワーは強い
ケルヒャーK5はなんと言ってもパワーが強いのが特徴と言っても良いくらい噴霧圧力を感じます。
自分はガンの先端にはケルヒャーオプション製品である【フレキシブル可変ノズル】が必須製品ですので、それを使ってのレビューになっています(他の先端パーツにおいては使用しにくいので一切使っていません)
機種のグレードが上がるごとに、水量が少しずつ増える傾向にありますね。
個人的にはK2でも十分な性能を持っていますが、K2で物足りない人にはおすすめ。
とは言っても店舗にあるような200Vの高圧洗浄機と比べたら、弱いですが…
基本的にピンポイントでしっかり噴射するば、あまり気にする必要はないですね。
吐出圧力と水量について
高圧洗浄機で気にして欲しいポイントは下記に記載
<最大許容圧力と常用吐出圧力について>
最大許容圧力は、ポンプが耐えられる圧力です。
常用吐出圧力は、実際にノズルを使用した状態での圧力で使用時の圧力です。<最大吐出水量と常用吐出水量について>
出典 ケルヒャーHP
最大吐出水量は、一番圧力が弱い状態(トリガーガンだけの状態・バリオスプレーランス低圧モード)で噴射時の水量です。
常用吐出水量は、一番圧力が強い状態(サイクロンジェットノズル・バリオスプレーランス高圧モード)で噴射時の水量です。
基本的に気にして欲しいのは常用圧力、または水量ってことですね。
個人的に一番気にして欲しいのは【水量】です。
常用圧力が高くても、入ってくる水量が少なければあまり意味がありません。
実際に同メーカーである業務用高圧洗浄機を【常用圧力は高いもののホースの関係で水量が少ない】と【常用圧力は低いものホースの関係で水量が多い】製品を比べて使用したことがあります。
そうしたら体感的には後者の方が圧倒的に体感圧力も高いと感じたことも。
単純に通常の散水ホースにも言えることですね。
基本的な散水ホースの内径は2種類ありますが、細いタイプで使うと水量が少ないため明らかに圧力が弱い。
そういう点から【水量】は実際に体感できる圧力としては超重要要素だと考えています。
ホースリールは収納に便利だが、ホースが硬いのが微妙
先ほども触れているのですが、やっぱりケルヒャーのホースは作業性が悪すぎる…
ホースリールは非常に便利なんですが、ホースリールがあっても巻くのも出すのも大変。
この辺は大きなデメリットです。
ホースを引っ張るときは高圧洗浄機の場所で事前にある程度のホースを引き出してから移動するのがおすすめです。
洗浄ガンを持った状態で移動して、ホースを引き出すとホースが突っ張り、高圧洗浄機が転倒します。
使い始めて、速攻で転倒させました 笑
ケルヒャーの巻きぐせは本当にヒドイのですが、K5はホースリールで普段からしっかり巻かれているせいで、巻きぐせが通常よりヒドイ感じがします。
この状態で使っていると、ホースがボディに当たるのはあるある 笑
ちなみにホースを巻き取るときも、硬いのが気になります。
ケルヒャーのホースは本当にクセが強いため、ホースリールがあることが逆にデメリットになるように感じるくらい使いにくいです。
この辺は要改善ポイントですね。
ケルヒャーを使うならホースは絶対に変えるべき
ホースの巻きぐせは、ケルヒャーのどの機種でもクセが強いので変更することでかなり快適な洗車ライフを過ごすことができます。
ここでおすすめしたいのがホース屋というところで扱っている高圧洗浄機ホース。
これを使えばクセのないホースを使えて、体感的に3倍ぐらい使いやすくなりますよ
これ以外を使うなんて考えられないですし、もう病みつき 笑
ちなみに【ホース屋】さんでは色々なタイプのホースや洗浄ガンも変更できるので、ケルヒャーの洗浄ガンが使いづらい人は調べてみるといいですね(柔らかいホースについてもレビューしています)
個人的には洗浄ガンにおいて、ケルヒャーのフレキシブルノズルが最強だと思っているので洗浄ガンは純正のままでいいかな〜
逆にここで売っている洗浄ガンにフレキシブルノズルがつくなら買い替えます♪
音量は静かだが、結局は住宅街だと時間は選ぶ
サイレントモデルではありますが、普通にうるさいです 笑
実際にスマホアプリの騒音計で測ったら【84dB】
コンプレッサー よりは静かだけど、そこそこうるさいです。
参考までに80dBがパチンコ店内、90dBが犬に直近で吠えられるレベルだそうです。
ただ個人的にはパチンコ店の方がうるさいんではないか?という気しかしません 笑
音的には高い音ではありませんし、響くような音ではないので爆音には感じませんが、朝と夜に使えるか?と言われると…厳しいかな…
使う時間帯は注意しましょう 笑
洗浄タンクの使い勝手はイマイチ
ケルヒャーの洗浄タンクですが、正直使い勝手は悪い。
というか使わないですね。
純正のバリオスプレーランスでしか使えなく、使っても泡がシャバシャバで使い勝手は悪い…
泡で洗車したいなら無難に【スノーフォーム】を使った方が間違いありません。
洗浄剤をセットする場所は小物入れになる感じかな〜
まとめ ケルヒャーK5は予算に余裕があるなら買い
ケルヒャーK5は基本的に良い製品だと思いますが、高いのがデメリット…
ただ、個人的な考えとしては【K3】【K4】を買うんだったら思い切って【K5】買うのはありだな〜と思っています。
逆に言えば、あまりパワーを求めないユーザーには必要のない製品かな。
とはいえパワーがあるのはやっぱり使いやすいし、なんだかんだケルヒャー最高スペックの実力はあるので、予算があるなら本当におすすめ!
ホースもセットで交換すると非常に使い勝手の良い高圧洗浄機になりますので、一緒に購入するとGOOD!
ケルヒャーのK5を使って楽しい洗車ライフを過ごしませんか?
以上、テールウォーカー@tailwalker020でした。