今回はコンパクトツールのギアアクションポリッシャーの『G-150N』を紹介します。
一般的にポリッシャーは研磨力が高いシングルアクションポリッシャー、初期研磨もできて仕上げ研磨もできるギアアクションポリッシャー、仕上げ研磨に特化したダブルアクションポリッシャーの3パターンに別れます。
ポリッシャーの基本的な記事に関しては⇨ポリッシャーはDIYでの憧れ!ポリッシャーの基本的な使い方を覚えようを参考にして見てください^^
その3種類の中でどれを買っていいか分かりませんよね?
その中でTW(テールウォーカー )は『じゃあギアアクションでいいじゃん』って単純に考えて購入しました^^
プロの中でもかなり使われている『G-150N』数年前までは間違いなくプロの中で1番シェアされていた逸品♪
今でも使用率はかなり高いと思います。
そんな『G-150N』のレビューをしていこうと思います。
コンパクトツール G-150Nの性能、ギアアクションの特性
G-150Nの性能
- 機種 G-150N
- 回転数 500RPM
- 電源 100V
- 電流 4.5A
- 入力 430W
- パッドサイズ φ123
- バフサイズ φ150
- 寸法 Wφ123×H187×L248
- コード 5m
- 重量 1.8kg
軽く触った感じだと、ポリッシャー自体が軽いし、回転スピードも固定なので、ある意味初心者には使いやすい気もする。回している感じも特にクセがあるような感じはせずにギアアクションとしては使いやすい部類かと。
トリガー固定ボタンはトリガーの横にあります。
トリガーの横にあるのが固定スイッチ!
これをトリガーを握っているときに押すことで握っていなくても回転し続けます^^
ギアアクションの動きとは
ギアアクションの動きはギザギザに回転方向に回ることでキズが散って、シングルよりは磨き目が細かくなることですかね。塗装の質によってはギアの初期研磨だけでもキレイに仕上がっている印象を受けます。
ギアアクションポリッシャーはシングルのトルクを持ち合わせながら、動きを星型の様に動かすことで、キズを散らし仕上げレベルを上げているポリッシャーです。
ギアアクションが発売された時は革命的だったみたいですよ。シングルではバフ目が出てしまいボディがギラギラするし、ダブルは研磨力が低い為、キズを置き換えることができずにあまり意味がない。
そんなときにギアが発売され、研磨力があり磨き目が目立たない、なおかつ仕上げ磨きも持ち前のトルクで磨けるので仕上がる(当時はですけどね…)
それでみんながこぞって買いあさったらしいです^^
G-150Nで磨いてみた
テストパネルで磨いてみました。実際の磨き目としてはこんな感じですね^^
デリケートな新車の磨きでは中々使うのが難しい印象を持ちます。
参考までにシングルの磨き目はこんな感じっ!
ギアと比べると磨き目がハッキリしていますね。テストパネルではありますが、この塗装に関してはシングルの出番がほとんど必要ないと感じれるほど強烈な磨き目が入ります^^;
G-150Nのレビュー
動画でも一応とってあるので、ぜひ参考までにどうぞ!
拙い動画ではありますが少しでも分かりやすくするために一つのオプションとして試してますので是非生暖かい目でみて頂けると助かります 笑
G-150Nのメリット
- ギアアクションでは手に入れやすさナンバーワン!
- ギアアクションの中でもクセなくスムーズに回転してトルクも中々(スムーズに回ることで磨き傷が少ない方向性に向かっています)
- 日本製の製品なので壊れても、早めの修理が可能!部品も単体で購入することが出来る。
- トルクがある為、ダブルでは効率よく磨けない箇所もスピーディーに磨ける
- そこそこの仕上がりでよければ、ギア1本でそれなりに磨ける
- バフやコンパウンドが市販品の組み合わせでそこそこ良い感じに磨けます(最後に市販のおすすめ組合せのリンクがありますので参考にして見てください)
- ギアポリッシャーの中では軽い
- 回転数調整ができない為、研磨力の微調整ができない(これ大事!デリケートな塗装に対して回転数を調整出来ないのは致命的)
- 使っている人が多いので、被る 笑
- 仕上がりのクオリティを求めていくとギアでは限界がある(ダブル必須)
TW的な使い方
TWはギアアクションポリッシャー全ての製品に置いて、メインで使用することはありません。
使うタイミングとしてもダブルで磨いてもあんまり効果を感じないときにトルクを生かして磨くときに使うくらいです。一応持ってはいますが本当に限られた部分ワンポイントでしか使わないのが現状。
理由としては
- 求めている仕上がりにならない
- 効率の良い研磨ができない
- 逆に時間がかかる
この3点ですね^^;
ギアで磨いた方が早いときもあるのですが、基本的にはダブルでの研磨が1番塗装を減らさず仕上がりを容易にしてくれる。
あくまでトルクを生かした磨きになってしまいコンパウンドをダブルほど効率よく使えず研磨スピードが落ちる。
ギアでの初期研磨で深いキズを入れてしまったり、ギアの磨き目をダブルと仕上げ用のウレタンバフではキズを置き換えられない可能性が高い。
まとめ
ギアアクションポリッシャーはポリッシャーとはどんなものか?というのを理解するのには最適なポリッシャーであると思います。
正直ギアがそこそこ使えていれば、シングルアクションも同じ感覚で割と使えると思いますし、ダブルでの研磨が今では主流なので使うことは少ないかもしれませんが、ギアの感覚を分かっているだけでも自分の引き出しが増えると思います^^
TW的にギアをおすすめしたい人は、そこそこのキレイで満足できて、資材もその辺ので集めて作業したいという人にとっては悪くない選択肢。
こだわっている人にとっては、引き出しの一つとして持っていたら良いというぐらいですかね^^
磨きの基本を身につけさせてくれるポリッシャーとTWは思っています。
参考になれば嬉しいです^^
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