今回は20年落ちのスカイラインGTRをキレイにしていく紹介記事です。
スカイライン33GTRはちょうど自分が免許取り始めたくらいに流行っていたクルマです。
最近では以前のモデルであるスカイライン自体をめっきり見かける事がなくなりましたね…
状態的には中々の状態^^;
塗装は蛍光灯で分かるくらいキズだらけ、ヘッドライトはガッツリ劣化、ガラスもウロコ全開…
歴史を感じる状態になってます 笑
スカイラインを購入した時からだいぶ劣化していたようで
ユーザーは走り屋でもあるので、中々凄い状態な場所もありましたが出来る範囲でリカバリーをしていきます♪
今回やっていく事として
- ヘッドライトリペア
- ガラスウロコ除去
- 車磨き
- 天然ワックス
まずは徹底的に洗車
モールのキワのあるある汚れを除去
写真だと1枚目は黒ずんでいますが、2枚目はスッキリしているのが分かると思います。(写真が左側、右側になってしまいました…すいません)
こういうのを片っ端からキレイにしていきます^^
次はホイールをキレイに。
ホイールの裏側も出来るだけキレイにクリーニングしました♪
次は鉄粉除去をしていきます。
トラップ粘土を使う時もありますけど、今回はラバータイプの除去パッドを使用
その中で樹脂部品は全部写真のように塗装がチョーキングしている状態…
再塗装してあるような感じも細部に見られました^^;
こんな感じで磨き前の下処理を完了。
ヘッドライト研磨
完璧ではありませんが、最初と比べればかなり改善されたと思います^^
ガラスのウロコ除去
これを全部のガラスをクリーニングしました。
その段階でフロントガラスがとんでもないことに…
フロントガラスのワイパーキズで白ボケ
アップにしてもらうとより分かりやすいと思いますが、ガラスが白ボケしてる状態です。
ちなみに〇〇を使って白ボケしてしまった訳ではありません(分かる人には分かります)
ユーザーからも視界が悪いと聞いていましたし、クリーニング前の状態も見てキズが大量にいるのは分かってましたが想像以上…
クリーニング後に油膜やウロコがなくなる事で視界がかなり良い状態になります。
同時にキズも見えてしまうのは難点です^^;
それだけ油膜やウロコが汚れとしての厚みがあるのが分かります。(キズが確認できないほどの汚れ)
クリーニングしないでウィンドウコートをしたところで汚れの上にコートしても効果は半減してしまいすね^^;
ガラス研磨をしていく
上の写真で4つライトの光源が写っていると思いますが、上2つの周りが研磨後です。
下二つの光源部分と比べるとライトの写り込みがシャープに。
キズがまだまだ凄いので更に研磨していきます。
分かりやすいようにアップで
2枚目の写真の方がキズがないのが分かると思います。
こんな感じでひたすら研磨
研磨後のガラス状態
白ボケ状態が分からない状態にはなりました(結構大変でした…笑)
ちなみにライトが1つしか点灯してないのは特に意味ないです。単純に写真ミス^^;
ユーザーからは視界がよくなったと喜んでもらえました^^
塗装を研磨して、光沢を引き出す
塗装を研磨する前には写真のような感じで、塗装の厚みを測ってから研磨します。
写真の膜厚の表記は『79μ=0.079mm』の厚みってことになりますね。
新車状態では恐らく『120μ』前後だったと思うので、かなり減っています。
測った膜厚全てが磨ける訳ではなく『クリアー』の膜厚しか磨けません。
ざっくりではありますが、基本的には膜厚の1/3までが限度くらいだろうな〜と判断しています。
なので恐らくですが、かなりデンジャーな状態であるのが想像つきます^^;
詳しくは⇨洗車を極めるには塗装を知ることが大事!
ちなみに再塗装してある箇所も多く
かなりの厚みがありますね^^
膜厚系を使えばこのような感じで再塗装しているかの判断も可能。
とりあえず膜厚を測ったら研磨前に光沢の測定を行います。
塗装状態はこんな感じ
Before
これを研磨していきます
After
ピカンとなったところで光沢を再測定
グッと上昇しましたね^^
こんな感じでひたすら研磨をします
無塗装樹脂部分も黒く仕上げる
艶がなかった無塗装樹脂部分も自然な感じの艶が出ましたね♪
天然ワックスを塗り込んで完成
最後に天然ワックスで仕上げて完成^^
それではBefore Afterをどうぞ
かなり良い感じの艶具合です〜^^
ウロコの再付着防止にウィンドウコートも施工しました♪
最後にユーザーに色々気になったこと、メンテナンス方法を伝えて終了ですね。
かなりリフレッシュできたと思います^^
20年落ちのクルマはやる機会がないので、中々勉強になりました♪