新車の時にしかない塗装のホーロー層とは?無闇に磨かない方が良い

スケール除去後の撥水

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今回は新車時にのみ存在していると言われている『ホーロー層』の紹介です。

ホーロー層とは自動車メーカーによる高温焼き付けにより、新車時にできる塗装の表面のことで、表面に硬い層があることを『ホーロー層』と言います。

ホーロー層があることで、キズも入りにくいし、シミもつきにくいなんて言われており、それを研磨してしまうと塗装の旨味が減ってしまうので新車時の塗装は大事にしようって言われていますね。

ただ正直、ホーロー層って言われてもピンとこない人の方が圧倒的に多いと思っています。

テールウォーカー
一般からの人からすれば、意味分からない。知っていても眉唾物ですよね?

 

なので今回はTW(テールウォーカー)が思うホーロー層とは、どんなものかを紹介していきます。

新車時に関する記事や塗装に関する記事は↓を見て頂けると、理解が深まるかもしれません

 

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テールウォーカー

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ホーロー層とは?

ホーロー層のイメージ

高温による焼き付けがポイント

上記の写真にあるように塗装とは細かい粒子が沢山あります。

『大きい粒子』もあれば『小さい粒子』もあって、大きい粒子は重いので沈みますし、軽い粒子は浮こうとしてくるので自然と塗装表面の方に集まってきます。

なので基本的には塗装は塗った直後の塗装が1番強度が高く、硬い状態になります。

密度が高いことで塗装もよりキレイに見えるとも言われたりしています。

メーカーでは高温で塗装を焼き付けをします。熱効果により細かい粒子が動き、普段より細かい粒子が塗装の表面に多く移動して、表面が密度の高く硬い状態になったのを『ホーロー層』といいます。

テールウォーカー
板金工場で使っているような塗装を乾かすヒーターとは別次元のヒーターで焼き付けます。

 

ホーロー層のイメージ

とは言っても『ホーロー層』のイメージって分かりにくいですよね?

なのでTW的な解釈ではありますが、例をあげて見たいと思います。

 

いわゆるグルメ表現で使われる『外側パリッと中シットリ』みたいな表現ありますよね?

TW的にはそれが塗装に置けるホーロー層のイメージに近いと思います。

見た目でいうとチョコとかも分かりやすいかもしれません。表面は光沢があるけど割って中をみると、荒い面で光沢がないザラザラ(理屈的には全然違うけど、イメージ的な意味合いで考えてください)

味噌汁とかのスープ類も、時間をおいておくと上澄みがキレイに別れると思います。その上澄みは基本的に雑味が少ないはず(安定した塗装にとっても上澄みは安定した性能がある)

食器は表面はツルツルだけど、割れた面はザラザラですよね?表面が1番キレイだし、強度もある。

 

テールウォーカー

例えて見ましたけど、分かりにくいと思います 笑

あくまでイメージ程度で表面が一番旨味があるんだな〜ぐらいに考えてください

 

ホーロー層はあるの?

TWの経験上だと、『ホーロー層』は存在すると思ってます。

新車のクリアーが吹いていない塗装を磨くとわかるのですが、普通なら磨くとその塗装の色がバフにつきます。(赤い塗装なら赤くバフが染まる)

しかし新車の状態だと、ある程度磨かないとバフが染まりません。

クリアーなしの塗装は基本的に性能をあげるためにベースになる色にクリアーも混ぜて塗装します。

そうすることで、ある程度の耐候性などの性能アップを見込めるためです。

テールウォーカー
まあ最初からクリアー吹けよって思いますけどね

それを高温で焼き付けることにより、粒子の小さいクリアー成分が上に浮いてくることで、微量ですがクリア層(ホーロー層)が作られます。

それを磨いてしまうことで、塗装が劣化してくることにより磨いた部分との差が分かってしまうくらいです(マニア視点)

その経験上からTWは『ホーロー層』存在すると思っています。

 

ホーロー層に対する考え方

新車時の塗装

なぜ新車でも磨くプロ施工店があるの?

新車時に磨く理由

  • メーカーが工場で磨いた研磨痕の修正研磨(ユーザー次第で研磨)
  • 新車特有の曇りを解消するために研磨(基本的には推奨しません)
  • 外車などは、保管状態がよくないのでキレイにして研磨(場合によっては普通に中古車レベルの時もあり)
  • スケールを除去するための研磨(論外)
  • まあ大きくこの内容で磨くことが多いです。

 

基本的に新車の美観状態を少しでもよくするための手段ですね

テールウォーカー
スケール(雨ジミ・ウロコ)を研磨で除去するのはナンセンスなんで論外ですけどね

基本的に新車時は出来るだけ磨かないことを推奨しているので、基本的にはユーザーがキレイと思ってれば、余計なことはしない方が良いと思っている派です^^

新車時の研磨に関しては、新車時の磨きは注意が必要!新車時に求めるコーティングとは?に詳しく書いてあるのでみてみてください。

 

ホーロー層を気にしなくても良い

 

TW的にはホーロー層は気にしなく良いと思っております。

理由としては

  • 新車時の塗装の焼きが甘くなっており、磨く難易度が上がっている
  • 今の新車は間違った洗車方法をするとすぐにキズだらけになる可能性が増えている(非常にデリケート)
  • そもそも新車時の安定していない塗装を磨くこと自体がデメリット

 

基本的に新車時の塗装はいかにキズを入れないか?いかにダメージを入れないか?が大事!

磨くことにより長いスパンでキレイを保つという視点から、考えるとホーロー層のどうのこうの前に安定していない塗装(磨けない塗装状態)を研磨することの方がデメリットを多く感じてしまいます。

結果的にホーロー層を守ることになりますけど、新車時の塗装がデリケートすぎてホーロー層を考えること自体が意味ないかなと感じてしまう結果に…

テールウォーカー
新車時はピカピカにすることよりも、大きなダメージを入れないようすることが大事

 

まとめ

  • ホーロー層は存在する
  • 新車時の塗装は生乾きのような感じなので、研磨を入れても良い結果が生まれにくいかも
  • 塗装を守ろうと思うと、結果的にホーロー層を守ることになる
  • ホーロー層以前に磨かなくて良いなら、そっちの方が塗装の為になる
  • 何でもかんでも磨くのはNGだけど、塗装状態に合わせて研磨するか決めればOK!その時にホーロー層がどうとかは気にしすぎない方が良い

 

塗装は基本的に磨かない方が良いですが、美観とのバランスを気にしながら研磨するかどうかは決めた方が良いです。

新車時にキズ一つない状態は、まずないので許容の範囲内であればスルーした方が良い結果になります。

いずれにせよ、今の新車はキズだらけになる傾向があるので『ホーロー層』を上手く使いながら1年間は磨かないようにした方が後々の塗装状態にとって、いいのかなとTWは思っています。

ぜひ参考にしてみてください^^

 

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